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オリックス、地銀再編の主役に浮上、10年間に及ぶ戦略が奏功 再編の目玉は足利HD(Business Journal)
http://www.asyura2.com/14/hasan89/msg/357.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 7 月 23 日 07:55:45: igsppGRN/E9PQ
 

オリックス、地銀再編の主役に浮上、10年間に及ぶ戦略が奏功 再編の目玉は足利HD
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140723-00010005-bjournal-bus_all#!bj1EQr
Business Journal 7月23日(水)3時0分配信


 オリックスは栃木県宇都宮市に本店のある足利銀行を傘下に持つ足利ホールディングス(HD)の株式の12.0%を保有する第2位の株主に浮上した。主要株主である足利ネクスト投資事業有限責任組合が契約期間の満了に伴い、出資者に出資割合に応じて株式を配分した結果だ。オリックスは野村ホールディングス(HD)傘下の野村フィナンシャル・パートナーズ(FP、36.87%、14年3月31日現在)に次ぐ足利HD第2位の株主となり、地方銀行再編に関与できるカードを手に入れた。

 足利HDは昨年12月19日、10年ぶりに再上場を果たした。金融庁は地銀・第二地銀の再編構想を打ち出しているが、再上場した足利HDがその目玉の1行だ。筆頭株主の野村FPは足利HDが再上場したことで初期の目的を達し、これ以上、足利HDの株式を持ち続けるメリットはない。今後、野村FPが目指すのは投資した資金の回収のみであり、「好条件を提示した先に足利HDの株式を譲渡して、銀行経営から撤退するのは間違いない」というのが銀行界の共通した見方だ。

 金融庁が想定している銀行再編は「ふくおかフィナンシャルグループ(FG)方式」と呼ばれる広域合併である。ふくおかFGは持ち株会社のもとに九州最大の銀行である福岡銀行と長崎県の親和銀行、熊本県の熊本銀行がぶら下がる。

 足利HDの再編相手として取り沙汰されているのは群馬銀行と茨城県・水戸市に本店を置く常陽銀行だ。どちらも北関東経済圏の中核銀行になるためには足利HDを手に入れる必要がある。

 野村FPの撤退を機に、足利HDは広域合併に向けて動きだすとみられており、第2位の株主に浮上したオリックスがそのキャスティングボートを握ることになる。

●足利銀行をめぐる争奪戦

 2008年3月14日、金融庁は一時国有化していた足利銀行を野村HDを中心とする陣営に譲渡することを決め、足利銀行は同年7月、野村連合によって設立された足利HDの傘下に入った。

 それに先立つ03年11月、オリックスは経営破綻した足利銀行の争奪戦に乗り出し、受け皿候補には横浜銀行など関東地区の地銀8行と日興シティグループ証券連合、栃木銀行と大和証券グループ連合、オリックスと野村HD連合が名乗りを上げた。その中でも意欲満々だったのがオリックスだ。05年1月、足利銀行の子会社、北関東リース(現・オリックス北関東)を買収して橋頭堡を築いた。この北関東リースの買収が地元の反発を呼び、07年2月、栃木県選出の与野党国会議員は「(足利HDのスポンサーに)外資は困る」との要望書を提出。その対象にはオリックスも含まれていると取り沙汰されたため、野村HDがオリックスとの連合を解消したといわれており、オリックスは足利銀行という大きな魚を取り逃がした。

 しかし、オリックスは一方で足利HDの主要株主だった足利ネクスト投資事業有限責任組合に出資していた。足利HDが再上場を果たしたことで、オリックスは出資者として表に出てきたのである。

 オリックスは金融部門で買収攻勢を強めている。昨年は蘭大手銀行ラボバンクの資産運用子会社ロベコを2400億円で買収。今年4月には英銀行スタンダードチャータードが売却を進めている香港の消費者金融子会社の買収を検討していると報じられた。

 焦点は、オリックスは足利HDを単独買収するのか。それともパートナーと組み、共同で買収するのか。地銀・第二地銀の再編の主役に、オリックスが躍り出てきた。

編集部


 

