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超低金利時代、そしてアメリカ財政破綻へ
http://www.asyura2.com/14/hasan89/msg/566.html
投稿者 ブッダゴーサ 日時 2014 年 8 月 04 日 11:37:07: Om0nlx45/LbfI
 

金投資と金相場ニュースBlog 〜黄金の日日〜
http://onthegoldenhill.blog.fc2.com/blog-entry-586.html

将来的なアメリカの財政破綻は避けられません。
最終的には金利は暴騰しドルは暴落します。
しかし、米国から中国への富の移転にはまだまだ時間がかかります。
その間は中国が適時に買い支えるために、米国債の暴落はないと思われます。ベルギーをわら人形にして大量の米国債の購入をしているのはFRBと中国だと言われています。両者の協定によるQE4といえるかもしれません。
最後の閾値を超えて一気に暴騰するまでは、米国債の金利は今後もズルズルと下げ続けそうです。
資本利潤率が低下していますし、デフレギャップによってインフレ率が上昇しないためです。
需要不足によって資本の実物投資の利潤率が低下していることころに、金融緩和によって資本が大量に供給されています。これによって資産バブルが形成されます。
利回りを求めて、資本家は労せずそのバブルに依存します。実物投資は大変ですし利益が低く、割りが合わないからです。
そのため、実物投資はますます細っていきます。

資本の大半を握る富裕層の消費性向は低いです。彼らの資本の大半は、消費されずに海外のタックヘイブンに貯蓄されたり、再投資に回されたりします。その結果、富裕層の資産は更に大きくなり、資産所有層はますます豊かになり、所得と資産保有の間の格差が広がっていきます。その資産が世襲で受け継がれることで、アメリカや日本を筆頭に所得階層間の移動が減少しています。いわゆる世襲資本主義です。能力や努力が報われないチャンスのない経済です。これがイノベーションを奪っていきます。
本来なら、こういった弊害を防ぐために、民主主義による多数決の調整機能で富の再配分をします。
しかし、資本家は、数の上ではごく少数派ですが、マスメディアを抑えているために世論調査で選挙の結果を誘導することができます。
富裕層に低所得層の怒りのハケ口が向かないように、民族主義を煽り、マイノリティの敵を設定する戦術はアメリカが始めましたが、今ではどの国の右派も当たり前のようにやっています。そうして日本やアメリカでは富裕層に有利な政治判断をする右派政権が誕生しています。彼らに投票しているのが彼らに搾取される中間層や低所得層です。投票によって自らの首を締めていることになります。教育水準やメディアリテラシーが低く、所得の低い人ほど右傾化する傾向があるのはこの影響があると思います。
今の安倍自民党に投票している右派のロストジェネレーションや若者も完全にメディアコントロールを受けている状態です。
また、メディアで政治不信を煽り、投票率が下がれば既得権益の組織票の強い保守政党が有利になります。
本来なら民主主義によって再配分されるはずの富はこうして富裕層に集中します。
最近アメリカではオバマが戦後、歴代最低の大統領でレーガンが最高の大統領だという世論調査結果がでています。しかし、アメリカやイギリスで格差が急拡大して経済の長期的な衰退がスタートしたのはレーガンやサッチャーの時代からですから皮肉なものです。
日本でも原子力で広範囲に国土を廃土として、格差拡大の起点になった中曽根がいまだに人気があるのも不思議なものです。同じ路線で国益を大きく損ねている安部をいまだに4割の国民が支持をしています。

ピケティが指摘するように、資本の収益率(利潤率)が所得増加率を上回っていることが資本主義の最大の欠点です。金利は不労所得にすぎません。これが、格差を拡大させ、個人消費のパイを縮小し、勤労意識を低下させて、イノベーションを奪います。そしてバブルを発生・破裂させて長期に実体経済の足をひっぱります。
需要不足によって資本の実物投資の利潤率が趨勢的に低下しています。そのかわりに資本家は、金融資産の利潤率すなわち金利をなんとかあげようとしています。ユダヤ資本家などはメディアやエコノミストを使ったプロパガンダに必死です。
最近では、GSなどが米国の金利が上昇するという予想(期待・願望)を繰り返しています。
かれらはアメリカの景気が加速するので金利が上昇すると主張しています。

