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吉野家の「吉呑み」も評判/(C)日刊ゲンダイ
コンビニと全面対決 ファストフード「居酒屋化」の勝算
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152196
2014年7月30日 日刊ゲンダイ
ファストフードの「居酒屋化」が広がっている。
「ケンタッキーフライドチキン」が3月にオープンした読売新聞東京本社ビル店(東京・大手町)では午後5時以降、プレミアムモルツ(600円)やコロナエキストラ(700円)を売り出し、肉を低温油で煮込んだ「コンフィ」(1000円)や黒豚ミートソースパスタ(880円)など、特別メニューを取り揃えている。シャレた食事を出すだけあって、内装もシックで落ち着いた雰囲気を演出している。
「2012年4月に下北沢店3階で“大人のケンタッキー”をイメージした新業態『KFC ROUTE25』を始めたところ、パブ風の造りも良かったのか、20〜30代のお客さまに好評で、大手町に2店舗目をオープンしました」(広報担当者)
スターバックスもビール(650円〜)やワイン(750円)も楽しめる新業態の「inspired」を都内で3店舗展開し、吉野家も居酒屋「吉呑み」を始めた。
ファストフードといえば、回転率勝負。アルコールが入ると、長居する客が増えるにもかかわらず、居酒屋化に走る狙いは何なのか。
外食産業に詳しいジャーナリストの中村芳平氏はこう言う。
「背景にはコンビニの業容拡大があります。4〜5年前からホットスナックに力を入れ始め、ファミリーマートが『ファミチキ』、ローソンが『Lチキ』を売り出すと、安くておいしいとケンタッキーの客が流れ、売り上げが落ち込んでしまった。コンビニから客を奪い返し、客単価アップを見込めるアルコールに活路を見いだす戦略です」
都内に3店舗ある「吉呑み」では生ビール(310円)や角ハイボール(350円)などを扱い、はなまるうどんも酒の提供を本格化している。
「“居酒屋利用”の多いラーメンチェーンの日高屋にならった動きです。アルコールの有無で客単価は倍ほども開き、生中が310円、ハイボールが270円とお手頃ですが、飲酒客の単価は軽く2000円を超えます。駅前立地でアクセスがいいし、客側は居酒屋で飲むより安上がり。増収増益が4期以上続いていて、ライバルの大阪王将も路線をマネています」(中村芳平氏)
客離れに歯止めがきかない居酒屋チェーンは蚊帳の外だ。
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