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コメント
 
01. 2014年7月28日 14:29:40 : nJF6kGWndY

目先の低金利に釣られて、ただ貸し出しを増やせば良いというものではない

とくに逆ザヤリスクの高い地銀は、改革や統廃合が必須になるだろう

http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/41285 
銀行が貸出拡大すると企業価値を劣化させる メガだけではなく打開策なき地銀に警鐘
2014年07月28日(Mon) Longine(ロンジン)
本記事はLongine(ロンジン)発行の2014年7月13日付アナリストレポートを転載したものです。
執筆 笹島 勝人
本資料のご利用については、必ず記事末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。当該情報に基づく損害について株式会社日本ビジネスプレスは一切の責任を負いません。
投資家に伝えたい3つのポイント
●銀行株は貸出との間の連動性が弱まりつつあるようにみえます。
●金融庁からレポートが発表され、地域銀行の多くにおいて貸出業務の将来性を疑問視する見解と分析が示されました。
●貸出金利の低下に歯止めがかからず逆ザヤリスクが高まると、貸出拡大で企業価値を銀行自ら劣化させないか、考えなければなりません。
貸出が多少の持ち直しても株価は反応せず
日本銀行から7月8日に「貸出・預金動向(6月)」が発表されました。都銀等貸出の前年比は、2014年3月1.3%増→4月 1.1%増→5月 1.3%増→6月1.4%増、となりました。銀行全体の貸出伸び率も同じように2か月連続で持ち直している様子なので、メディアの報道なども堅調という表現などで概ね好意的なトーンです。銀行貸出は株式市場との連動性もあるので注目していましたが、今のところ材料視されていません。さらに残高の面でも、図表1をみると2014年に入って一時的に持ち直すことがありましたが、メガバンク株価の下落が目立っています。さらに貸出をめぐる環境を考えると、単純に増えることが銀行にとっていいことなのか、大きな疑問を持たざるを得ないトピックが相次いでいます。
出所:日本銀行、SPEEDAをもとにLongine編集部作成
金融庁レポートは2割強の地域銀行の中小企業向け貸出の収益率がマイナスと指摘
金融庁は7月4日に、直近1年間の金融検査で得られた、検証結果や課題をまとめた、「金融モニタリングレポート」を発表しました。100ページを超える興味深いレポートですが、特にメガバンク以上に地域銀行に関する報告が目を引きました。人口減少が予想される中、貸出拡大のビジネスモデルは、中長期的に成立しない可能性をはっきりと指摘しています。特に、中小企業向け貸出金利から、調達コスト率・信用コスト率・経費率を差し引いた収益率を試算すると、2割強の銀行でマイナスとなる結果を示しました。
処方箋が見つからない
試算の結果はもちろんショッキングといえますが、それ以上に問題の深刻さと無力感が漂います。問題の解決は、考えれば考えるほど難しいことが分かってくるからです。言い換えると、処方箋が書けないもしくは見つかりそうにありません。経営環境が厳しくなった時の常道は、コスト削減です。しかし調達コストは、預金金利が既に限りなくゼロに近いので、これ以上は下がりません。人件費や物件費の削減も既に長期にわたり取り組んでおり、さらに進めた場合の「目利き力」の低下など金融力の劣化を、上記レポートでは危惧しています。単なる地域内の再編も答えにならないでしょう。統合して思い切って人員削減に踏み切ろうにも、地方の構造的な要因として、雇用の受け皿がない経済力ではどうにもなりません。そもそも、雇用や賃金を削減することは、アベノミクスにも逆行します。
貸出金利の低下に歯止めがかからない
残るは、貸出金利を引き上げるしかありませんが、期待すらできない状況です。6月に話題となりましたが、住宅需要の低迷や銀行間の競争を背景に、「変動金利型住宅ローン」で史上最低の0.5%台の最優遇金利が出現しました。「固定金利型住宅ローン」の基準になる国債10年物利回りが0.6%前後から、7月上旬に一段と低下しました。日本銀行による貸出約定平均金利をみると、低下傾向に歯止めがかかっていません。図表2のとおり直近の貸出金利の新規は全国銀行・都市銀行とも、資金調達コストと営業経費を合わせた経費率を下回っています。つまり、貸出を増やしても儲けがないばかりか、赤字の可能性すらあります。もちろん、金利が比較的高い貸出が過去から残っており、貸出金利のストックは経費率を上回っているので、貸出業務全体では黒字を確保しています。しかし、都市銀行をみると1%を切るのは時間の問題といったトレンドです。

銀行が貸出を拡大すると企業価値を自ら劣化させないか
【銀行は国債を取引する動機がなくなった?! いまここで誰が国債を買うのか】で、国債利回りが0.6%では経費もまかなえないのでは? と指摘しました。国債運用だけでなく貸出業務でも、このまま新規貸出の金利が低下し、金利の高い既存貸出の返済が進むと、経費がまかなえないばかりか、逆ザヤになり貸せば貸すほど赤字リスクが高まる可能性もあります。一般企業では不採算事業の回復の可能性が低ければ、経営者が縮小や撤退などに踏み切るだけでなく、株主の多くもそれを評価します。銀行の貸出は、コアビジネスで公共性も強いので、縮小はもとより撤退を考えている経営者はいないでしょう。だとすれば、銀行が国内貸出を拡大すると企業価値を自ら劣化させることにならないか、そんな非連続的発想いわばパラダイム・シフトが銀行株投資で起こるかもしれません。
笹島 勝人の最新レポートはこちらから
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