名目金利は、実質金利+インフレ率です。実質金利は、実質成長率や資本利潤率が低下していますし、インフレ率も需給が緩んでいるので低下圧力があります。
中国や旧ソ連などの東側諸国が自由主義経済市場に加わったことからインフレ率の大幅な上昇は期待できません
世界的な供給能力の拡大、グローバル化に伴う価格競争などで財の価格は下げ続けています。
新興国の需要増によってエネルギーや食料品などの資源価格が上昇しても、コア・インフレへの影響は限定的となっています。資源高によるコスト・プッシュインフレよりも、財の供給過多と需要不足によるコア・インフレの低下の圧力が優っているからです。アメリカの家賃も集合住宅の供給過多による今後は下がっていくと思います。今のインフレ率上昇は一時的だと思います。
グレート・ローテンションはまだ当分続きますが、資源高によるコスト・プッシュインフレもその上昇率が鈍化しつつあります。バルチック指数も趨勢的に低下しています。
テクノロジーの進化が大きいと思います。
食料の生産能力の拡大は人口増加をはるかに上回っています。
国土の広いインド、中国のモータリゼーションで原油価格は上がりますが、さすがに150ドルあたりを超えてくると液化ガス・石炭、電気などのエネルギーへの代替が急ピッチで進むでしょう。エネルギー量の問題はテクノロジーの進化で補えます。もっとも、日本は、トヨタなどがハイブリッドにこだわりすぎたことで、携帯と同じガラパゴス化する危険があります。当面は、ターボなどのエンジンのダウンサイジングが主流になるでしょう。

また、資源だけでなく、90年代後半以降、賃金とインフレの相関も薄れています。
リフレ派が主張するように、賃金が上昇すればデマンドプル・インフレになるとは、必ずしもいえないようです。これは賃金格差が原因していると思います。消費性向の低い一部CEOなどの高額所得者が賃金平均を上げているからです。
格差是正のためには、労働所得への累進課税強化だけでは十分ではなく、神野直彦氏やトマ・ピケティが指摘するように資産所得への累進課税強化が絶対に必要でしょう。もちろん、国際的な枠組みで脱税を阻止しないといけません。海外に逃げた資産家は再入国拒否などの強い姿勢で望む必要があります。

ドイツ、フランスなどの国債の金利が現代史史上最低水準(15世紀のジェノバの金利)まで下落していますが、これは水野和夫氏の「利子率革命」として何年も前から予想していることです。
この金利低下は、日本から始まり、他の先進国に伝染していくと水野氏は指摘していました。
もちろんアメリカもその例外ではありません。
世界の債務比率は、新興市場がGDP比で175%ですが、成長の余地のない先進国ではGDP比で275%です。もちろん、史上最高水準です。
巨額な債務は少しの金利上昇でも利払いを不可能にします。特に成長率が低く、将来の金利支払い能力が新興国に比べて低い先進国のほうの債務比率が高いのが問題です。
先進国の成長率はおしなべて低下中です。
成長率が金利を下回ればおしまいです。
金価格も目先はドル価格や株価よりも金利の動きに敏感です。
金利低下は金価格を上昇させます。
もっとも、金利の大幅な上昇はリスク・プレミアムの上昇すなわち、アメリカの破綻と米国債を担保にしたドルの終焉を意味します。
どっちのシナリオになっても、長期的にみれば。結局、金価格は上昇します。

