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仕事より人柄で勝負/(C)日刊ゲンダイ
成果は二の次…若手社員を辞めさせない管理職の「声掛け力」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/152322
2014年8月4日 日刊ゲンダイ
若手社員が早期退職する原因は、労働環境より「上司」にあった――。 全国の中小企業に、採用や教育サービスを提供しているジェイテックの調査で、「尊敬する先輩・上司が3人以上いる」と退職リスクが激減することが分かった。先月3日〜18日、今年度新入社員の研修参加者など184社523人を対象にアンケートを実施。それによると、新人全体の28%が「退職を考えたことがある」と回答したという。
で、興味深いのは、「残業や勤務時間」との相関関係は見られなかったということだ。逆に、浮かび上がったのが“上司”の存在で、「尊敬する先輩・上司が1人もいない」と答えた新入社員のうち、7割が「退職を考えたことがある」と回答している。一方、「尊敬する先輩・上司が3人以上いる」と答えたうちの84%が「退職を考えたことがない」という。
どうやら、上司の力量が問われているということのようだ。が、「上司に期待すること」という項目を見ると、必ずしも「バリバリの営業マン」より「かまってくれる上司」が望まれるらしい。 結果を見ても、1位は「人間的に尊敬できる」(23%)、次いで「本気で指導してくれる」(17%)、「相談に乗ってくれる」(16%)で、「成果をあげている」(4%)などの上司のビジネスの能力はそれほど、“評価”されていないことが分かる。
■アサヒビールは離職率1%
「大手志向」の復活に伴い就職留年も増加している中、“人材流出”は中小企業にとっては悩ましい問題だ。どうすればいいのか。人事事情に詳しいジャーナリストの佐藤留美氏が言う。
「『半径5メートル問題』という言葉があります。新入社員が“退職”を考える原因は、取り囲む周囲の上司、先輩、同僚との関係性が大きいということです」
ただ、人柄を磨いたり尊敬を得ることは簡単じゃない。そこで必要なのは、マネジャーとしての技術だ。
「エレベーターやトイレで居合わせた部下に、『どう楽しい?』『問題ない?』などの“声掛け”を習慣にしましょう。わざわざ、飲みの席などを設ける必要はありません。日常会話の中で、仕事の経過で障害はないかと探りを入れたり、負担があれば軽減できるよう協力する。また、グループでランチに行く際、『来る?』と誘ってあげると、“仲間に入れてくれるんだ”と緊張がほぐれます」(佐藤氏)
参考にしたいのが、離職率1%程度といわれるアサヒビールの「ブラザーシスター制度」。佐藤氏によれば、「正式配属前から兄貴、姉貴分が付き、手取り足取り世話をします。ノルマが足りなければ、先輩が協力するし、最初のうちは、昼食、夕食を共にするなど衣食住の世話をすることもあるそうです」という。
難しく考えることはない。
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