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松下幸之助との仕事はやりやすかった? 経営者の言葉の力〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140716-00000010-sasahi-life
AERA 2014年7月21日号より抜粋
ビジネスマンなら一度は目にするであろう、経営者の名言。経営者の名言に励まされるビジネスパーソンは多いのではないか。その証拠に、出版不況と言われて久しいなかでも、“経営者の名言本”は根強い支持を得ている。
八重洲ブックセンター本店(東京)のビジネス書売り場担当者によると、
「何年も前に出た経営者の名言集が新書判になったり、文庫判になったりと、形を変えて発行されることがよくある。それだけニーズがあって売れるんですよ」
なぜ人は経営者の言葉にひかれるのか?江戸川大学メディアコミュニケーション学部の濱田逸郎教授は、こう分析する。
「国際化、デジタル化など、ビジネスの仕組みに大きな変化が起きている一方で、閉鎖的・官僚的な体質に悩む企業は少なくない。そうした悩めるビジネスパーソンにとって、世の中で結果を出したトップの言葉は“やればできる”という希望の言葉なのです」
名言を発する経営者は創業者か中興の祖だ。新しい事業を始めるには方針を打ち出し、社員や消費者に理解してもらわなければならない。だから事あるごとに話す。繰り返し、語る。
松下幸之助から直接薫陶を受け、リーダー論を説く江口克彦参議院議員は、著書『トップ一人(いちにん)の責任』(ぱる出版)で、「指導者が方針を明示しなければ組織は行き詰まる」と記している。
進むべき方針が明確なら、課題にぶち当たるたびに方針と照らし合わせて、どうするべきかの判断ができる。その点、「松下幸之助と仕事をしていると、非常にやりやすかった」と振り返る。
今も昔も、トップの出した方針に従い社員は動く。だから言葉を持たないリーダーは、その器じゃない。名言として後世に残ろうがそうでなかろうが、組織が活発に動くために「経営者の言葉」は必要なのだ。
- Re: 松下幸之助との仕事がやりやすかったのは腐りきった関係を美化した宣伝の結果だった 浦島 2014/7/16 21:07:34
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