ベビーブーマーのリタイアによって社会福祉費負担がこれから数年のうちに増大していきます。
2033年には公的年金基金の枯渇が予想されているようですが、今現在進行中の株やジャンク債のバブルが弾けて、自動車ローン、住宅ローン、奨学金の不良債権化がすすめば、もっと前倒しになる可能性もあります。
もちろん、ポートフォリオに株を多く組み込んでいる企業年金、個人年金もダメになります。
アメリカの人口は世界の5%ですが、世界の囚人の半分はアメリカにいます。
かれらを失業者にカウントすればアメリカの失業率は欧州より酷そうです。もちろん囚人1人の管理費用は生活保護よりもかかります。
アメリカの財政が破綻すると、老人だけでなく囚人も養えなくなります。
そうなれば、暴動がおきて社会が不安定になります。
 

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コメント
 
01. 2014年8月04日 11:43:16 : nJF6kGWndY

>将来的なアメリカの財政破綻は避けられません。

現状では、その可能性は限りなく低いだろうな


>最終的には金利は暴騰しドルは暴落

当面は、まずない


>社会福祉費負担がこれから数年のうちに増大 公的年金基金の枯渇

日本が典型的だが、

社会保障改革や、産業と社会構造の改革が進まない先進国では、

底辺層の生活水準の低下は続くだろうな


まあ、それ自体は大した問題ではないから

いずれにせよ、21世紀の人類の最大のリスクは、経済より環境問題だろう


02. 2014年8月04日 13:02:53 : cGJo5m796I
アメリカの破綻を心配するよりも、日本の破綻を心配する方が実際的だろう。
国内に軍隊を駐留されて政も官も経済も肝心な所は握られているのに、アメリカが破綻して日本が無事に済むとはとても信じられない。

03. 2014年8月04日 15:28:02 : nJF6kGWndY

その一方では、米国投資を煽る逆向きの露骨なポジトークをする人間もいる

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N9PFLS6TTDS501.html
藤巻氏:黒田緩和「大失敗」、マイナス金利正解-マル外で円安

  8月4日(ブルームバーグ):著名投資家ジョージ・ソロス氏の投資アドバイザーを務めた経歴を持つ藤巻健史参議院議員は、日本銀行が取るべき金融政策は異次元の量的緩和ではなく、国内に滞留する資金を着実に海外に振り向けることのできるマイナス金利だったとの見解を示した。
藤巻氏は7月30日のインタビューで、「円安にしないことには景気は良くならない」とした上で、「量的緩和をやっても円安は進まず、効果がないのは明白」で、日銀による量的緩和は「大失敗」だと指摘。円安にするためには社会の仕組みを変える必要があるが、どうしても金融政策に頼るのであれば、デフレが始まった20年前から「マイナス金利を採用すべきだった」と述べた。
欧州中央銀行(ECB)は6月に、デフレ阻止の一環として、主要国の中央銀行として初めてマイナス金利の導入に踏み切った。利率はマイナス0.1%。市中銀行が余剰資金をECBに預け入れた場合、手数料がかかる。藤巻氏は「極めて重要な意思決定だ」と言い、初期の段階では影響が少ないとしながらも、「強力な手段」だとみている。
一方、日銀は2%の物価目標を実現するため、昨年4月に「量的・質的金融緩和」を導入した。2年間で倍増を目指すマネタリーベース は7月末時点で243兆円を超え、昨年4月末時点の155兆円程度から100兆円近く拡大。こうした中で、ドル・円相場は異次元緩和導入前日の1ドル=92−93円台から今年1月2日に105円44銭と5年ぶり水準に達した後は円安の勢いが鈍り、足元では102円台で推移している。
藤巻氏は、日本でも「当座預金にペナルティーをかけてしまえば、海外向け投資や融資を増やせた可能性がある」と説明。ただ、「当座預金残高をむちゃくちゃ大きくする量的緩和と、極力小さくしようとするマイナス金利は真逆の政策」だとして、日銀にはマイナス金利への道が断たれているとの見方を示した。

