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どこかで毎週試験が行われている/(C)日刊ゲンダイ
空前の人手不足で民間人“引き抜き” 公務員に転職チャンス
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/151790
2014年7月12日 日刊ゲンダイ
官による民間人材の“引き抜き”が活発だ。東京都は今年、キャリア活用採用(社会人)枠を昨年の110人から138人に増やした。どの自治体も人手不足は似たり寄ったりの状況だから、今なら簡単に公務員になれそうだ。
公務員は今、空前の人手不足。数年前の採用手控えに加え、今年は民間企業の採用増加で学生応募者が集まらないのだ。
例えば、青森県の来春の採用予定数(大卒程度)は121人。これに対し、先日の1次試験を受けた学生は646人だけだった。そのため多くの官公庁が社会人採用枠を増やし、人手不足をカバーしようとしている。
景気が良ければ、学生たちは民間に流れるが、社会人ならこの景気が、一過性のものであることを知っている。やはり寄らば大樹で、リストラの影におびえ、激しい出世競争に疲れた人は、少し勉強して公務員に転職してみるのもいいだろう。
■人物重視
現在は、東京特別区(23区)が社会人経験者を募集中。採用予定158人のうち、一般事務職が約7割の111人だ。
インターネットでの応募締め切りは8月8日で、資格は職歴4年以上で45歳以下(昭和44年4月2日生まれ以降)の人。第1次試験(一般教養、論文)は5択式で、学生の試験ほど難しくはない。脳みそがサビ付き始めている人も、これなら何とかなりそうだ。第2次(口述)、第3次(口述)を経て、12月5日に最終合格発表の運びとなる。
「合格者は原則、来年4月1日の採用です。希望する区を第3希望まで選び、特別区人事委員会が合格者を区に推薦する形で採用が決まります。したがって、必ずしも第1希望が通るわけではありません」(特別区人事委員会事務局)
東京特別区の年齢制限は45歳だが、神奈川県や横浜市は59歳までOK。神奈川県の試験も第1次は筆記だが、第2次、第3次の人物考査の方の配点が高い。つまり、人柄重視の採用なのだ。
国家公務員の採用情報は、人事院HPの「試験採用情報ナビ」で順次更新。毎週どこかの官公庁で試験が行われている。
もっとも、親方日の丸のはずの公務員にも苦労はあるらしい…。
昨年、市役所に採用された男性(39)がこう言う。
「民間のスピーディーさに慣れてしまった人は、公務員の仕事の効率の悪さに必ず呆れます。それで、せっかくなった公務員を辞めてしまい、また役所が社会人を募集するという悪循環。何しろ有給休暇を申請するのに、上司のハンコが10個くらい必要なのです」
千葉市の熊谷市長が計31個のハンコが押されていた市長決裁の文書を見て、呆れ果てたという話もあった。公務員になるからには、お役所仕事の退屈さを我慢できる強靭な精神力も必要だ。
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