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(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ
「卒業せず」10万人突破も…“就職留年は逆効果”と採用側
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/152060
2014年7月24日 日刊ゲンダイ
「あの会社に入りたいので就職留年する」――。こんな大学生が増えている。読売新聞が実施した「大学の実力」調査によると、この春、卒業学年で留年した学生は、前年より3445人増の10万2810人もいた。6人に1人に上る。大学の就職担当者によると、内定を辞退して留年を選ぶ学生が目立つという。
第1志望の会社から内定をもらえなかったため、就職浪人して再チャレンジするわけだが、そううまくいくものなのか。
「どの企業の採用担当者も“就職留年は逆効果”と否定的です」と厳しい実態を語るのは人事コンサルタントの菅野宏三氏だ。
「ほとんどの学生が有名企業を狙いますが、前年にその会社で不採用だった、あるいは大手の他社から落とされたという人を人事担当者は警戒します。“能力が低いから落ちたんだ”と判断するからです。大企業に入りたいだけのブランド志向とみられることもある。筆記試験で現役学生の当落ラインが60点の場合、留年生は80点は取らなきゃ合格できません」
大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は、現在の4年生は来春就職したほうがいいと言う。
「経団連が約1300の加盟社に呼びかけた新ルールによって、いまの3年生から就活開始時期が繰り下げられます。しかし、採用担当者は“他社がルールを守るだろうか”“かえって混乱するのではないか”と疑心暗鬼になっている。そのため来春卒業の優秀な学生をなるべく多く採用しておこうという気持ちに傾いています。4年生は在学中に決めたほうが有利です」
それでも就職留年に懸ける場合、どうやったら自分の価値を高めることができるのか。
「面接で“積極的留年”をアピールしてください。大学に通いながら社会保険労務士の勉強をしたとか、英会話学校に通ってTOEICの700点を取ったなど、実りある留年生活を送ったことを訴えるのです。勉強の大切さを実感したことを理解してもらえれば、筆記が60点でも採用される可能性が高まります」(菅野宏三氏)
ダラダラ留年では人生を棒に振りかねない。
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