「マル外」制度
日銀の資金循環統計によると、家計の金融資産残高 は3月末時点で1630兆円と、年度末ベースでは過去最高に膨らんでいる。現金・預金が865兆円と全体の半分以上を占める。一方、外貨建て資産は40.5兆円と全体の2.5%に過ぎず、このうち外貨預金は5.9兆円で0.4%にとどまっている。
藤巻氏は個人の金融資産を海外に振り向ける手段として、外貨預金による利益を非課税とする「マル外」制度と、銀行預金金利へのマイナス金利の適用を挙げた。マル外制度は「一番簡単で、参院の委員会でも提案した」と言い、「円安こそ日本経済を支えるという認識があるならば、方法はいくらでもある」とも語った。
また、国力を示す名目国内総生産(GDP)に見合ったドル・円相場の適正水準は1ドル=180円から200円程度で、現行水準は円が割高だとし、「リーダーがきちんと明確に円が強過ぎることを宣言すれば、20、30円は円が安くなる」との従来の主張を繰り返した。

財政破綻
国債・借入金・国庫短期証券を合わせた国の債務残高 は3月末時点で過去最大の1025兆円に拡大。2014年度一般会計予算は約96兆円で、歳入のうち税収で賄われるのは約5割に過ぎない。
藤巻氏は、財政破綻に対する危機感をかなり前から持っていたが、実際に破綻していないのは「日銀がとんでもないことをやっている」からだとし、「日銀が国債を買っていなかったら、国は資金繰り不足で倒産になる」と懸念を強めている。
日銀は量的・質的緩和の下、14年末までにマネタリーベースを270兆円に拡大させる計画。長期国債の保有残高については、年間約50兆円に相当するペースで増加するよう買い入れを行っており、年末には190兆円に増やす方針だ。
藤巻氏は日銀が年末にマネタリーベースの目標を達成した後は、「来年から誰が国債を買ってくれるのかという問題が出てくる」と指摘。「日銀がさらなる量的緩和をせずに国債を買ってくれなくなったら、全てのマーケットはおしまいになる」と述べた。
日銀緩和に出口なし
その上で、量的緩和の出口に関しては、将来的に金利を上げたいという時に価格が下落する見通しの国債を民間の金融機関は絶対に買わないとし、日銀は「長期国債を買ったら満期までホールドせざるを得ない」と言う。
黒田総裁が出口戦略に関する質問に対して時期尚早と一点張りなのは、「出口がないのだから答えようがない」とし、日銀の緩和策に出口はないとみている。
藤巻氏は1950年生まれ。74年に一橋大学を卒業し、三井信託銀行(現三井住友信託銀行)に入行した。85年にモルガン銀行(現JPモルガン・チェース銀行)に移籍し、95年から2000年まで東京支店長。同年にはジョージ・ソロス氏の投資アドバイザーを務めた。昨年7月の参院選で日本維新の会から比例代表で初当選した。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 三浦和美 kmiura1@bloomberg.net;東京 Mariko Ishikawa mishikawa9@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net青木 勝, 山中英典, 崎浜秀麿
更新日時: 2014/08/04 15:15 JST


04. 2014年8月04日 16:36:45 : eDreEWTtbg
焦点:米マクドナルドに相次ぐ逆風、次の懸念はロシア
2014年 08月 4日 15:06 JST
http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPKBN0G40CO20140804&channelName=topNews#a=1
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[3日 ロイター] - 世界最大の外食チェーン、米マクドナルド(MCD.N: 株価, 企業情報, レポート)のドン・トンプソン最高経営責任者(CEO)は過去2年、米国と欧州での売上高を伸ばすことに注力してきた。しかし、直近は同社にとって逆風となるニュースが世界各地で相次ぎ、その対応に追われている。

同社は7月後半、中国事業が現地食肉加工会社の食品スキャンダルに巻き込まれたほか、ロシアでは西側による経済制裁に対する報復措置の標的となった。米国内では加盟店での労使トラブルが起きているが、全米労働関係委員会(NLRB)はフランチャイズ本部の同社にも責任があるとの判断を下した。また、先月22日に発表した第2・四半期決算は、利益が市場予想を下回った。

