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世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第82回 日経平均至上主義政権(週刊実話)
http://www.asyura2.com/14/hasan88/msg/811.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 7 月 02 日 15:21:46: igsppGRN/E9PQ
 

世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第82回 日経平均至上主義政権
http://wjn.jp/article/detail/3214394/
週刊実話 2014年7月10日 特大号


 最近の安倍晋三政権のメトリクス(評価尺度)は、「日経平均」である。
 何しろ、安倍政権の「新・成長戦略」には、企業の利益を「制度的」に増やし、外国人投資家の投資(証券投資)を呼び込み、日経平均の押上げが見込める政策ばかりが並んでいる。

 順を追って、説明しよう。
 まず、誤解して欲しくないのだが、日本企業の「株主」の過半が外国人投資家である、などという話ではない。我が国の株式保有において、バブル崩壊後に外国人投資家(外国法人等)の割合は急激に伸びた。結果的に、外国人投資家の声が日本で高まっているのは事実なのだが、それにしても保有割合は30%未満にとどまっている。

 問題は「保有」ではなく、外国人投資家が「株式の売買」に占める割合が高すぎることなのだ。

 ヘッジファンド(代替投資の一つ)、年金基金、投資信託、オイルマネー、さらには中国の政府ファンドなど、巨額資金を動かす外国人投資家による、日本の株式市場での売買のシェアは、実に60%を超える。

 その結果、我が国の日経平均は長期保有目的の日本国民の株主ではなく、短期で売買を繰り返す外国人投資家の影響を大きく受ける構造になってしまった。

 2013年、外国人投資家は日本株を15兆円も買い越した。そのため、日経平均は年間で57%もの上昇を見せる(何と、41年ぶりの上昇率である)。逆に、2014年は今のところ1兆円超の売り越しが続き、現時点で日経平均が昨年の水準を上回れない主因になっている。

 さて、外国人投資家は、日本の証券市場において「何」に注目し、株式の売買をしているのだろうか。

 企業のファンダメンタル? 企業の成長性? そんなものを見ている外国人投資家など、少数派である。外国人投資家の多くは日本円の「為替レート」の変動を睨みつつ、日本株式の売買を行っている。具体的に書くと、
 「円安になると、外貨でものを考える外国人投資家にとって日本株がお買得になるため、買い増す」
 「円高になれば、日本株が外貨的に売り得になるため、売却する」
 これだけなのである。日経平均が日本円の為替レートに連動する、つまりは「円高になれば下がり、円安になれば上がる」傾向が強いのは、日本の証券市場の「主役」が外国人投資家であるためなのだ。

 もちろん、外国人投資家は日本円の為替レート“のみ”により売買行動を決定しているわけではない。

 外国人投資家はROE、すなわち資本が効率的に使われているかを意味する自己資本利益率も重視する。ROEが高い割に、配当金が少ない場合などには、彼らは物言う株主として増配を求めてくる。

 要するに、外国人投資家の「目的」は日本経済の成長でも、日本国民の所得拡大でもなく、株式のキャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当金)なのだ。
 自分たち株主の「得」になるならば、投資をする。あるいは、自社株買いや配当金増額などにより、株主の得になる行動を経営者に取らせる。グローバル株主資本主義の目的は、個々の株主の利益のみだ。

 現在の安倍政権の問題は「日経平均の上昇」に、政治力の源泉があまりにも依存した政権になってしまっていることになる。日経平均が暴落するような事態になれば、安倍政権の求心力は急速に失われ、安倍総理が目指す長期政権は夢のまた夢に終わるだろう。
 というわけで、安倍政権は日経平均を上昇させる可能性がある施策を、「成長戦略」という弁当箱の中に詰め込んだのだ。

