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写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ
ブラック批判が追い風 すぐ会社訴えるモンスター社員急増
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/151946
2014年7月18日 日刊ゲンダイ
「ブラック企業」に非難が集中しているが、最近は逆に非常識な行動で職場に迷惑をかける「モンスター社員」が社会問題化しつつある。最悪の場合、辞めた途端に態度を豹変させ、数百万円の補償を求める内容証明郵便を送り付けてきたりする。モンスター化する社員には、そうなる前の“兆し”がある。
少しでも不都合なことが起きれば、「不当な扱いを受けた」と権利を主張し、会社を相手取って訴訟を起こす。ネット上には「パワハラ補償の請求の仕方」といった指南サイトも登場し、モンスター社員を増やす下地ともなっている。
だが、会社がモンスター社員を安易に解雇しようとすると、世間やマスコミの風当たりが厳しい。ブラック企業という風評が広まれば、企業業績にまで影響を及ぼしかねなく、モンスター社員にとってはこれが好都合なのだ。
人事評価システム支援会社「あしたのチーム」には、今年に入ってからモンスター社員対策などの相談が殺到しているという。
「企業に採用されても、必ずしも本人希望の部署に就けるものとは限りませんが、モンスター社員はこの点を誤解しているケースがあります。仮に定期的な異動であっても、不当な配置転換と不満を募らせる。ただ、企業はブラック企業と呼ばれることを恐れ、言い分をのむ例もあるようです」(同社・広報担当者)
モンスター社員は人事評価に関する不満が多く、この点を改善するだけでもかなりの効果が期待できるという。
■「人間ドック分を現金でくれ」
しかし、問題のある社員は、何度注意しても改める気配がないもの。最終的に会社を訴えてくるような社員には、モンスター化の兆候がある。例えば、トイレの個室にこもり、私用の携帯メールを頻繁に打つ社員を注意したところ、こんな反撃の事例があった。
「注意する態度が悪い。そんな言い方をされたら、メールを自粛する気になれない」
また、自己中心的な例としては、「夏休み中に社内研修が重なったので、研修日を変えて」「会社の人間ドックは不要なので、その分を現金でくれ」「高価なロード自転車で通勤しているので、専用の駐輪場をつくってほしい」などがあった。
その言い分を放置していたら、やがて完全なモンスター社員へと変貌してしまう。
同僚に執拗な嫌がらせをし、注意した上司と会社を訴えた女性社員の場合はこうだった──。このOLは、同僚女性の悪口を言いふらしていた。担当上司がその女性を呼んで注意したが、ふてくされたしぐさで横を向いた。その態度にカチンときた上司が「複数の同僚から同じ証言を得ている。態度を改めろ!」と大声を上げたところ、その場面をICレコーダーに録音していたOLは、パワハラとして裁判所に駆け込んだのだ。おそらく計画通りだったのだろうが、この証拠が決定打となり、会社は女性に慰謝料を支払っている。
昨今は、企業向けに「問題社員の正しい辞めさせ方」のセミナーも開催され、人事マンが多数詰めかけている。問題社員はどこの会社にもいるだけに、早めに芽を摘むことが大事だ。
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