06. 2014年7月07日 18:39:24
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http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304174304580007793674094892?mod=trending_now_5金持ちだけが実践している10の習慣―偶然金持ちになる人などいない By JOCELYN BLACK HODES 2014 年 7 月 4 日 08:52 JST Shutterstock 金銭面で信頼でき、成功している人々はその財産を偶然に築いたわけでも、一夜にして成したわけでもない。金持ちになるにはものすごい意志の力と長期的なビジョンが必要だ。経済的自由という褒美から目を離すことなく、自分の将来のために今欲しいものを犠牲にすることを厭わず、その褒美を勝ち取るための良い習慣を身に付ける必要がある。以下は今から実践できる10の習慣である。 (1)早期に始める 古いことわざにあるように「早起きの鳥は虫を捕まえる(早起きは三文の徳)」。今回の場合は、贅沢な引退生活を送れると言うべきか。資金運用は始めるのが早ければ早いほど、その成長期間も長くなる。自営業者であれ勤め人であれ、お金を稼いでいるということは個人退職金を積み立てるチャンスがあるということで、すぐにでもそれを生かすべきである。 幸運にも雇用主が従業員と同額を拠出してくれる退職金積立制度がある会社で働くことになったら、その資格を得られ次第、すぐに加入することを優先させなければならない。早期に引退する人と引退をあきらめる人の違いはここにあるのかもしれない。 次の例で考えてみよう。投資した1万ドルが平均年率リターン8%で40年間運用された場合、その資産は21万7000ドル以上に成長する。ところが運用開始が10年間遅れると、2倍の2万ドルを投資しても、20万ドル超にしかならないのだ。 (2)自動引き落としにする 金銭的な成功に関しては、自分自身が最悪の敵となり得る。やらなければいけないことを先延ばしにしたり、怠ったりしてしまう、その一方で誘惑に負けて消費しすぎてしまうというのはよくあることだ。これは、お金持ちにならないための完璧なレシピと言えよう。 (3)最大限の積み立てをする 退職金積立制度に関しては、最初は少額から始め、限度額に達するまで毎年少なくとも1%ずつ増やすべきだと聞かされているのではないだろうか。先延ばしにしてきたのなら、たとえ少額から始めたとしても、何もしないよりはましである。 問題は小さな努力は小さな結果しか生まないということだ。お金持ちになりたければ、本気で貯めようとしなければならない。つまりそれは、最初から限度額を積み立てるということを意味する。 (4)クレジットカードの残高を持ち越さない あなたの経済的自由にとって最大の脅威の1つがリボルビング式の高金利負債である。不必要な手数料や金利で数千ドルも支払うことは大きな負担となり得るばかりか、貯蓄を増やす妨げとなる。 お金持ちになりたいのであれば、クレジットカードの残高を持ち越すという悪癖と月々の支払最低額でやり過ごそうという考え方を捨てなければならない。 (5)質素な生活をする 気取らない控えめな人だと思っていたら、後で大金を稼いでいることを知って驚いたという経験はないだろうか。筆者には1983年で時が止まっている年配の顧客がいる。カッコ悪い茶のスーツにスニーカーという服装で、オンボロのボルボ・ステーションワゴンを運転し、40年前に購入した普通の家に住み続けている。 ところがこの男性は、ものすごく成功した起業家で大富豪だった。彼の財産はその質素な生活のおかげでさらに増えていた。 (6)誘惑を遠ざける われわれの周囲には収入にそぐわない贅沢な暮らしへの誘惑があふれている。テレビ、雑誌、友人、家族、同僚、裕福な隣人などである。買って買って買いまくることへのプレッシャーから逃れることは不可能に近い。問題はそうした過剰消費が借金の山、貯蓄不足、長期的に不安定な家計を招くことが多いということだ。 (7)目的志向になる 目標はわれわれにインスピレーション、動機、目的意識を与えてくれる。われわれの多くには、債務の返済、住宅の購入、特定の年齢での引退など、共通する目標がある。起業する、あるいは別荘を所有するという目標を持っている人もいるだろう。残念なことに、そうした目標は日々の生活のストレスによって簡単に影が薄くなり、忘れられたり放置されたりしがちである。 目標が単に浮かんでは消える考えだと、その意味や自分の行動に与える影響は失われてしまう。これによって金銭面での悪習慣が生じると、お金持ちになるというあなたの夢は夢のままで終わってしまう。 (8)投資を学ぶ 成功している投資家は、重要な金融概念を研究し、べき・べからずを学び、現在の傾向を把握するための時間を割いている。彼らは自分の理解力を強化、拡大するためのチャンスを生かし、日常的に金融情報を吸収できる状態に身を置いている。 彼らを見習ってウォール・ストリート・ジャーナルを購読し、マーケット・経済専門チャンネルCNBCを視聴し、ゴシップ雑誌の代わりにフォーチュン誌を手に取り、金融専門家のツイッターをフォローすべきである。熱心なお金の研究家になれば、お金持ちになるための科学をマスターできるだろう。 (9)ポートフォリオを分散化する 成功している投資家はすべての資金を1つまたは2つの資産に投資してはいけないということも知っている。彼らはその豊富な資金を、株式、ミューチュアルファンド、上場投資信託(ETF)、債券、不動産、収集品、新興企業など、さまざまなものに広く分散投資している。 分散型のポートフォリオは、複数の成長源からうまく利益を上げられる可能性と、資産の1つが大暴落した場合でも経済的に破綻せずに済むという安心感を与えてくれる。 (10)金を儲けるために金を使う 巨万の富を築くには支払うべき代償があるというのは事実だが、著名投資家のウォーレン・バフェット氏でもない限り、それは株式の銘柄選択でギャンブルをして資金を失うということではない。油断をすると、衝動、無邪気さ、特に欲や恐れといった感情は金持ちになるチャンスの深刻な妨げになり得る。 ウォーレン・バフェット氏 Associated Press 自分の身を守り、金銭的な目標に大きく踏み出す最善の方法は、最初に金融のプロたちのチームに投資することである。これは有能で経験豊富なファイナンシャル・アドバイザーや会計士、より複雑な場合はエステート・プランナーを雇うということを意味している。
確かにプロを雇うとお金がかかり、すべて自己流の投資をすることもできるのだが、彼らの客観性、専門知識、顧客それぞれの立場に合わせた助言、継続的な監視などにはその価値が十分にあり、自分ですべて調べるというとてつもない負担からも解放される。 関連記事 億万長者たちが語りたがらない10の事実 億万長者になりたい?香港に引っ越すべし お金持ちほど長生き―平均寿命は所得に比例 米の億万長者はどこに 億万長者たちが語りたがらない10の事実 2013 年 11 月 22 日 18:30 JST Bloomberg 1.「われわれの資産はますます増えている」