「彼らは3つの大陸で苦しんでいる」と語るのは、投資調査会社ヘッジアイ・リスク・マネジメントの外食産業アナリスト、ハワード・ペニー氏。高い知名度と世界の至る所に存在する普遍性により、マクドナルドは「格好の標的」になっているという。

専門家らは、マクドナルドや米飲料大手コカ・コーラ(KO.N: 株価, 企業情報, レポート)、小売り最大手ウォルマート・ストアーズ(WMT.N: 株価, 企業情報, レポート)など世界的大企業にとって、こうした混乱は珍しいことではないものの、悪材料がここまで短期間に重なることはあまりないと指摘する。

マクドナルドの広報担当者は「過去数週間、世界各地でわれわれのブランドなどに直接もしくは間接的に影響を与える問題が起きている」と認めたうえで、「当社は120カ国に3万5000店舗を展開し、世界各地に熟練したプロの広報チームを持っている」と説明。世界中のニュースに24時間対処するのは当たり前のことであり、広報チームがこうした問題に取り組んでいるため、会社側としては顧客サービスに意識を集中できるとしている。

トンプソンCEOからのコメントは得られていない。

<没個性>

アナリストや投資家は、最近起きている問題は主として外部的な要因によるものであり、同社の業績にとっては管理可能なリスクだとみている。しかし、競争激化や顧客の嗜好(しこう)の変化、顧客層拡大や売上増を狙ったメニュー多様化によるサービス低下にも直面している同社にとって、一連の問題は頭痛の種となっている。

調査会社ブランド・キーズのロバート・パシコフ氏は、マクドナルドには他社より抜きん出る方法を見つける必要があると指摘。「マクドナルドはデフォルトブランドの域に達した。だが、そこからどうするかだ」と語った。

トンプソン氏がCEOに就任した2012年7月1日以降、マクドナルドの株価上昇率は7%弱で、同じ期間のS&P総合500種指数の上昇率(約42%)を大幅に下回っている。

投資家やアナリスト、フランチャイズ加盟店は同社に対し、「八方美人」を狙うのはやめるよう強く要求。わずかなメニューで人気を獲得しているチポトレ・メキシカン・グリル(CMG.N: 株価, 企業情報, レポート)やイネナウト・バーガーのようなライバルの成功を例に挙げ、メニューの簡素化を求めている。

<食品安全問題>

中国では7月20日、同社の主要なサプライヤーである米食品卸売会社OSIグループの現地法人、上海福喜食品の工場で従業員が床から食肉を拾っている姿や、期限切れの食肉を新鮮な食肉に混ぜている姿がテレビで放映された。

マクドナルドの中国事業は、昨年の売り上げに大きな打撃を与えた食品安全問題と鳥インフルエンザという二重苦から回復しているさなかだった。

マクドナルドは中国で約2000店舗を展開しているが、OSIの中国部門との関係を打ち切った後は、肉製品の供給不足に陥っている。長い間低迷が続いている日本マクドナルドホールディングス(2702.T: 株価, ニュース, レポート)は、日々の売上高が計画比15―20%減少していることを明らかにした。

<ロシアの懸念>

マクドナルド株を約51万6000株保有する米スミード・キャピタル・マネジメントのビル・スミード氏は中国の食品安全スキャンダルを冷静に受け止めている。しかし、マクドナルドがこの「試練」を切り抜ける間は、同社株の買い増しは控えると述べた。

バーンスタイン・リサーチのアナリスト、サラ・セナトーレ氏によると、マクドナルドは営業利益の約15%をアジア・太平洋、中東、アフリカ地域から計上しており、その中には中国と日本も含まれている。ただ同氏は、今後の大きな懸念材料は、約400店舗を展開するロシアになると指摘する。

ウクライナ問題で西側から制裁を受けるロシアの連邦消費者庁(ロスポトレブナドゾル)は、マクドナルドの一部商品の安全性に問題があるとして、販売を違法と認定するよう求める訴訟を起こした。

