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西久保社長はIT企業出身/(C)日刊ゲンダイ
エアバス解約通告で大揺れ スカイマーク“大バクチ”のツケ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152238
2014年7月30日 日刊ゲンダイ
経営を揺るがす“大バクチ”になってしまった。スカイマークが欧州の航空機メーカー「エアバス」社から「A380」6機の購入契約について解除を通告された。代金支払いのメドが立たないと判断されたようだ。
29日、国交省で会見した西久保慎一社長(59)は「(交渉打ち切りとは)まだ確認できていない。まずは関係修復したい」と強がっていたが、エアバス側は「支払い不能になるなら、株を売却してほしい」と“身売り”まで要求している。解約となれば、スカイマークが支払う違約金は700億円に上るという。
A380は2階建てで座席数が500以上の超大型機だ。
「最初からこうなると思っていました。契約上の6機の購入金額は合計1900億円ですよ。スカイマークの事業規模(14年3月期の総資産787億円)では過剰です。前払い金の負担も重く、破滅の道へとまっしぐらとみていました」
こう話す航空関係者のいかに多いことか。
■話題先行型の経営
ミニスカCAで物議を醸したように、これまでも西久保社長は話題先行型の経営スタイルを取ってきた。A380購入をブチ上げたのは、2010年11月のこと。国際線新規参入を華々しくアピールするため大風呂敷を広げたが、いかんせん投資額がデカすぎた。
加えて、LCCとの競争激化で14年3月期は5期ぶりに最終赤字に転落。西久保社長はこの日の会見で「コスト要因の変化を読み切れず、経営の甘さがあった」と言い訳したが、ハナから身の丈を超えていたのだ。
エアバス社は「契約に基づくあらゆる権利を行使する」とのコメントを発表。今後もタフな交渉になるのは間違いない。
「スカイマークは、A380の購入を続けるにしろ、違約金を支払うにしろ、新たなスポンサーが出てこない限り、今後の経営は厳しさを極めます。国内の航空会社の傘下に入るのか、それとも海外のエアラインに救いの手を求めるのか。そうした経営危機を迎える可能性が高い」(航空関係者)
西久保社長は「どんなに会社を縮小しようとも独立した経営を維持したい」と意地を張ったが、果たして、生き残れるのか。
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