2013年、世界の億万長者の資産は過去最高を記録した。2013年のフォーブス・ビリオネアズ・リストには1426人の名前があり、その純資産の総額は5兆4000億ドル、昨年比で17%増となった(このリストには王族や独裁者は含まれない)。富裕層向けのコンサルティング会社ウェルスXとUBSが行った最近の調査によると、うち442人は米国に居住し、その平均純資産は108億ドルで、昨年の91億ドルから増加している。 その一方で、その他の米国民の純資産はグレート・リセッション(大不況)以来減少しており、まだ回復していない。ピュー・リサーチ・センターが2010年の米連邦準備制度理事会(FRB)のデータを分析したところ、純資産が8万3000ドル以下の一般世帯が約半数に上ることがわかった。 2.「100万ドルや1000万ドルにもはや昔のような価値はない」 オンラインの不動産会社トゥルーリアによると、マンハッタンの住宅価格の中間価格が100万ドル強の時代にあって、純資産100万ドルの人はもはや金持ちではないと専門家は言う。単にニューヨークかサンフランシスコに住宅を所有している、あるいはジャージーショアに別荘を持っているだけということもあり得るからだ。世界的なエリートとして大富豪たちと張り合うためには、最低でも8ケタ(1000万ドル以上)の年間所得が必要になる。 3.「ここはほぼ男性専用のクラブである」 億万長者の90%以上は男性である。フォーチュン1000(米フォーチュン誌が編集・発行する総収入ランキング全米上位1000社)のうち女性が最高経営責任者(CEO)に就いている企業はわずか4%と、連邦議会議員の18%や連邦地方裁判所裁判官の30%と比較しても割合がきわめて少ないということを踏まえると、これは意外なことではないかもしれない。それでも女性たちは確実に前進している。今年のフォーブス・ビリオネアズ・リストには昨年の104人を上回る138人の女性が入っている。 4.「私は賢いかもしれないが、スタート時点で有利だった」 米国の億万長者たちは最高の教育を受けた人々である傾向が強いことが調査で示されている。専門誌インテリジェンスに発表された論文「米国のエリートを調査する」の中で、デューク大学の心理学者、ジョナサン・ワイ博士は、億万長者が入学基準の最も厳しい大学に在籍した可能性はCEO、裁判官、連邦議会議員よりも高いということがわかったと述べている。 彼らは頭がいいのだろうか、それとも幸運なだけなのか。ワイ博士はその両方が少しずつあると話す。億万長者のほとんどが上流中産階級に生まれているのだ。 5.「使わなければお金の意味がないではないか」 2011年、ドナルド・トランプ氏はホワイトハウスのために1億ドルの舞踏室を建設すると申し出た。ところがこれも、超大富豪たちの散財と比べると大した額ではない。2010年、ロシアの石油王、ロマン・アブラモビッチ氏は全長163メートルのヨット「エクリプス」を10億ドルで購入したと報じられた。2009年、サウジアラビアのアルワリード王子はエアバスの超大型旅客機「A380」を4億ドルで購入した。 6.「われわれが恐れているのは離婚弁護士だ」 数人の億万長者の伝記を書いたジャネット・ロウ氏によると、億万長者の離婚は珍しいが、数億ドルの慰謝料がかかったり、夫婦のプライバシーがひどく侵害されることもあるという。同氏によると、ゼネラル・エレクトリックの元CEO、ジャック・ウェルチ氏と2人目の妻のジェーン・ウェルチ氏の2003年の離婚はその好例だ。コネティカット州で提出された離婚関連の書類では夫妻の高い生活水準が明らかになり、全米の新聞が特にウェルチ氏の退職後の特別待遇に焦点を当て、それを詳細に記事にした。 米証券取引委員会(SEC)が調査を始めると、ウェルチ氏は年間で250万ドルの価値があるとされたその特別待遇を自主的に放棄した。 7.「われわれは株式に投資して金持ちになったわけではない」 ゼロからスタートして億万長者になりたいというのであれば、株式市場への投資はやめた方がいいと言うアドバイザーもいる。もちろん、底値で投資して天井で売れば、その人はかなり儲かるだろう。しかし、投資で年間15%のリターン――これを実現し続けた人などいないに等しいぐらいの至難の業だが――を上げられたとしても、20年後に10億ドルを手にするには、6500万ドルほどの資金から始めなければ難しい。 カリフォルニア州ニューポートビーチに拠点を置く退職・年金計画の会社、リタイアメント・インカム・センターの創業者で社長のロバート・クライン氏は、ビル・ゲイツ氏、マーク・ザッカーバーグ氏、スティーブ・ジョブズ氏など、億万長者たち多くが株式投資ではなく、起業することで巨万の富をつかんできたと指摘する。 8.「あなたは脱税と言うが、われわれに言わせれば節税だ」 大富豪たちが平均的な市民よりも頻繁に納税義務を回避しているかどうかについてはデータがないが、その額が莫大なこともあって、億万長者による脱税事件に対するメディアの注目度は高い。最近名指しされて面目を失い、禁固刑に直面しているのは、ぬいぐるみビーニーベイビーズのメーカー、タイの69歳のCEO、タイ・ワーナー氏である。フォーブス誌によると、同氏の推定純資産は26億ドル。同氏はスイスの銀行口座にある資産の報告義務を怠り、政府に5360万ドルの民事制裁金を支払うことに同意した。これはオフショア口座の資産隠しでは最大級の制裁金である。億万長者たちを含む大富豪たちには、所得に対する課税割合がかなり小さいという特権もある。彼らの所得の大半は投資から得られるものなので、かかる税率が賃金や給与よりも低いのだ。 9.「家族は私を嫌い、私の財産を愛している」 オーストラリアで最も裕福な女性、59歳のジーナ・ラインハート氏の例を見てみよう。彼女の子供、37歳のジョン・ハンコック氏と36歳のビアンカ・ラインハート氏は彼女を提訴している。数十億ドルに上る一族の信託財産の受託者である母親は、受益者である4人の子供たちがその財産にアクセスできるようになる期日を遅らせようとして重大な違法行為を働いたというのである。(ジーナ・ラインハート氏の代理人を務める弁護士事務所、コアーズ・チェンバース・ウエストガースは彼女がすべての不正行為を否認していると述べ、報道機関向けの声明では、彼女がこの訴訟を終わらせるために受託者の役割の放棄を提示していることを明かした) 家族の揉め事は億万長者に限った話ではない。しかし、数十億ドルという財産が絡むと事がややこしくなる。ウェルスXの社長、デビッド・フリードマン氏は「財産がその根底にあるものを増幅させる」と指摘する。最初の10億ドルを稼ぐのに自分の持てる力のすべてが必要だとすると、「何か別なものが犠牲になる。往々にして真っ先に犠牲になるのは家族だ」と同氏は言う。 10.「すべてはリア王が教えてくれた」 億万長者たちは昔から、自分たちの莫大な財産を子供たちに残したり、子供たちに家業を継がせたりしてきた。ところが、これとは違う道を進んでいる億万長者もいる。大富豪たちに財産の半分の寄付を奨励する目的で2009年に始まった社会貢献キャンペーン「ギビング・プレッジ」には、少なくとも30人の億万長者が参加を表明している。このキャンペーンの発起人で著名投資家のウォーレン・バフェット氏は自分の財産の99%を寄付することを約束した。 関連記事 ・ファンドの目論見書が教えてくれない10の事実 ・あなたの配偶者が語りたがらない10の事実 ・大学院が語りたがらない10の事実 ・セラピストたちが語りたがらない10の事実 ・バー業界が語りたがらない10の事実 ・エコノミストたちが語りたがらない10の事実 ・ネコたちが語りたがらない10の事実 ・サプリメーカーが語りたがらない10の事実 ・MarketWatch 最新グローバル投資情報 ファンドの目論見書が教えてくれない10の事実 By KAREN DAMATO 2013 年 11 月 5 日 19:42 JST Stephen Webster ミューチュアルファンドや上場投資信託(ETF)を買おうかどうか決めようとしているのなら、肝心な事実を知る必要がある。