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成城石井を狙うローソンの玉塚社長/(C)日刊ゲンダイ
業界大再編へ 「ファミマ」「サークルKサンクス」統合も?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151983
2014年7月19日 日刊ゲンダイ
「ローソンが高級スーパーの成城石井を買収検討」「ユニーグループHDは傘下のサークルKサンクス売却検討」――。コンビニを巡る報道が過熱している。
「ローソンの新浪剛史会長がサントリー社長への転身を決めたことがキッカケかもしれません。コンビニ業界を良くも悪くも引っかき回した新浪会長が業界から去ることで、各社の思惑が表面化した可能性がある」(業界関係者)
ローソンは新浪会長に代わり、玉塚元一社長が会社の顔となる。成城石井買収で、社内外に存在感を示す狙いがあっても不思議ではない。
「ユニーは大株主の意向がチラつきます。大株主である伊藤忠商事(2・9%)は、ファミリーマートの筆頭株主(30・6%)でもあるのです。商社主導で、サークルKサンクスとファミマが経営統合に向かうことは十分にあり得る」(コンビニ幹部)
経済評論家の杉村富生氏は、再編機運の高まりは、コンビニに限らないという。
「コンビニを手始めに、百貨店や食品スーパー、外食、ドラッグストア、ホームセンターなど流通大再編が起きるかもしれません。埼玉県を地盤とするスーパー『ヤオコー』は神奈川県への進出強化を打ち出しているし、市場のパイが細るなか、生き残りに手っ取り早いのはM&Aになるのです」
食品スーパーは、すでにイオン系、三菱商事系、住商系とほぼ色分けされている。業界地図を塗り替えるには、系列のどこかをゴッソリ取り込むしかない。
百貨店は、「高島屋とH2O(阪急百貨店と阪神百貨店の持ち株会社)の統合話が密かに進んでいる。ただ、三越伊勢丹も百貨店事業を強化するため、阪急阪神にちょっかいを出す可能性がある」(業界関係者)という。
仰天情報も流れる。牛丼チェーンの経営統合話だ。「すき家」のゼンショーが買収を仕掛けるというのだ。
「牛丼チェーンは値下げ競争で体力が消耗しています。競合他社を買収してしまえば、ライバルは減ります。吉野家を狙っているともっぱらです」(市場関係者)
M&Aが盛んになる背景に企業の業績好転があるという。
「オーナーにとって、持っている企業が赤字だと買い手を探すのは難しいですが、業績の伸びている会社は引く手あまたです。ローソンが買収を検討する成城石井にしても、消費増税後の4月以降、売り上げが増加しています。増税の影響を受けなかった優良企業で、売り時なのです」(杉村富生氏)
流通M&Aは間違いなく加速する。
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