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東大→長銀→キャバ嬢→株トレーダーの道のりを語る村田美夏さん
東大卒2億稼ぐトレーダー村田美夏さん キャバ嬢経験も活かす
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140724-00000008-pseven-bus_all
NEWS ポストセブン 7月24日(木)7時6分配信
2億円稼いだ株トレーダー“ウルフ村田”こと、村田美夏さん(43)。「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)や「深イイ話」(日テレ)などへのテレビ出演を機に、いま注目を集める株トレーダー・投資家・実業家だ。
東大経済学部首席卒業、銀行勤務という才媛ながら、キャバ嬢に転身してNo.1を獲得、好物はわかめラーメン(100円)という破天荒なキャラクターにも注目が集まっている。村田さんはなぜ株で成功できたのか? その素顔に迫った。【前編/ウルフ村田誕生まで】
* * *
――東京大学経済学部を首席で卒業し、日本長期信用銀行に入行された村田さん。勉強は得意だったのですか。
村田:私は得意なことと苦手なことの差が大きいんです。例えば短期記憶は得意ですね。でも長期記憶は苦手。受験は短期記憶で乗り切れましたが、長期スパンで物事を分析・構築していくのは苦手なので、研究者への道は難しかったんです。国際機関などで仕事をするには、Ph.D.(博士)を持っていたほうがいいんですよね。東大を出ているよりも、世界中のどこの大学でもいいからPh.D.をとったほうが、ある一定の国際社会では評価される。学歴社会なんです。私には実業の方が向いていると思い、銀行に就職しました。
――銀行生活はいかがでしたか。長銀は1998年に破たんし、村田さんはその2年後に辞められています。
村田:サラリーマンには向いてなかったですね。事務知識のペーパーテストでは100点を取れるんですが、実際にやってみると苦手(笑)。キャリアを積んでいくと必ず必要になる、様々な能力にも欠けていると自覚しました。東大を出ているのに大企業で活躍出来ない人っていると思うんですが、完璧に使えない人間になる前に自分から辞めようと思いました。ただ、30歳までは勤めようと。
――なぜ30歳までは辞めなかったのでしょうか。
村田:7年くらい勤めてようやく、金融機関勤務としての経歴が認められると思ったからです。私は1993年に入行して、1998年に長銀が破たんしました。その時点で勤務5年。5年では短いので7年はいようと考えていました。1997年に山一證券も破たんしていて、当時、転職市場に優秀な人材があふれていたので、その中にキャリアの浅い私が飛び込んでも不利だという認識もありましたね。
――その後、キャバ嬢になられたんですよね。驚くべき転身です……。
村田:一度やってみたかったんです。お酒が好きだし、キャバ嬢テイストの服も好きで、いまでも街でそういうお店を見つけると吸い寄せられていく……。銀行を辞めて30歳、容姿では勝負できませんから、トークで乗り切れそうなお店を探してやってみたら、東大卒のマシンガントークの変わったキャバ嬢がいるって珍しがられて人気が出ました(笑)。
当時から株はやっていたんです。9時から15時までトレードやって、夕方、よっしゃ、飲みに行くぞ! と友人を誘っても、当然みんな忙しい。断られるとフラれた気分になるんですよね。だったら飲むのを仕事にしようって、合理的判断も働きました。経験としてやってみたいと始めた仕事だったので2年で辞めました。
――キャバ嬢をやって学んだこと、得たことってなんでしょう。
村田:人を楽しませたり、喜ばせたりするものってなんなのか。一方で、騙されないギリギリのラインとか……ね。やらなくても想像で分かる人っていると思うんですが、私は経験しないと分からないタイプなのでやってよかったですね。その後の仕事にも活きていると思います。
――現在は株トレーダーとして、また投資家として活躍されている村田さん。サラリーマンには向いていなかったということですが、向いている道をどのように見つけたのでしょう。
村田:私の場合は消去法です。事務が苦手、文章が苦手、長時間座っていられない等、出来ないことを消していくと残っているものが少ない。自分探しをする余地なんてないんです。“ポジティブな消去法”って自分では呼んでいます。文章の寄稿を頼まれたときは、ライターさんに頼みました。注意力散漫の自覚があるから、車の運転もしません。会議の議事録も苦手だから、それは他の方にやってもらって、その代わり株や投資で稼いで貢献するのが私の役目です。
――株トレードには、村田さんのどんな能力が活かされているのでしょうか。
村田:瞬発力や頭の回転系は得意なんです。ゲームセンターでモグラ叩きは得意でした。株の場合は、アナリストレポートをバーッと読んで、直近の値動きを覚えていて、株価が跳ねた瞬間にパッと買う。スピード勝負は得意ですね。
いまは、エコアドバンスジャパンという技術系ベンチャー企業の販売事業部部長に就任するなど、実業に力を入れているので、株はできるときにやるというスタンスです。テレビでも放送されちゃったように、寝転がってパソコン見たりしてます。お行儀は悪いですが、ダラっと構えているほうが、キターーー! という瞬間にフル回転できるから私には合ってるんです。
――村田さんは冷静にご自分を見極めて、得意分野で勝負しているわけですね。
村田:東大卒には器用な方も少なくないですが、私は真逆のデコボコ人間ですから。私みたいな人間が生きていくためにも、平均点を目指すだけではなく、得意な面を伸ばしていく方向に教育や社会が向かっていくといいなと思います。
(取材・文/砂田明子)
※【後編/ウルフ村田のプライベートと今後】は7月26日に掲載予定です
【村田美夏/むらた・みか】
東京大学経済学部経済学科卒業後、日本長期信用銀行入行。2000年に独立し海外や日本のベンチャー企業支援を行う。2010年に株式会社サクセスワイズを設立し代表取締役就任
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