だが、残念なことに、あなたが必要としている答えの多くは目論見書からは得られないのだ。 薄っぺらな「概要」版であれ、それほど一般的ではない数十ページに及ぶ「法定」目論見書であれ、十分な情報に基づいた判断をするために必要な多くの情報はそこには書かれていない。 以下に目論見書では答えが見つからない10の重要な疑問と、その必須な情報の簡単な見つけ方を紹介する。 1.このファンドの手数料は他の選択肢と比較して高くないのか? 目論見書は米証券取引委員会(SEC)によって標準化された書式でファンドの手数料を列挙しているが、それが他のファンドと比べてどうなのかといった情報までは提供してくれない。アクティブ運用型のファンドの手数料率については、モーニングスター社の同カテゴリーの平均をチェックしてみることだ。例えば、Morningster.comで分散型新興国市場株式ファンドのカテゴリーを探し、「手数料」のタブを開けば、その平均手数料率が1.64%であることがわかる。 投資顧問会社アスピリアントの投資戦略とリサーチの責任者、デビッド・グレセク氏は、あるファンドの手数料率と、その競合するファンドの手数料率とを比べ、「自分たちがその市場エクスポージャーをインデックス・ミューチュアルファンドやETFなどで受動的に再現するにはいくらかかるか」についてもチェックするという。例えば、新興国市場ETFでは、バンガードFTSEエマージング・マーケッツETFの手数料率は0.18%となっている。 2.このファンドのパフォーマンスは競合ファンドと比べてどうか? 目論見書には1つ以上の市場指数と比較したパフォーマンスが示されているが、一般的に競合ファンドとは比較されていない。Morningstar.comとWSJ.com(トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッパーのデータを使用)では、あるファンドのパフォーマンスが競合ファンドと比べてどうだったかを年ごとはもちろん、過去1年間、3年間、5年間といった期間でもチェックできる(ファンドや市場に関するWSJ.comのデータは誰でも無料で閲覧できる)。 ウェブサイト、ミューチュアル・ファンド・オブザーバーの管理人、デビッド・スノーボール氏は、来る年も来る年も平均から平均以上のパフォーマンスをするファンドを探している。しかし、市場がバブル化しているときに運用マネジャーが安全策を取ったおかげで、出遅れた株式ファンドを避けることはない。 3.ファンドの実際の資産構成割合はどうなっているのか? ファンドが何に投資しているかは目論見書にも書いてあるが、最近、実際に保有している資産についてはファンドのウェブサイトをチェックすべきだ。多くのファンドは上位10資産と運用マネジャーが選好しているセクターや国を示す円グラフを提示している。インデックスファンド/ETFについては、そのベンチマークで優勢な分野の割合が示されている。こうした情報はウェブサイト上にある月々の、あるいは四半期ごとのファクトシートの一部になっているかもしれない。 Morningstar.comでは、株式ファンドの「ポートフォリオ」のタブを開くと、そのファンドのセクターや世界の地域へのエクスポージャーがベンチマークや競合ファンドと比べてどうかが示される。特異なポートフォリオのファンドのパフォーマンスはベンチマークや競合ファンドよりも極端に良かったり悪かったりすることに留意すべきだろう。 4.その株式ポートフォリオはどれほど集中投資されているのか? モーニングスターによると、最近の一般的な米国株ミューチュアルファンド(セクター別ファンドは除く)は、その上位10銘柄が総資産の約30%を占めているが、なかには80%以上、90%もを占めるファンドもある。通常はファンドのウェブサイトでその数字が見つかるが、上位銘柄の割合を自分で加算することもできる。 ミシシッピ州ジャクソンに拠点を置くメドレー・アンド・ブラウンの投資顧問、ダグ・ムエンゼンメイ氏は言う。「われわれは信頼できるマネジャーによる集中投資はいいことだと思う」とはいえ、集中投資型ファンドはボラティリティーが高いため、同氏は通常、上位10銘柄が50%を超えることを好まない。 集中投資は、単一国のインデックスファンドにとって問題となっている。というのも、少数の大企業がその市場を支配しているかもしれないからだ。iシェアーズが販売しているいくつもの単一国ETFは集中投資を抑制するために上限ルールを採用していているが、それでも上位10銘柄が総資産の50%以上になってしまっている。 5.債券ファンドにおいて、その平均残存期間と信用格付けはどれぐらいか? 目論見書は債券選択の範囲を詳細に説明しているはずだが、そのファンドが負っている金利リスク、デフォルトリスクの最近の数字を確かめるにはファンドのウェブサイトに行くしかない。「残存期間」は金利リスクを測る標準ゲージである。例えば、そのファンドが保有している債券の平均残存期間が5年であれば、そのファンドの価値は金利が1%ポイント上昇するごとに5%低下するということが示唆される。デフォルトリスクに関しては、ポートフォリオの平均信用格付けを見るか、保有債券の異なる格付けの割合がどうなっているかをチェックする。 比較基準として1つ挙げると、バークレイズUSアグレゲート・ボンド・インデックスに連動するiシェアーズ・コア・トータルUSボンド・マーケットETFの残存期間は約5年で、トリプルA債が資産の70%を占めている。 6.ファンドのマネジャーや取締役らはそのファンドに投資しているのか? 投資顧問たちの多くは、ポートフォリオマネジャーや取締役たちが自らの莫大(ばくだい)な資産を投資しているファンドを選好している。これは、通常はファンドのウェブサイトにある追加情報(SAI)で開示されている。このデータはおおよその範囲であり、実際の金額ではない。例えば、ウェイツ・ファンズのSAIによると、ウォーレス・ウェイツ氏は自らが運用する4つのファンドのそれぞれに3月31日時点で100万ドル以上を投資していたという。 マネジャーたちの投資内容をウェブサイトや他の資料で公表しているファンド会社もある。 7.このファンドのボラティリティは他の選択肢と比べてどれほど高いのか? モーニングスターでファンド分析のアソシエイトディレクターを務めるダン・カロトン氏は、価格変動の幅が小さいファンドが必ずしも長期的パフォーマンスで勝るわけではないが、そうしたファンドの方が「投資家にとって保有し続けやすい」と話す。そうしたファンドであれば、投資家は「われわれの多くが犯してしまう愚かな心理的過ち――価格が急落した後のパニック売りなど――を犯す可能性が低い」と同氏は指摘する。 完璧ではないが、簡単にボラティリティを測るには、例えば過去3年間のファンドのリターンの標準偏差と競合するファンドやインデックスの標準偏差を比較するという方法がある。より高い数値は月々のリターンの幅が大きいということを意味している。WSJ.comの「リスク」、またはMorningstar.comの「評価とリスク(Ratings & Risk)」のタブを開けば見つかるはずだ。 8.ETFにおけるビッド・アスク・スプレッドはいくらか? 