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モーレツな物価アップ/(C)日刊ゲンダイ
生姜焼き定食はゼータク品…凄まじい物価上昇 品目別一覧
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/152231
2014年7月31日 日刊ゲンダイ
29日公表された6月家計調査(総務省)で、個人消費の減速が鮮明になった。消費支出は前年同月比で3%減と3カ月連続のマイナス。消費増税前の駆け込み需要の反動減で、家庭用耐久財が20・1%減、自動車も9・3%減だった。
「体感としての物価上昇はハンパではありません。消費を控える家庭が続出し、支出が減ったのでしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)
6月消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3・6%上昇だった。消費増税による変化率(理論上は2・9%)を差し引くと0・7%アップになる。これだと大したことないように見えるが、品目別の上昇率を調べたら、仰天! 生鮮品を中心に2ケタ増が目白押しだ。大幅値上がりは、いわし(24・8%)、さけ(30・9%)、えび(20・8%)、かぼちゃ(29・2%)、ごぼう(30・4%)など。
■可処分所得は8%マイナス
ランチの定番「豚肉のしょうが焼き」を作るとどうなるか。食材や調味料は上昇ラッシュで、豚肉(ロース)9・1%、たまねぎ36・4%、しょうが9・5%、清酒5・3%、醤油2・4%…。彩りを加えるレタスは13・5%アップだ。
サイドデッシュにポテトサラダを料理すると、じゃがいも19・8%、きゅうり7・3%、にんじん6・2%の上昇。マヨネーズは16・0%も上がっている。デザートのすいかは10・2%アップ。電気代やガス代も値上がりなので、しょうが焼き定食(ポテトサラダ、すいか付き)は平均すると約12%の上昇率となる。
もはやランチの定番でさえ、ガマンしなきゃいけないのか。すいか割りなんてチョー贅沢だ。
それでも給与が上がれば何とかしのげるが、6月家計調査によると2人以上世帯の可処分所得は前年同月比で8%マイナスだった。
「臨時収入・賞与は実質7・4%減です。6月支給の夏ボーナスの増額は、家計調査では確認できなかったことになります」(第一生命経済研究所の藤代宏一氏)
ボーナス増に沸いたのは一部の大企業だけだ。一般サラリーマンの給与は上がるどころか減少し、一方、モーレツな物価上昇が襲ってきている。
政府の景気回復宣言を信じていたら、知らないうちにスッカラカンになってしまう。現状をきちんと自覚し、生活防衛を強化しなければ生き残れない。
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