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“非貯金ループ”からの脱出法とは?「お金がないから結婚できない」は間違い?結婚で貯金増
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140721-00010002-bjournal-bus_all#!biMHsO
Business Journal 7月21日(月)3時0分配信
悩みがあると誰かに相談したくなるものだ。確かに、話すことで楽になることもあるだろう。恋愛の悩みであれば身近な友人に相談し、就職や転職についてはエージェントなどのプロに相談することもできる。
しかし、お金の悩みは、なかなか人に相談しづらい。友人からお金を借りようと思えば、その関係が壊れることにもなりかねない。場合によっては、周りから友人が減っていくような事態にまで陥るかもしれない。かといって金融業者から借金をするのは、ハードルが高い。
それでは、お金で悩んだら誰に相談するのが得策だろうか? 7月に『すべての「お金」の悩みにはすでに誰かが答えを出している』(マイナビ新書)を上梓したファイナンシャルプランナー・小山信康氏(以下、小山)に話を聞いた。
●お金の悩みは歴史から学べ
--お金で悩んだら、誰に相談するべきでしょうか?
小山 「ファイナンシャルプランナーに相談してください」と言いたいところですが、相談料もかかりますし、二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。親に相談することができれば問題は少ないでしょうが、さまざまな事情で親に相談できない場合もあるでしょう。結局、自分で解決するのが一番安くてお手軽なのですが、一人で考えて解決することはなかなかできません。
しかし、お金の問題は今に始まったことではなく、昔から多くの人が頭を悩ませてきたのです。つまり、歴史の数だけお金の悩みがあり、同じだけ解決法があるのです。
例えば、ノーベル賞経済学者のミルトン・フリードマンやポール・クルーグマン、日本資本主義の父・渋沢栄一や幕臣の勝海舟といった偉人たちが、お金に関する問題に対してすでに出した答えをカンニングすればいいのです。つまり、その解決策を見つけてマネするのです。
●お金の悩み、具体的解決方法とは?
--具体的には、どのような解決方法があるのでしょうか?
小山 なかなか貯金できずに困っているという話をよく耳にします。ある程度収入があっても手元にお金が残らない人や、収入が少なく生活が苦しい人もいるでしょう。そんな“非貯金ループ”から抜け出した人も過去にはいるのです。それは本多静六博士という人です。
--林学博士の本多静六氏ですか?
小山 そうです。本多氏は東京帝国大学農科大学(現東京大学農学部)の教授で日本初の林学博士です。帝大の教授ですから、それなりの収入があったのですが、それを目当てに本多氏の家には親戚が転がり込み、結局貧乏生活が続きました。
しかし、ある日一念発起して、強制的に収入の4分の1を貯金することにしたのです。ただでさえ貧しいのに、使えるお金が4分の3に減り、とても苦しい生活になったそうです。それでも貯金を続け、その貯金を元手に投資を行い、莫大な資産を築き上げることに成功したのです。その資産の一部は埼玉県に寄付され、今でも本多静六博士奨学金という奨学制度が維持されています。
この本多博士の方法を現代に応用するならば、給与天引きなどの方法によって、強制的に貯金するとよいといえます。
しかし、さすがに4分の1はややハードルが高いので、まずは5分の1(20%)から始めてみたらいかがでしょうか? 月収が30万円なら6万円。これを1年続ければ、利息がつかなくても72万円、5年続ければ360万円になります。預貯金だけではなく、投資信託等で運用し、うまくいけば400万円近くになることもあるでしょう。ボーナスも加えれば500万円も可能です。
--収入や貯金がなくて結婚をためらっている人は、どうしたらいいですか?
小山 それは簡単です。お金のことを気にせず結婚すればいいのです。
--お金がない状況で結婚したら、生活に困るのではないでしょうか?
小山 トーマス・カーライルという19世紀の歴史家は、とても貧乏だったのですが、彼の才能にほれ込んで結婚してくれた妻の内助の功もあって、どんどん出世していきました。やがて大学の学長にまで上り詰めたのです。結婚することで乗り越えられることもありますので、お金を心配するあまり結婚をしないという選択肢はお勧めしません。
例えば、恋人同士がそれぞれワンルームのマンション暮らしていて、家賃をそれぞれ9万円ずつ払っていたとします。2人が一緒に暮らせば、十数万円で2LDKのマンションを借りて、月5万円を貯金することができるでしょう。水道光熱費等もトータルで安くなるはずですし、加速度的に貯金も増やせるのではないでしょうか。
また、新婚夫婦向けに月額2万円の家賃補助制度を整備している公社賃貸住宅や、若い夫婦への生活支援金や家賃補助金などを支給している自治体も増えています。貯金がなくても、このような制度を上手に活用し、結婚生活をスタートさせて、2人でお金を貯めていくのも悪くないのではないでしょうか。
--ありがとうございました。
お金に関する悩みは、すでに歴史上の誰かが解決策を示してくれている。近くの友人・親戚よりも遠い昔の偉人、といえるだろうか。
尾藤克之/経営コンサルタント
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