投資家が従来型のミューチュアルファンドを売買するとき、その価格(あらゆる手数料を除く)はそのファンドの保有資産の「純資産価額(NAV)」となる。これとは対照的に、ETFの場合、いつなんどきでも、その購入価格は売却価格を上回る。インデックスユニバースでETF分析学の副責任者を務めるポール・バイオッチ氏は、時と共に変化するビッド・アスク・スプレッドは事実上、手数料に加算されていると指摘する。スプレッドは通常、流動性が少ない資産の方が大きくなる。 過去60日間のETFの平均ビッド・アスク・スプレッドはindexuniverse.comで確認できる。 9.運用マネジャーは実際にはどのように投資しているのか? アクティブ運用型のファンドを検討する場合、その運用マネジャーの投資プロセスとその人が世界をどうみているのかを理解しようとするものだ。そのファンドに投資する「説得力のある根拠」が存在すれば、不可避な難局の最中でもそのマネジャーに対してあまり不安を抱かずに済むかもしれない。 ウェブサイトでファンドの最新の株主向け報告書や追加的なコメントを読むようにしよう。 ニュージャージー州ノースベールに拠点を置く投資マネジャー、ジョン・コウマリアノス氏は「本音が聞こえてくるような」投資家向けの書簡を書くマネジャーを選好する。同氏はFPAやサード・アベニューといった小規模なファンド会社のファンドにそうしたことがより多いとしながらも、大手ではアメリカン・ファンズが抜きんでていると指摘した。 10.ファンド会社から仲介業者へのリベートは顧客の利害と相反するのか? たいていの場合、目論見書にはファンドやファンド会社から金融仲介業者へのリベートが、仲介業者や個人ブローカーたちに影響を与え、投資家に他の投資商品ではなく、そのファンドを勧めることにつながるかもしれないという短い記述がある。 ミシシッピ大学の法科大学院のマーサー・ブラード准教授は、仲介業者のウェブサイトをチェックすればより詳しい情報が得られると話す(「収入分与(revenue sharing)」という言葉で検索してみるといいかもしれない)。 例えば、モルガン・スタンレーは、2012年に同社にそうしたリベートを支払った100以上のファンド会社のリストを開示している。そのうちの37社は、モルガン・スタンレーでの教育・マーケティング活動に「財源・人的資源でかなり貢献」し、モルガンの販売担当者とも接触しやすかったかもしれない「グローバル・パートナーズ」とみなされていた。 エコノミストたちが語りたがらない10の事実 By QUENTIN FOTTRELL 2013 年 6 月 12 日 19:19 JST Jason Scheinder 1.「われわれに次の危機を予想することはできない……」
米議会の政治的な行き詰まりのせいで米国の景気回復が失速する恐れがあるなか、投資家はまたしても将来起きることについての助言をエコノミストたちに求めている。しかし、それは霊界との交信に使われるウイジャ盤に聞くのとあまり変わらないかもしれない。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長を筆頭に、エコノミストたちのほとんどは2008年の金融危機の予測に失敗した。カリフォルニア大学リバーサイド校で経済学を教えるメイソン・ギャフニー教授は、2011年に発表した論文「暴落の予測に賞を」の中で次のような事後分析をしている。「2008年の暴落にはわれわれのほとんどが驚かされた。この件がきっかけとなり、多くの人がどうしてエコノミストたちはそれに気付かずにいられたのかという疑問を持った」 しかも、これは単発の出来事ではなかった。ジョンズ・ホプキンス大学で経済学を教えるローレンス・ボール教授によると、エコノミストの大半は、世界大恐慌から1970年代のオイルショック、2000年と2001年のインターネットバブル崩壊まで、あらゆることに驚かされてきたという。モーゲージ危機の予測を難しくしたのは、「15年前にはサブプライムモーゲージが存在していなかった」という事実だと同教授は指摘する。エコノミストたちは過去の出来事を研究することで次に起きることを予測するのだが、前例がない出来事もある。「世界は急速に変化している」とボール教授は言う。 2.「……しかし、われわれはそれを引き起こす一因にはなれるかもしれない」 専門家によると、楽観的な予測が、投資家を大暴落に対して無防備な状態にならしめる一方で、エコノミストたちの悲観論が大暴落の一因にもなり得るという。経営コンサルティング会社、シリコン・アソシエーツのパートナー、セス・ラビノウィッツ氏は「エコノミストたちの興味をそそる発言は、消費者マインドに影響を与え得る」と話す。同氏によると、消費者が財布のひもを緩める際に影響を与える要因には、所得、株式市場のボラティリティー、そしてエコノミストたちの発言などがあるという。 3.「われわれの予測はちょっとした当て推量とさほど変わらない」 専門家によると、2008年の差し迫った問題を知らせる上で、数理モデルがほとんど役に立たなかったこともあり、エコノミストたちのあいだでは直感を信じる人が増えているという――つまり、彼らは推測しているのである。もちろん、知識に基づいた推測ではあるが、推測であることに変わりはない。ミシガン大学フリント校で財政学と経営学を教えるマーク・ペリー教授は、経済予測の半分以上は直感に基づいているとみている。 特に2001年9月11日に起きた同時テロのような事件やその他の予期せぬ大災害に対処するとき、数理モデルが現実世界で役に立たないことが多いとして、ちょっとした当て推量を使うのも悪いこととは限らないという人もいる。 4.「大胆な予測の原因はテストステロンにある」 エコノミストの大半は男性である。エコノミストのジョン・シーグフリード氏とチャールズ・スコット氏がまとめ、アメリカン・エコノミック・レビュー誌に発表した研究によると、経済学の博士号を新たに取得した人に占める女性の割合は30%ほどでしかなく、1995年以来わずかな増加にとどまっているという。他の金融に関わる職業では男性の方が少数派なので、この不均衡は特に際立っている。米労働省女性局によると、会計士や監査役、税務申告書作成者、保険引受人、税務調査官や収税官といった職業では女性従事者の方が多いという。 関連記事 ネコたちが語りたがらない10の事実 クルーズ業界が語りたがらない10の事実 サプリメーカーが語りたがらない10の事実 炭酸飲料業界が語りたがらない10の事実 エコノミストの男女不均衡は、経済政策に良くない影響を及ぼし得ると言うコメンテーターもいる。アメリカ経済学会(AEA)が2012年に会員を対象に行い、コンテンポラリー・エコノミック・ポリシー・ジャーナル誌に発表した調査によると、男性と女性のエコノミストは教育バウチャー、医療保険、労働基準をめぐる政策といった問題で考え方が違うことがわかった。この調査の対象となった女性は、経済での政府の役割が「小さすぎる」、または「あまりにも小さすぎる」と考えている可能性が男性よりも24%高く、政府の政策は米国の所得分配をより平等にしようとすべきだという考えに賛成する可能性は男性よりも32%も高い。 5.「われわれが使っている繁栄の物差しは役に立たない」 エコノミストたちは、国家経済の健全性を評価するのにさまざまな物差しをあてにしているが、その多くは考えられているほど正確ではないかもしれない。