 より露骨に書いてしまうと、外国人投資家に媚び、彼らの日本株への投資意欲を拡大させる“かも知れない”施策である。

 典型が、法人税減税だ。法人税を無条件で減税しても、現在の日本国において企業が余剰資金を「国内の設備投資」や「雇用」に投じるとは限らない。

 本来、国民の損に基づく法人税減税の目的は、「企業の国内投資や国民の雇用を増やすこと」であるはずだ。そうであるならば、設備投資減税や雇用減税にするべきなのだが、安倍政権は法人税の実効税率の引き下げ、すなわち「無条件の法人税減税」にこだわった。

 理由はもちろん、法人税の実効税率を切り下げると、株主への配当金の原資となる企業の純利益が増えるためだ。すなわち、黒字企業は経営努力なしでROEを高め、株主への配当金を増額させることが可能になるわけだ。その結果、外国人投資家が日本株を買い増し、日経平均が上昇する“かも知れない”。

 あるいは、人材派遣大手パソナ・グループの取締役会長である、竹中平蔵氏らが主導している各種の労働規制の緩和である。企業の残業代支払義務をなくす労働時間規制の緩和(いわゆるホワイトカラーエグゼンプション)、派遣労働の期間延長、配偶者控除の廃止や外国人家政婦の規制緩和など、安倍政権が推進する労働政策は「全て」労働市場における競争を激化させ、国民の賃金を切り下げる施策になる。

 労働規制の緩和で人件費が下がれば、当然、企業の純利益は増える。結果的に、配当金が増えることを期待した外国人投資家が日本株への投資を増やす“かも知れない”。

 極めつけは、世界最大のファンドである年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の株式運用比率の引き上げだ。

 130兆円という巨額資金を運用するGPIFが株式比率を高めれば、もちろん日経平均は上昇する、と外国人投資家に確信させれば、彼らが日本株を買い越してくれる“かも知れない”。

 というわけで、デフレから脱却し、国民の所得を増やすと謳い、政権を握った第二次安倍政権が、いつの間にか日経平均至上主義に陥ってしまった。

 近々、国政選挙が実施される可能性は低いため、日本国民は「日経平均ではなく、国民の所得(実質賃金)を上昇させる政策を打て」と自ら声を出し、政治に働きかける必要があると考える。

三橋貴明(経済評論家・作家)
1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。


 

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コメント
 
01. 2014年7月02日 15:47:45 : qQo4zpJqE2
まさに、然り。

国民は、目覚めないといけませんね。
売国安倍政権は、倒閣ですよ。

日本;戦争国家にしてまで、成長したいとは誰も思わないでしょう。
新安保闘争は、起きないのですかね?
立ち上がらないと、いけないのですが、、、、

どこの国も成長していたら、地球が持ちません。
人類は、自然からキツイお仕置きを貰うことになります。


02. 2014年7月02日 16:17:01 : nJF6kGWndY

>「円安になると、外貨でものを考える外国人投資家にとって日本株がお買得になるため、買い増す」 「円高になれば、日本株が外貨的に売り得になるため、売却する」
 これだけなのである。

相変わらず、全然わかってないね


03. 2014年7月02日 16:31:41 : q3iZQVZFBa
間違っているけど、間違っていない
その都度もっともらしい理屈をつけて株価を釣り上げているのだから
酒飲みが酒を飲む理由をつくりあげるのと一緒(今日はめでたいことがあったから・・・)

04. 2014年7月02日 16:44:21 : q3iZQVZFBa
それにしても 三橋も逃げ始めたか

05. 2014年7月02日 17:14:26 : cUchBPexSM
市場は年金、年金の大合唱よ。
よくよく終わってるらしい。ここまで短いバブルとはな。

06. 2014年7月02日 18:48:22 : niiL5nr8dQ

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0F70LW20140702
市場は「集団的自衛権」をスルー、将来的に禍根の見方も
2014年 07月 2日 16:48 JST
[東京 2日 ロイター] - 日本政府が集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更を閣議決定したが、金融市場では特段材料視されていない。支持率が低下すれば政策実行力も低下しかねないとの懸念はあるものの、ネガティブな反応は限定的だ。

