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オーストリア銀行株の暴落
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4704527.html
2014年07月05日 NEVADAブログ
オーストリアのエルステ銀行株が16%暴落していますが、理由は16億ユーロの赤字です。
今、世界中の金融機関で経営難に陥る銀行が出て来ており、これら銀行は世界的金融緩和の中でまだ息が出来ていますが、一旦流れが止まれば、資金調達に支障をきたし、即死することもあり得ます。
新興国バブルと言われますが、これは新興国が異常な位の低金利で資金調達をしており、新興国のリスクを全く勘案していない利率で国債を発行していることを指します。
本来なら借金など出来ない信用度の低い者に低利でじゃぶじゃぶに貸し込んで破綻したアメリカ住宅ローンと同じ仕組みを世界の新興国に応用したのが今の新興国バブルです。
総額で600兆円を超えるとも1000兆円を超えるとも言われています。
また中国では総額で300兆円とも500兆円とも言われる理財商品が存在しており、これは高利息ですが返済の裏付けがなく、返済不能が連続しますと一気に破綻します。
世界中で1000兆円を超える爆弾を抱えているのですが、金融緩和という名の下にこのリスクを無視している今の金融市場は異常であり、さらにはデリバティブを使った金融商品が一体世界中にいくら存在するのか、誰もわかりません。
一説では2京円以上とも言われており、もうここまでくれば想像すら出来ない金額と言えます。
一旦逆回転した場合、どうなるでしょうか?
リーマンショックの時に大手外資系金融機関で資金調達を担当していた者が述べていたのは以下の言葉です。
『画面からみるみる資金の出し手が消えていった。そんなことがあるはずないと思っていながらも、ただ画面をみるしかなかった。あのときの恐怖は一生忘れられない』
今度起こるバブル崩壊は、リーマンショックとは比較にならないほどの破壊力を持っています。
邦銀は規模を目一杯膨らませており、世界中から借金返済を求められた場合、到底返済出来ず、日銀に依頼して外貨準備高から融資を受けることになりますが、仮に商社、保険会社、損保会社からも日銀に依頼がきた場合、100兆円を超える外貨準備高は一瞬にして消滅します。
日本は対外資産を差し引き200兆円以上保有していると言いましても、誰が日本が保有する資産をまともな価格で買うでしょうか?
『成り行き』で売れば相場の半分、3分の1以下になるのは目に見えています。
借金を膨らませて規模を拡大させてきた日本企業や新興国、ヨーロッパ諸国は覚悟を決めておいた方がよいと言えます。
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