例えば、国内総生産(GDP)の成長率──エコノミストたちが最も注目している指標の1つ──がその国の経済が健全かどうかを示しているとは限らない。というのも、大きな経済危機は、GDPが急成長を遂げた期間のすぐ後に起きることが多いからである。 6.「経済学は陰気な科学であって、精密科学ではない」 マサチューセッツ州レキシントンにある投資顧問会社アドバイザー・パースペクティブスのリサーチ部門の責任者、ダグ・ショート氏は、グループとして見たとき、エコノミストたちの見解はかなり食い違っていると話す。ウォール・ストリート・ジャーナルがエコノミストを対象に行った2013年4月の調査では、2013年のGDP成長率の予想で1.8%から3.9%、2014年のそれには2%から4%の幅があった。ショート氏に言わせるとこの差には、「さえない」成長と「力強い」成長ぐらいの違いがある。 どうしてこれほど不正確なのか。米カリフォルニア州サンディエゴにあるポイントロマ・ナザレ派大学のファーマニアン経営経済研究所のチーフエコノミスト、リン・リーザー氏は、エコノミストたちが経済学の領域を超えた厳格性を求められ、プレッシャーを感じていると話す。「顧客に対して有意な幅を示すのが精いっぱいだとは言いづらいので、推定値をピンポイントで示すことになってしまう」。リーザー氏によると、エコノミストたちはその予測を修正するのも早すぎるという。「最新のデータに過剰反応してしまうが、より長期的な視点で予測した方が良い場合が多い」 7.「われわれは左派寄りである」 2008年時点で、AEAの会員の半数近くが民主党員だと回答、共和党員はわずか17%だった。さらに言えば、同じ調査(『ディルバート』の作者、スコット・アダムス氏の依頼で実施された)で、大統領に当選したら、重要な経済問題を最も前進させるのはオバマ氏だと考えていたエコノミストたちが60%もいた(この調査は全国規模の世論調査・市場調査会社、OSRグループによって実施された)。 8.「われわれには隠された意図があるかもしれない」 影響力を持つエコノミストの多くが、公平な権威というオーラを与えてくれる大学で働いている。ところが、専門家によると、経済学者のほとんどが実際には、自分の政治的──そして、経済的──動機を抱えているという。米ミシガン州ブルームフィールドヒルズにあるクリアー・ファイナンシャル・アドバイザーズの創業者、ロバート・シュマンスキー氏は「ほとんどのエコノミストが、人々に長期投資を続けさせるという意図を持った金融機関に雇われている」と指摘する。 さらに言えば、大学で働くエコノミストの70%には学究的環境外に金銭的利害関係があるという。このことは2005年から2009年までのエコノミストたちによるメディア出演、新聞の記事、論文発表などを分析した2010年のジェラルド・エプステイン氏とジェシカ・キャリック・ヘーゲンバース氏の研究論文「Financial Economists, Financial Interests and Dark Corners of the Meltdown(金融エコノミスト、金銭的利害、メルトダウンの暗い隅)」で明らかになった。しかし、こうした企業や民間セクターとの結び付きがあるにもかかわらず、エコノミストたちは民間セクターで働いていることをめったに明かそうとしない、と研究者たちは述べている。 9.「われわれは宇宙人の言葉で話しているも同然である」 減税やその他の経済的恩恵を富裕層に与えることで、社会の下部にも利益が浸透していき、全体的な景気が改善するというのがトリクルダウン経済の理論だが、実際はそのようにうまく行かないのが普通である。同じように、経済の理論もそれを最も必要としている人々まで流れ落ちていかない。リーザー氏は「エコノミストが言っていることを誰も本当は理解していない」ことをその原因の1つに挙げた。 10.「われわれが売っているのは、あなたがすでに知っていることである」 エコノミストなど本当に必要だろうか。これには議論の余地があるとする専門家もいる。エコノミストたちは銀行やその他の機関にサービスを提供しているが、いろいろな意味で、彼らにわかっていることは普通の人にもわかっていることでしかない。 ハーバード大学のケネディ行政大学院のジェフリー・A・フランケル教授によると、エコノミストたちの「合理的期待仮説」は、労働者、投資家、消費者のみんなが合理的で、株式や不動産といった資産の価格には入手可能なすべての情報が反映されているという前提に基づいている。 たとえそうだとしても、市場と公開情報で決まるのは、今この瞬間に資産にどれほどの価値があるかだけであり、将来にどれほどの価値になるかではない。ジョンズ・ホプキンス大学のボール教授は「今から5年後の経済に何が起きるのかを知りたければ、エコノミストたちは多くの判断を与えてくれるだろう」と述べた。 あなたの配偶者が語りたがらない10の事実 By CATEY HILL 2013 年 8 月 26 日 15:35 JST Nata Metlukh 1.「配偶者よりも愛人におカネを費やしている」 不倫に関する調査をしている総合的社会調査によると、結婚している米国人の約15%が不倫をしたことがあると認めており、過去20年間、この割合は比較的安定しているという。既婚者たちは浮気をしているばかりか、苦労して稼いだおカネの多くを愛人に費やしているのだ。不倫専門出会い系サイト「アシュリー・マディソン・ドットコム」の利用者、14万人を対象とした調査によると、あなたの夫に愛人がいた場合、夫があなたへのクリスマスプレゼントにかける額がたったの60ドルだとすると、愛人のそれには125ドルもかける可能性があるいう。 2.「私には秘密の銀行口座がある」 秘密の銀行口座を持っているのはバーニー・マドフ受刑者(巨額詐欺事件で服役中)のような人物だけだと思っているのであれば考え直した方がいい。全国金融教育基金とフォーブス誌が共同で行った2011年の調査によると、既婚者や共同名義の口座を持つカップルの15%はパートナーに隠している銀行口座を持っているという。こうした秘密口座を持つ理由には悪気がない場合もある。結婚する前に開設した口座を閉鎖できていなかっただけかもしれないのだ。 3.「私には敬愛する職場配偶者がいる」 彼女はあなたの誕生日を覚えていて、火曜日にはタイ料理を食べるということも知っている。あなたの両親が夫婦の問題を抱えていることまで知っている。しかし、その彼女はあなたの妻ではない。就活サイト、ボルト・ドットコムが行った調査によると、約3人に1人に「職場配偶者」――親しいがプラトニックな関係の異性の同僚――がいるという。カリフォルニア州ロングビーチの心理療法士、ティナ・テシーナ氏は職場配偶者が「職場の秘密を共有したり、サポートし合ったりできる職場での仲間という役割を果たしている」と指摘する。 4.「私はそれを買っていないふりをする(少なくとも値段に関してはうそをつく)」 ノースカロライナ州ウィルミントンに住み、教育者として人々が金銭問題に対処するのを手助けしているシブル・ソロモンさんは35年近くにわたって多くの買い物を夫に内緒にし続けたり、値段に関してうそをついたりしてきた。新しいブラウスを買うと、ソロモンさんはそれを洋服だんすに数週間も隠し続けた。ついにそれを出して着たときに夫に聞かれたら、彼女は「ずっと前から持っていた」と答えるという。「私が子供のころ、買い物から帰った母親は私に『お父さんには言っちゃダメよ』とよく言っていた。私はいつの間にかそういうものだと理解し、40年後の今も言わないようにしている」 5.