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死んで花実は咲くものか…/(C)日刊ゲンダイ
パワハラ自殺は愚策 “死ぬ覚悟”なら上司に殴りかかるべし
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/151912
2014年7月17日 日刊ゲンダイ
先日、福島県警で準キャリの課長(45=警視)のパワーハラスメントを受けた課長補佐(51)が自殺した。その後、課長補佐のひとつ上のポストの指導官(52)までが、「最後まで寄り添えなく申し訳ありません」と遺書を残して首吊り自殺したものだから、大きな話題を呼んだ。
2人を死に追いやった課長は、ほぼ毎日のように捜査報告書に文句を付け、「国語を習ってきたのか」「小学生みたいな文章を書くな」とネチネチやっていたという。その後に宮城県警でも同様のパワハラ事件が騒がれている。
もっとも、パワハラが表沙汰になるのも、警察官のような公務員だからといった一面もある。民間企業ならほとんどが泣き寝入りで、裁判に勝ってようやく新聞に小さく取り上げられる程度。実際、12年度に全国の労働局には過去最高の5万1670件の「いじめ・嫌がらせ」相談が寄せられているが、これによる同年の労災認定件数は475件しかなかった。
パワハラ問題に詳しいジャーナリストの中森勇人氏がこう言う。
「多くのサラリーマンは上司に書類を叩きつけられ、〈辞めちまえ〉と罵倒されても耐え忍んでいます。それでパワハラはどんどんエスカレートしている。私が取材した大手化学会社の30代男性は、上司から事あるごとに〈夫婦であいさつに来い〉と呼ばれ、社内イベントでは妻まで自分の部下のように扱われていました。その際、妻に向かって上司は〈おまえの夫は無能〉などと嘲笑したそうです。そんな場合どうしたらいいのか。自分ひとりならパワハラにも耐えられるかもしれませんが、もし小学生の息子の前で〈おまえのパパはバカ〉と言われた場合を想像してみてください。私なら殴っているはずです」
むしろ、ここで殴らなかったら人間として失格のような気もする。このような事例は、社宅完備の大企業には腐るほどあるそうだ。
それだけに中森氏の言う「殴る」は、パワハラの対抗策のひとつでもある。
「上司を殴ることによって身を守る手段がある。世間体を気にする会社ほど喧嘩両成敗にするため、戦う覚悟さえ決めれば大きな抑止力になります。自分の出世と引き換えに、上司の出世の目もなくなるわけですから、上司も怖い。警察など公務員はこの解決策が最も多いと聞きます」(中森氏)
ある幹部によれば、ひと昔前まで警察組織では、パワハラ上司に部下が殴りかかることなんて日常茶飯事だったとか。で、両者が配置換えとなって、丸く収まってきたらしい。殴ることで出世がパーになっても、“上司を殴った武勇伝”はいつか評価される日がくるし、面子丸つぶれの上司は立つ瀬がなくなる。そういうことなのである。
死ぬ気になれば何でもやれる――。家族まで犠牲にする自殺ほど愚かしいことはない。自分を苦しめ、痛めつけてくるパワハラ上司には、職場でパンチをお見舞いする。それが一番効果的なのだ。
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