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ハム・ソーセージは序章…「ラーメン」「居酒屋」も値上げ危機
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/151540
2014年7月3日 日刊ゲンダイ
とんかつ店も苦しい/(C)日刊ゲンダイ
1日から食品メーカーが一斉に値上げに踏み切った。内容量を減らして価格を据え置く実質値上げがほとんどで、日本ハムは昨年7月に40グラムから38グラムに減量した「彩りキッチン ロースハム」を、さらに36グラムに減らす。
「豚肉価格の高騰に原油高に伴う包装資材の上昇が重なり、これ以上、自社努力で吸収するのは難しいと判断しました」(日本ハム広報室)
1年で1割、2年前に比べて実に2割もの価格アップだが、伊藤ハム、丸大食品も値上げする。豚肉の値段が上がっているのは、世界中で致死率の高い感染症「豚流行性下痢」(PED)が広まり、需給がひっ迫しているからだ。国際価格は史上最高値圏で推移しており、日本の卸売価格も今年4月、17年ぶりの高値をつけた。農水省は「PEDの影響で国産豚の供給減の状況はしばらく続きそうです」(食肉鶏卵課)という。高値が続けば、ハム・ソーセージ以外にも影響が出そうだ。
資源・食糧問題研究所の柴田明夫代表がこう言う。
「豚の供給不足で食用ラードも約3年ぶりの高値をつけています。耐え切れなくなったラーメン店やとんかつ店が価格転嫁するのは時間の問題でしょう。そうなれば、ファミレスや居酒屋も値上げするはずです」
豚肉だけではない。中国の輸入増などでラム肉の小売価格もこの1年ほどに3〜4割上がり、ジンギスカン食べ放題を提供するビアガーデンなどは頭を抱えているという。天候不順の影響でバターの値段も上がった。明治、森永製菓、ロッテはカカオ豆の高騰などを理由に、今月から一斉にチョコレート菓子を値上げした。
「過去20年間、デフレで値下げを競い合ってきた日本の食品メーカーと外食産業は値上げ競争に転じた様子がうかがえます。アベノミクスで価格を転嫁しやすいムードがありますが、サラリーマンの賃金は上がっていません。家計のやりくりに腐心する家庭が増えそうです」(柴田明夫氏)
これで来年10月に消費税が10%に上がったら、国民生活はいよいよピンチだ。
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