「私はあなたが思っている以上に稼いでいる」 より魅力的に思われようとして自分の給与を多めに言う人がいる一方で、ボーナスや副業の収入を隠して少なめに言う人もいる。全国金融教育基金とフォーブス誌が共同で行った調査では、既婚者の約10%がいくら稼いでいるかに関してパートナーにうそをついたと回答した。特に若い夫婦でその割合が高く、18-34歳の25%近くが収入に関して配偶者にうそをついたと認めている。ところが55歳以上のその割合はわずか3%だった。 6.「稼ぎが多い私はあなたよりも幸せだ」 どちらが生活費を稼いでいるかは重要である。中間所得層の夫婦に関してコーネル大学が行った2009年の研究によると、その差額はいくらであれ、妻よりも多く稼いでいる夫は仕事への満足度で、妻とほぼ同額を稼いでいる夫よりも大幅に高い値を示したという。この研究の共同執筆者、パメラ・トルバート氏は、一家の大黒柱という昔からの役割を果たせたことに夫が満足感を得たことがその一因となっていると指摘する。その反対に、従来の型にはまらない夫は不満を覚えたり、浮気をしたりするかもしれない。結婚・家族を専門とするセラピスト、アリサ・ルビー・バッシュ氏は「妻に金銭的に頼らなければならないとき、夫は自分を無力で女々しい、あるいは子供のようだと感じてしまうことがある」と述べた。 7.「できれば大黒柱にはなりたくない」 仕事が好きだということを隠そうとしない妻でも、それが家庭生活の幸せに与える影響については率直に語ることはないと思った方がいい。ピュー・リサーチ・センターの18歳未満の子供がいる一般世帯を対象とした調査によると、1960年に一家の唯一、あるいは主な稼ぎ手だった妻はわずか11%だったが、2011年にはそれが40%にまで増えたという。世帯所得の大半を稼ぐことで妻の仕事への満足度は高まったが、家族への満足度はかなり下がったということが2009年のコーネル大学の研究でわかった。その研究の共同執筆者であるトルバート氏は、その不満の根っこに、伝統的な男女の役割分担を守らなかったときに多くの妻が抱く罪悪感があると話す。他の研究者もこれに同意している。「家族に100%の時間とエネルギーを割けていないかもしれないということに妻はうしろめたさや恥ずかしさを感じる可能性が高い」とバッシュ氏は言う。 8.「私は財産目当てで結婚した」 玉の輿(逆玉)に乗ることに何のわだかまりもないという男女もいる。資産調査会社プリンス・アンド・アソシエーツが1100人以上を対象に行った調査によると、女性の3人に2人、男性の半数が、150万ドル相当の財産を持っていれば、外見が平均的な好きな人と「喜んで」あるいは「是が非でも」結婚したいと回答した。男性が財産目当てで結婚すると言う可能性は年と共に高まる(20代では41%だが、40代では61%)のに対し、女性は30代で財産を結婚の第一条件とする可能性が最も高い。 9.「おカネについてうそをつかれるよりは、浮気される方がまし」 配偶者に浮気されるのと、おカネについてうそをつかれるのでは、どちらがより傷つくだろうか。レッドブック誌とローヤーズ・ドットコムのためにハリス・インタラクティブが1800人弱を対象に行った調査によると、米国人の4人に1人が浮気よりもおカネに関する正直さの方が重要だと回答した。しかし、おカネに関する正直さを重視する人々は失望する覚悟をしておいた方がいい。というのも、全国金融教育基金とフォーブス誌が共同で行った調査では、米国人のほぼ3人に1人がおカネに関して配偶者にうそをついていたからである。 10.「女性販売員が美人だったので、貯金をすべて注ぎ込んでしまった」 たとえ世界で一番幸せな夫婦だとしても、夫が美人の魅力に負けないとは限らない。男性はよく美しい女性販売員から高級品を買ってしまう。これは「自分が成功しているということをその女性に示せる」からだとテシーナ氏は指摘する。こうした行動の誘因の1つには感情的な未熟さがあるのかもしれない。「その男性は自分の空想の世界で行動していて、それが招く結果を無視している」と同氏は言う。だが、その行動の誘因には生物学的な部分もあるかもしれない。オーストラリアのクイーンズランド大学で行われたリスクテイキングに関する研究は、美人がいるとテストストロン値が急上昇し、男性はより多くのリスクを冒すようになると結論付けている。これは恐らく進化の過程の産物であり、男性たちは、1人の女性の奪い合いになると、自らの健康と活力を誇示するためにリスクを冒してきたのである。 大学院が語りたがらない10の事実 By JONNELLE MARTE 2013 年 8 月 22 日 15:29 JST Lars Leetaru 1.「教室には空席があるだろう」
多くの人々が大学院へ行くことで景気後退から避難しようとしたが、景気が改善してきたことで入学者数も減ってきている。大学院課程を推奨する全国組織、米大学院協議会が集計した直近のデータによると、2011年秋に米国内の大学で初めて修士課程、博士課程を登録する人の数は前年比で1.7%減少した。 2.「それでも、合格するには世界中からの入学希望者と競わなければならない」 大学院へ行く米国人は減っているが、その穴は外国人学生が埋めている。米大学院協議会によると、初めて大学院課程に登録する一時滞在者――つまり、学位の取得を目的として米国に滞在している人々――は2011年に前年比で7.8%増加し、米国民と永住者の登録は2.3%減少した。実際、一時滞在者は2011年に初めて大学院課程に登録した人の17%を占めており、2010年の15.8%から増加している。 3. 「授業料は高額である」 景気の改善は大学院への関心が低下した原因の一端になっているかもしれない。仕事が見つかった就職希望者が、より高い学位を目指す可能性は低いからだ。ところが、入学希望者の数が減っている本当の原因は高額な入学金だと指摘する学資援助の専門家もいる。連邦融資制度の変更に加えて、政府の予算削減により、学生が受けられる援助額が減少し、大学院に行くための金銭的負担が大きくなったのだという。 4.「われわれの財源は減ってきている」 大学院生たちが多額の授業料を渋々支払っている一方で、多くの大学は予算と登録者数の縮小に直面し、提供するコースの質にも変化が生じている。州政府や連邦政府の予算削減により、クラスの規模を大きくしたり、非常勤教授への依存度をさらに高めたりすることを余儀なくされている大学もある。大学院課程だけに限った信頼できるデータは存在しないが、米国大学教授協会が集計した数字によると、2011年時点で全大学教職員の70%が非常勤、または終身在職権を持たずに働いており、その割合は2001年の64%、1995年の58%から確実に増加している。それどころか、終身在職権のない教授の勤務時間を減らしている大学もある。こうした傾向は特に、登録者数が減少してきた多くの法科大学院で見られる。 5.「好成績だけでは入学できない」 テストで高得点を出し、成績がオールAでも確実に入学できるとは限らないと知って落胆する大学院入学希望者もいると入学者選考の専門家は言う。経営学修士課程(MBA)の入学選考過程に関する本『The M.B.A. Reality Check(MBAの現実を知る)』の著者、エバン・フォスター氏は多くの大学は入学希望者に好成績はもちろんのこと、その分野での数年の職務経験や有意義なボランティア活動なども望んでいると指摘する。「どれほど成績が良くても、リーダーになるために真剣に取り組む姿勢を示し、コミュニティーのための活動などをしなければ、その人は一流の大学院がクラスに必要とする学生ではない」と同氏は言う。 