セナトーレ氏によれば、欧州は同社営業利益の約35%を占めている。営業利益の国別内訳は明らかにされていないが、「ロシアは最近まで欧州の中で好調な市場の1つだった」と同氏は指摘する。

一方、米国内でも問題は山積している。

米マクドナルドの加盟店従業員は労働組合の支援を受け、賃上げや労働条件の改善を求めて闘っており、全米労働関係委員会(NLRB)の法務顧問は7月29日に明らかになった書簡の中で、労使トラブルはマクドナルド本社にも責任があるとした。

これについて、ミシガン大学ロス・ビジネス・スクールのデービッド・ヘス准教授は、通常長いことかかるプロセスの初期段階に過ぎないと語った。

マクドナルド経営陣は、デジタル広告やメニューの質向上などに取り組み、向こう1年から1年半で売上高を伸ばすとしている。

トンプソンCEOに関して言えば、前述のアナリストのペニー氏は、この危機を乗り越え、長期的な問題を解決する時間を稼ぐだろうとし、少なくとも2015年は引き続き経営の陣頭指揮を執り続けるとの見方を示した。

(Lisa Baertlein記者 翻訳:伊藤典子 編集:宮井伸明)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0G40CO20140804?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPTopNews+%28News+%2F+JP+%2F+Top+News%29&sp=true


05. 佐助 2014年8月04日 21:43:57 : YZ1JBFFO77mpI : wpmCg8U5S6
第二次世界金融大恐慌の妖怪の姿とキン獲得競争の勝者が三極目&四極目の世界通貨となる

1929〜32年に姿を現した第一次世界金融大恐慌は世界通貨のポンドからドルへの移行が根因。 2007〜10年にスタートした第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因です。第二次世界金融大恐慌が不可避だったのは、人間がバブルに巻き込まれ財産を失うのも、ムズムズ(機会損失)の心理法則に支配されるためだ。

ムズムズ機会損失の心理が、上昇すれば永遠に上がり、下降すれば永遠に下がるという脅迫心理とペアになり、投機の底無し沼から脱出できない。そのため、破産が避けられなくなるのだ! ムズムズの法則によって「買わなければ損する」と考え、「買わない方が得する」とは考えない。ニュートンやケインズなどの冷静な科学者やエコノミストたちも、このムズムズを抑えられず、バブルに巻き込まれた。

2006年の時は米国金融指導者は、ノーベル経済学者のファンドの破産や架空エネルギー売買会社エンロンの破綻が自国と世界に波及しないように、強制的に架空のデリバティブ契約は手打ちにし、破産取立てを遅延させることに成功したのです。その結果、米国の株式市場のバブル波及範囲は限定され、世界への波及が阻止された。この信頼感の獲得によって、米国株式市場は、世界の投機資金を再び集中させることに成功し株価が上昇し米国は史上空前の金融緩和を実行した・日本政府は47兆円もの巨大資金を提供した。

だが信頼感などが永遠につづいたためしはない。バブルは、信頼感を崩壊させる事件を連続させる。そのため、世界で膨張する巨大なドルのマグマは、地震や火山の爆発のように、出口を求めて徘徊することになる。

そして株価は、バブルの底から、米国は4倍に上昇し、日本は倍となり、四分の一になっていた平均株価は二分の一戻した。第二次世界金融大恐慌や世界経済全体に波及するバブルの発生なんて、想像することができない! いずれの国も、前回のバブルの体験から、賢くなっているハズだ。万が一破裂しても、その影響は限定され、景気は軟着陸できるに違いない。そう、世界のエコノミストたちがそう考えるのも無理はない。


だが、世界で唯一、民間銀行が紙幣を発行している香港が、ドルと固くリンクしているため、ドルが暴落すると、一気にバブルが弾けることは避けられない。さらにキンの束縛から開放された通貨は、世界の信用を膨張させる。その膨張したエネルギーが出口を求め、石油や外債や株式にバブルを発生させる。


