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“バズーカ”なんて言われたが…/(C)日刊ゲンダイ
打ち出したら大暴落も…黒田日銀「追加緩和」はもうできない
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151866/1
2014年7月15日 日刊ゲンダイ
日銀は、14日と15日の両日、金融緩和策などを決める金融政策決定会合を開く。
先週、日経平均は小幅ながら5日続落。日銀も久しぶりに動いた。8日から11日まで、株価を下支えするため、連日144億円の上場投資信託(ETF)を買った。4日連続の購入は、黒田東彦総裁が昨年4月に“異次元緩和”をブチ上げてから初めてだ。
「4日間の合計額は576億円に達し、インパクトも大きかった。ただ、日銀はすでに3兆円を超すETFを買っています。今年末までの残る買い取り枠は4500億円程度まで減った。この額では心もとない。黒田総裁は、昨年4月の大胆緩和から1年3カ月も動いていません。ETF買い取り枠の拡大など、そろそろ次の一手を打ってもいい気がします」(株式評論家の倉多慎之助氏)
市場関係者からは追加緩和への期待が高まっているが、「黒田日銀は今回も動かない」という読みもある。
「小手先の緩和策は実施しないでしょう。ETF買い取り枠にしても、日銀関係者によるとかなり幅を持たせているので、新たな緩和策として公表する必要を感じていないといいます」(第一生命経済研究所の藤代宏一氏)
日銀の14年末までの買い取り見通し額は「3・5兆円程度」だ。
「最近、日銀関係者は『程度』なのだから3・6兆円でも3・7兆円でも構わないと言い始めた。なぜ、今ごろそんな戯言を口にするのか不思議ですが、実は、日銀は動きたくても、動けないんじゃないかという情報が流れています」(市場関係者)
黒田日銀は動けない――。どういうことか。外資系投資ファンドの関係者が言う。
「日銀が緩和策を打ち出した途端に、おそらくハゲタカ連中は日本市場から一気に資金を引き揚げます。彼らは、黒田総裁が動かなかったこの1年余りで、日銀の『次の一手』こそ、安倍政権の株高政策の最終手段だと判断するようになった。追加緩和で、株価は天井を打つ。あとは下がる一方だから、ハゲタカは早々に日本市場から逃げ出すというわけです。その動きを察知した黒田日銀は動くに動けなくなってしまったのです」
昨年15兆円を買い越した海外勢に逃げられたら日本市場は目も当てられなくなる。“黒田バズーカ”第2弾は当分ない。
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