6.「われわれは体形にも注目している」 大学院入学希望者のやるべきことのリストには、称賛に満ちた推薦状での説得、心に訴える入試論文の執筆、学資援助の確保の他にも書き加えるべきことがあるかもしれない。減量である。5月に機関誌「オビーシティ(肥満)」に掲載された研究によると、大学院の入学を認められる太り過ぎの人は、痩せている人に比べて少ないという。ボーリング・グリーン州立大学で臨床心理学の博士課程に在籍しているジェイコブ・バーメイスター氏と仲間の研究者たちが、97人の大学院入学希望者のことを調べると、面接を求められた肥満度指数が高い希望者の合格率は、面接をした痩せた希望者や面接をしなくて済んだ太り過ぎの希望者よりも低いということがわかった。バーメイスター氏によると、研究の対象となった入学希望者たちの資格や経歴は似通っていて、推薦状も同程度に好意的なものだったという。 7.「二流大学という評判はあなたのキャリアや給与に悪影響を及ぼすかもしれない」 給与に関するデータを集めているウェブサイト、ペイスケール・ドット・コムのリードエコノミスト、ケイティ・バーダーロ氏は「大学の名前は非常に重要だ」と話す。実際、給与は一流大学の学位(特にMBAや法学修士)を取得した人の方がずっと高くなっていると同氏は言う。ペイスケールのデータでは、ペンシルベニア大学ウォートンスクールでMBAを取得した人の2年後の平均年棒は12万5000ドル、10年後には16万7000ドルに増加するということが示されている。これに対し、評価がそれほど高くないマサチューセッツ大学ボストン校でMBAを取得した人の2年後の平均年棒は6万2300ドル、10年後のそれは7万5400ドルだという。マサチューセッツ大学にはコメントを求めたが、応じてもらえなかった。 8.「全員が学位を取得できるわけではない」 大学院での教育に数年の時間と数万ドル、場合によっては数十万ドルの授業料を支払った揚げ句、驚くほど多くの学生が学位を取得する前に退学している。米大学院協議会の研究では、博士課程の学生の40-50%が修了前にやめてしまうということがわかった。多くの学生にとって最大の障害となっているのは、10年以上になることもある博士課程修了に要する時間の確保である。5年以内に博士課程を修了する学生の割合は23%未満、7年以内でもわずか46%である。 9.「就職先を見つけるのはわれわれの仕事ではない……」 仕事や給与のない数年間を過ごした後、多くの学生は修士課程を修了して実社会に戻ることを切望している。ところが、実社会への復帰が常にスムーズに行くとは限らない。ペンシルベニア大学の就職アドバイザー、ジュリー・ミラー・ビック氏は「良い学校へ行けば、それだけで就職できるという考え方はやめた方がいい」と忠告する。 10.「……しかも、就職した学生に関する統計値はでっち上げられている」 入学希望者が大学を決めるとき、その修士課程の就職斡旋実績を考慮に入れることが推奨されている。ところが、大学の専門家は、信頼できるデータを入手するのは難しいかもしれないと指摘する。すべての大学が就職に関する卒業生の調査を行っているというわけでもない。調査を行っているとしても、卒業生のどれだけの割合を対象としたのかについては明確ではないかもしれないとバーダーロ氏は言う。さらに言えば、卒業生が就いた仕事にどれほど満足しているかを報告している大学などほとんどないと批評家は指摘する。コンサルティング会社MBAエクスチェンジの創業者、ダン・バウアー氏はこの点が重要だと主張する。というのも、大学は特定の割合の卒業生が就職したと報告するかもしれないが、彼らが「ずっと夢見ていた仕事」に就いたとは限らないからだ。 セラピストたちが語りたがらない10の事実 By QUENTIN FOTTRELL 2013 年 7 月 30 日 11:09 JST David Pintor 1.「診療費を見たら不幸な幼少期を忘れられるかもしれない」 米国医師会が出版する精神医学専門誌JAMAサイキアトリーによると、米国では精神的な助けを求めている人の40%がソーシャルワーカー、精神科医、精神分析医の診療を受けるという。しかし、こうした診療は決して安くはない。決まった診療費というのはないが、セラピストたちは1時間で75ドルから250ドルまでの幅があると話す。ウィスコンシン大学マディソン校の精神医学の臨床学教授、ブールス・E・ワムポルド氏が審査した調査によると、米国人は実際に、あらゆる種類の精神療法――人間関係カウンセリングから認知行動療法まで――に年間100億ドルほどを費やしているという。 2.「私はいかなる研修も受けていないかもしれない」 資格を有する精神分析医や精神科医、免許を受けた臨床ソーシャルワーカーになるには数年間の研修が欠かせないが、占星学や哲学の夜間コースを受講した人が自らをセラピストと称することを防ぐ手立てはほとんどない。セラピーという言葉は、多くの職業や問題を含む包括的用語なのだ。スクラントン大学の心理学の教授、ジョン・C・ノークロス氏はセラピーを職業的というよりはむしろ説明的な言葉だと指摘する。実際のところ、誰しもが自分のことを「セラピスト」と宣伝し、名刺にその肩書を入れ、ウェブサイトを開設して人々が電話してくるのを待つことができる。「精神衛生のサービスは、自分が住んでいる州から開業免許を受けている専門家から受けるべきだ」とノークロス氏は提案する。 3.「しゃべり続けるのはやめてほしい」 1回につき45分から60分、患者の話を聞くのがセラピストの仕事だが、それがいつも簡単なこととは限らない。というのも、特にセラピーを受けている人たちは、その日にあった些細なことにイライラしがちで、本当の問題ではなく、それについて長々と話し続けるからだ。ユタ州ソルトレークシティーにあるワサッチ・ファミリー・セラピーのオーナーで代表を務めるジュリー・ハンクス氏は「ときおり、心の底から退屈することがある」と話す。そうしたごくまれな退屈にも良い面がある。何かがうまくいっていないということをハンクス氏に教えてくれるのだ。そんなとき同氏はこう自問する。「この患者へのアプローチをどのように変えるべきなのか」 患者ではなく、セラピストの方が本当の問題に適切な注意を払っていないということもまれにあるのだ。 4.「あなたが私を必要としている以上に、私はあなたを必要としている」 数回の診療後、セラピストが診療の追加を勧めることがよくある。だが患者はそこを離れるときを知らせる合図に気付くべきだと業界関係者は言う。たとえば、「セラピストがあなたを金銭的に必要としている」と感じたり、自分では良くなったと感じているのにさらなる診療を押しつけてくるときは「セラピストを代えた方が良い」とハンクス氏は言う。大半のセラピストは本気で他人を助けたいからこの職業に就いているが、不景気のせいで患者を手放しにくくなっていると同氏は指摘する。経営難に陥っている――または別の患者で空き時間を埋められない――セラピストは特に既存の患者から追加の診療費を搾り取ろうとするかもしれない。 5.「セラピーが必要なのは私の方かもしれない」 自分のセラピストは自分と同じくらい多くの問題を抱えていると不満を漏らす患者が後を絶たない。たとえばある患者の診療が終了したとき、セラピスト自身が共依存関係の兆候を示す場合がある。