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伊村産業のHPから
魚も産地もインチキ表示 デタラメだらけ「殺鼠剤シシャモ」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/152125
2014年7月26日 日刊ゲンダイ
アクリフーズ(現マルハニチロ)群馬工場の農薬混入事件とソックリだ。山口・長門市の食品会社「伊村産業」がベトナムから輸入した冷凍シシャモに人糞や殺鼠剤が混入していた問題で、現地の従業員がワザと混入させた疑いが浮上した。
同社によると、対象の商品は5月29日と6月6日に輸入した約2000ケース。現地の従業員の関与を調べるため、ベトナムの捜査当局に対し、京都や愛知のスーパーで見つかった殺鼠剤入り商品を提出したという。流通先は東京や大阪など12都府県に上り、今のところ、健康被害の報告はない。まずは一安心といったところだが、釈然としないのは、今回“狙われた”「商品の名前」と「中身」のギャップだ。商品ラベルには「樺太 子持ちししゃも」「冷風乾燥で干し上げました」とデカデカと書いてあるため、フツーは「北海道産シシャモの天日干し」とイメージしがちだ。しかし、よくよく表示を見ると、魚は「アイスランド産」で、原産国は「ベトナム」。つまり、実際の中身は「アイスランド産ベトナム製の樺太シシャモ」だったワケだ。その上、魚も本当の「シシャモ」じゃなかった。
■流通しているのは代用魚
特産「鵡川シシャモ」で知られる北海道むかわ町の鵡川漁業協同組合の担当者はこう言う。
「シシャモは、世界でも生息地が北海道南部の太平洋側に限られた貴重な魚です。サケのように川で誕生して海で育ち、遡上する時に捕獲します。漁の時期は10〜11月に限られていて、ここ2、3年は不漁でほとんど市場に流通していません。今、市場に出回っている『シシャモ』というのは、『カペリン』という代用魚です」
いやはや、毒物混入は論外だが、“偽装”表示の方も問題だ。消費者問題研究所の垣田達哉代表はこう言う。
「静岡の漁港などで販売されている『特産アジの干物』がノルウェー産の輸入品だったり、中国で加工された『特産サバの塩焼き』が堂々と日本国内の店頭に並んでいたり…。今や食品の産地と加工地は必ずしも一致せず、輸入品も多い。日本よりも中国やベトナムなどの方が人件費が安いため、輸入品を販売した方が儲かるからです。つまり、今回の『シシャモ』のような事件は他の食品でも起きる可能性があります」
表示はとことん、確かめた方がいい。
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