http://www.asyura2.com/14/hasan89/msg/430.html
Tweet |
カサノバ日本マクドナルド社長/(C)日刊ゲンダイ
マックの中国産チキン販売中止は“英断”か“小手先の対策”か
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152146
2014年7月27日 日刊ゲンダイ
日本マクドナルドは25日、中国製チキン商品の販売を全面的に中止すると発表した。すでに消費期限切れの鶏肉を使った中国の食品会社「上海福喜食品」が作った「チキンマックナゲット」の販売を中止しているが、消費者の中国産鶏肉への不安が高まっているとして、全量をタイ製に一本化する措置に踏み切った。
多くの居酒屋、コンビニ、ファストフードが中国産の輸入を継続する中での全面中止は英断にも映る。同社の「お客様サービス室」の電話はきのうもずっと鳴りっぱなしだったが、これで事態打開となるか。
マックの経営に詳しいジャーナリストの田中幾太郎氏がこう言う。
「たしかに今回のマックの決定は迅速ですが、根本的な解決には至らないでしょう。まず、サラ・カサノバ社長兼CEOはまともな説明や謝罪をしていません。同じ鶏肉を仕入れていたファミリーマートの中山勇社長は『お客さまの信頼を裏切った』と陳謝し、レシートがあれば返金に応じると約束しました。両社の対応を見比べて、マックに違和感を覚えた消費者は少なくないと思います」
カサノバ氏は前社長・原田泳幸氏(現ベネッセ会長)からバトンを受けて今年3月から持ち株会社の社長に就任したが、これまで14カ月連続で客数減。6月の売上高は前年同期比8・0%減だ。大ピンチの状況下で発覚した今回の問題はマックにとって致命傷になりかねない。
「全商品の輸入をタイに切り替えるのは、恐らく、主力商品のチキンナゲットを一刻も早く本格的に販売再開したいからでしょう。しかし、大切なことはタイでも中国でも信頼できる取引先を探し、消費者が安心して食べられる商品を提供することです。マックが安い原材料を追い求め、とにかく売り上げを増やすという従来通りの経営を続けていれば、また似たような問題が起きるでしょう。仕入れ国を変えただけではダメ。カサノバ氏には小手先ではなく抜本的な対策が求められています」(田中幾太郎氏)
貧すれば鈍す、泣きっ面に蜂という感じだが、消費者の信用を取り戻せるか。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。