ニュージャージー州ウェイン在住の家族カウンセリングセラピスト、キャシー・モレリ氏がニューヨークのセラピラストに、結婚してニュージャージーに住むのでもうこちらには通えないと告げた時、そのセラピストはモレリ氏のために喜ぶどころか、40キロぐらいの距離で通えなくなるのはおかしいと言った。「そのセラピストは夜なら診療を受けに来られるはずだと散々文句を言った。とても奇妙だった」とモレリ氏は振り返る。 6.「朝のランニングにも同じくらいの効果があるかもしれない」 ちょっとした運動にも大きな効果がある。『Exercise for Mood and Anxiety(気分や不安のための運動)』を共著した南メソジスト大学の心理学の准教授、ジャスパー・スミッツ氏とボストン大学の心理学者、マイケル・オットー氏によると、軽度から中等度のうつ病に対する定期的な運動には認知行動療法に似た効果があるという。両氏は運動と精神衛生に関連した多くの集団ベースの研究や臨床研究の結果を分析してこの結論に至っている。 7.「患者にさせているからといって自分がする必要はない」 大学のプログラムや州の認可機関によっては、精神衛生の専門家にセラピーを受けることを義務付けているところもあるが、これは全国共通のルールではない。セラピストが開業前に精神療法を受けることを義務付けていない州にはユタ州やカリフォルニア州などがある。自らの施設で働くセラピストにこれを義務付けているハンクス氏は、患者が経験していることを理解するためにもセラピストがカウチに寝そべることは非常に重要だと話す。「自分が進んでやりたいと思わないことを、患者にさせるわけにはいかない」と同氏は言う。 8.「あなたの秘密が漏れることは(それほど)ない」 ほとんどの患者は診療内容に関して秘密が守られると思い込んでいる。ところが、こうした診療内容は公にされることが意外と多い。患者が配偶者や同僚による心や精神のダメージを主張している場合、離婚訴訟や雇用紛争の証拠の一部としてセラピーの記録は公になり得るが、セラピストたちによるとこうした法律も州によって異なっているという。 9.「私はあなたの力になるが、保険はきかないかもしれない」 健康保険会社はカバーするセラピーの回数を制限することができ、顧客が完全に良くなる前に、診療をしきりに終わらせたがるかもしれない。マサチューセッツ州アーリントンの臨床ソーシャルワーカー、ジョセフ・ウィン氏は診療費の支払いを保険に頼るのは患者にとっていつも最大の利益になるとは限らないと指摘する。「保険会社は患者やセラピストが適切と感じることとは関係なく決定を下す」と同氏は言う。業界団体、米国医療保険協会の広報担当者、スーザン・ピサノ氏によると、追加の診療の費用を提供しないという保険会社の決定に納得できなければ、顧客は審査を請求することができるという。 10.「時間が来たので薬を出しましょう」 複数の研究は、精神衛生問題の治療において薬剤の使用が急増してきたことを示している。米国医師会が発行する医療専門誌に掲載された2008年の研究によると、2005年にすべての患者に対して会話療法を用いている精神科医――ソーシャルワーカーやその他のセラピストと違って薬の処方が許可されている――の割合は1996年の19%から大幅に減少してわずか11%だった。同期間に会話療法が目的で精神科医を訪れる患者の割合もやはり44%から29%に減少している。その研究では、精神科医が保険会社から受け取る診療報酬は、45分間の精神療法よりも15分間の処方診断の方が多いということもわかった。 米国で女性がまだ就任していない5つの要職 By JONNELLE MARTE 2013 年 10 月 10 日 14:01 JST
ジャネット・イエレン氏 Bloomberg 米国の公職を彩った女性の歴史 オバマ米大統領は9日、ジャネット・イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)副議長を次期FRB議長に指名した。上院で承認されれば、FRB史上初、ひいては世界の主要中央銀行で初の女性トップの誕生になる。 女性の権利を擁護する人たちは、FRBで10年以上の経験を有するイエレン氏を支持してきた。しかし、男女の格差は依然存在するとの声も多い。米国勢調査局のリポートによると、2012年のデータでは男性の賃金が1ドルとすると、女性の賃金は77セントにとどまっている。 全米の多くの幹部職や要職に占める女性の割合も依然低い。米国の仕事を持つ親たちが直面している課題について論じた「The War on Moms」の著者、シャロン・ラーナー氏は「イエレン氏の指名は素晴らしいニュースだ」としながらも、「他国と比較すると米国は女性の政治や企業への参加率が低い」と指摘した。 そこで、米国で女性がまだ就任したことのない要職を5つ挙げてみた。 米最大手銀行の最高経営責任者(CEO) ベス・ムーニー氏 Bloomberg 資産規模上位10行の米銀リストの最上位にランクするJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループの経営トップはいずれも男性だ。しかし、だからと言って米金融機関のトップに女性が就任していないというわけではない。資産規模25位(金融調査機関SNLフィナンシャル調べ)のキーコープの会長兼CEOは、業界紙アメリカンバンカーで今年、金融界で最も影響力のある女性に選ばれたベス・ムーニー氏だ。また、HSBC北米部門の1つ、HSBCバンクUSAのトップは、同紙で今年金融界で2番目に影響力のある女性に選ばれたイレーネ・ドーナー氏が務めている。
連邦最高裁判所長官 ソニア・ソトマイヤー氏 Bloomberg オバマ大統領は連邦最高裁判事に2人の女性を任命している。中南米系米国人として初の最高裁判事となったソニア・ソトマイヤー氏と、エレーナ・ケーガン氏だ。両氏はそれぞれ3人目、4人目の女性最高裁判事だが、女性の最高裁長官はまだ誕生していない。しかし、司法界で女性の存在感がないわけでは決してない。全米女性法律センターによると、連邦控訴裁の現役判事の32%は女性だ。
副大統領 ジェラルディン・フェラーロ氏 Getty Images これまで主要政党の副大統領候補に指名された女性は、ジェラルディン・フェラーロ氏とサラ・ペイリン氏のわずか2人。フェラーロ氏は1984年に民主党のウォルター・モンデール大統領候補の相棒として選挙戦を戦い、ペイリン氏は08年に共和党のジョン・マケイン大統領候補と共に出馬しレースを大いに盛り上げた。しかし、両氏とも選挙に敗れ、初の女性副大統領誕生はかなわなかった。
大統領 ヒラリー・クリントン氏 Bloomberg 女性が初めて大統領選に出馬したのは、女性参政権運動の旗手、ビクトリア・ウッドハル氏が平等権利党の公認候補に選ばれた1872年。しかし、主要政党の大統領候補としては、出馬を試みた女性は何人かいたものの、実際に公認候補に選ばれた女性はまだ1人もいない。主要政党の公認候補に最も近づいたのは、08年の民主党大統領候補を選ぶ予備選に出馬したヒラリー・クリントン氏。16年に再出馬するかどうかは、まだ明言していない。
関連記事 ・オバマ米大統領、次期FRB議長にイエレン氏を正式指名 ・イエレン氏について知っておくべき5項目 ・次期FRB議長指名のジャネット・イエレン氏とはどんな人物か ・MarketWatch 最新グローバル投資情報 http://jp.wsj.com/ed/marketwatch/
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