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恐ろしい程落ち込んだ機械受注(5月)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4707486.html
2014年07月10日 NEVADAブログ
内閣府が発表しました機械受注報告(全9ページ)を読みますと、5月の機械受注は6853億と前月比19.5%減少となっており、専門家予想は+0.7%でしたので、余りの激減ぶりにアナリストは唖然としたのではないでしょうか?
<+0.7%>予想が<−19.5%>ですから、「アナリストは何を見ていたのか」となりますが、政府・日銀発表だけを見ていれば間違えるのも頷けます。
何せ、日銀・政府は、景気は回復している、好調と散々言ってきたからです。
ある証券アナリストは、この激減振りをチャートで見て「恐ろしくなった」とコメントしていましたが、発表されました
報告のチャート(3ページ)を見れば、誰でも恐ろしくなるほどの減少となっているのが分かります。
そしてこの発表をより詳細に見れば、今の日本経済が異常事態に陥っているのが分かります。
以下は2月からの推移です。
2月 3月 4月 5月
7,863億円 9,367億円 8,53億円 6,853億円
(−4.6%) (+19.1%) (−9.1%) (−19.5%)
5月の受注金額は、2月より1,000億円も下回っていることが分かります。
そして、3月のピークに比べ、5月は2514億円も減少しています。
今回の発表を更に需要者ベースで見ますと今の日本の姿が見えてきます。
官公需 + 22.4%
これを2月からの推移を見ますと以下のようになります。
2月 3月 4月 5月
2,595億円 2,115億円 2,971億円 3,637億円
(+4.4%) (−18.5%) (+40.5%) (+22.4%)
2月に比べ、5月は1,042億円も増えているのです。
民間の落ち込みを官が埋めている姿ですが、株式でも公的資金が買い、機械受注も官が支えている姿になります。
今や日本は「官製経済、官製相場」となっており、とても自由主義社会とは言えなくなってきているとも言えます。
そしてその官製経済を支えているのは、借金です。
世界は借金拡大主義から脱却することを決めていますが、日本は一人借金拡大主義を更に推し進めようとしています。
世界から袋叩きにあうまでそう時間は掛かりませんが、日本は「内政干渉」として反発するのでしょうが、それが
アベノミクス終焉となることを、政府は分かっていません。
世界の外交筋の話を全く聞いていない今の政権は、「裸の王様」になりかけています。
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