世界のエコノミストの中に、紙幣とキンを交換する第一次金本位制を復活させるべきだと主張する人はゼロである。再び、国と国の貿易赤字の決済にキンを使うべきだと主張している人もゼロである。だが、各国の通貨の発行限度の尺度としてキンを使うべきだという主張は、ドルが暴落するたびに、米国財務省内で議論される。その目的は、崩壊しつつあるドル本位制度をテコ入れする選択肢の一つとしてだ。だが、金利を上げて、貿易黒字国からドルが還流されると、この案はお蔵入りになってきた。

ユーロの出現は、為替フロートによるリスクを無くし、ドルの支配から独立した固定通貨経済圏を誕生させた。世界の工業生産の三分の一を占める欧州の同一通貨は、第二次世界金融恐慌の打撃を、かつてのスターリング地域のように軽減させる。目下進行中の注目すべきことは、世界の準備通貨と各国の保有する国債で、ユーロがドルを上回りつつあることだ。そのため、ドル暴落は不可避となる。そこで、米国は「保有しているキンを尺度に通貨を発行する」キン返り政策を採用せざるをえない。

こうして、ニクソンのキン離れによる為替フロート制は終わる。そして、世界の為替システムは、まず、ドルとユーロ通貨に各国がリンクする固定レート時代へ移行する。次に、国家がキン買いの主役となるキン獲得競争の勝者が三極目&四極目の世界通貨となる。


この現象は世界に浮遊しているドルは、間接的にキン価格に吸収され、ドル本位制を強化させたが、これはエコノミストの目にはまったく見えない。世界の通貨システムは、ドルとキンの交換が停止されると、ドルとキンを同一視し、ドル一国通貨による世界支配を一層ハッキリとさせるのが見える。このドルとキンの同一視は、最初の紙幣が、キンとその預かり証と同一視されたのと同じだ。
この結果、世界の通貨はキンの束縛から開放され、膨張を加速した。その膨張は、地球の内部で底動するマグマに似ている。巨大なドルのマグマは出口を求め、地震や火山爆発のごとき突発的な災害に、人類を巻き込むことを不可避にする。

日本政府が、日本国民のキンの輸出入と売買を禁止し、日銀のみの買上げ実施。世界の保有キンは、ドルとユーロと円に、ほぼ三分割され、世界通貨は三極支配体制となるまでドル暴落と世界信用収縮恐慌は沈静化しません。経済は同時に第二次無産業革命を加速させない未曽有の危機を招きます。これは可也自信がありますがすべて先送り,遅延されると世界大戦争の危機が発生します。


06. 2014年8月05日 10:32:37 : p6AchXGCLk
本当に、バカだなあ。

>将来的なアメリカの財政破綻は避けられません。
>最終的には金利は暴騰しドルは暴落します。


ということは、ユーロ(3割弱:国際通貨の割合)円(1)ポンド(1)が「暴騰」し、それらの通貨の金利は、「低落」することと、同義だぞ。

ドル暴落を叫ぶのはいいが、代わりに、何を使用(購入)するんだ? 本当にバカか?

>しかし、米国から中国への富の移転にはまだまだ時間がかかります。
>その間は中国が適時に買い支えるために、米国債の暴落はないと思われます。ベ>ルギーをわら人形にして大量の米国債の購入をしているのはFRBと中国だと言われ>ています。両者の協定によるQE4といえるかもしれません

あのなあ、経常黒字=金融黒字だから、中国が貿易黒字(経常)出せば出すほど、海外資産(結局はドル資産)が同額で増えるだけなの。

謀略でもなんでもなく、経常黒字=金融黒字で、同額の海外資産増のことなの。必然なの。

大体、中国の資産を築いた(あらゆる手を使って)層が、中国を信用できずに、海外へ資産を移しているのに、誰が「元」資産を買うんだ?あ?

お前、そんなに、中国の土地や、株や、元資産ほしいのか?じゃあ買えよ。好きにしろ。

その代わり、あそこは、法治国家ではなく、人治国家だから、いつ、政府の気が変わって、「没収」となるか、わからんからな。好きにしろ。


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