現時点では、武力行使などの現実味が薄く、財政上の負担も大きくならないとみられている。ただ、将来、日本が武力衝突の最前線に立つ可能性もあり、未来に禍根を残すとして警戒する声も多い。

    <海外勢の話題にならず>

「集団的自衛権について、外国人投資家からの問い合わせはない。特に話題にはなっていないようだ」(外銀)──。安倍晋三内閣が集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、歴史的な転換を果たした翌日、東京市場に混乱は見られない。日経平均.N225は続伸、ドル/円JPY=EBSも堅調だ。長期金利も低位で落ち着いている。

海外投資家の関心は、もっぱら消費増税の影響と新成長戦略の具体化だという。「鉱工業生産や短観など、さえない経済指標が増えてきた。法人税減税の規模やタイミング、GPIF改革の内容などに関心が高い」と、HSBCの香港在住の日本担当エコノミスト、デバリエいづみ氏は話す。

安倍政権の右傾化に懸念を示す海外投資家も多いが、現時点では日本株売りといった直接的な行動はみられない。海外投資家は5月第4週以降、現物と先物の合計で日本株を1兆6000億円近く買い越している。国内年金の日本株買い観測も出ているが、今回の上昇相場を加速させたのは海外勢だ。

集団的自衛権について、現時点では「相場に織り込みにくい」(国内投信の運用担当者)というのが投資家の本音なようだ。「中国などとの関係悪化は懸念されるが、一方で米国からは評価されるだろう。武力行使の現実味も現時点では乏しく、経済的な影響の予想が立てにくい」(同)という。

<懸念は支持率低下>

短期的な懸念要素としては、安倍政権の支持率が下がることだろう。衆参両院で多数を保持する自民党だが、来年の統一地方選などをにらめば、高い支持率は政策を実行するうえで欠かせない。成長戦略の具体化スピードが鈍れば、今度こそ海外投資家に失望される可能性が大きくなる。

市場では、公明党が集団的自衛権の行使容認の憲法解釈変更に合意し、10%への消費増税の際に軽減税率が導入されるのではないかとの思惑が浮上している。軽減税率導入による税収減を6600億円とする試算もあり、法人税減税の議論に影響するとの見方も出ている。

実際、安倍政権が経済第一主義を捨て、防衛・外交問題にのめり込むことを懸念する市場関係者も多い。

ただ、逆に防衛・外交関連の政策を推し進めたいのであれば、株価を下げるわけにはいかないので、市場や経済への目配りは怠れないとの指摘もある。「株価は安倍政権の要諦。公的資金の『実弾』を使っても下げないとの期待が、足元の株高の背景だ」(国内投信)という。

<「蟻の一穴」となるかを見極め>

一方、みずほ証券・チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏は「実質的には米国の国防費を肩代わりすることになるので、米国の財政負担は軽くなり、米経済のプラス要因になる。ドルの信認も上がるだろう。一方、日本にとっては、負担増は社会保障費の増額ペースなどと対比すればそれほど大きいものではないとみられる。財政が急激に悪化するということにはならないだろう」と予想する。ドル高・円安が進めば日本株にもプラスだ。

  とはいえ、集団的自衛権の容認は、外国での武力行使につながる可能性がある。さらに、今回の件が「蟻の一穴」となり、解釈で憲法がゆがめられたり、日本がどんどん武力化の方向に向かうのであれば、話は別だ。

現時点では日本株売りという行動に出てないとしても「将来に禍根を残すことになりかねない」(外資系証券)と不安感を示す市場関係者は少なくない。

軍事面を米国に委ね、経済に専念していたこれまでの日本の姿は、大きく変わろうとしている。マーケットは今回の件をポジティブに評価したわけではなく、あくまで判断を保留しているに過ぎない。時間をかけて日本と日本経済への影響を冷静に見極めることになろう。

(伊賀大記 編集:田巻一彦)


http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N7WSW76JIJUT01.html
脱ワーストへ日本株の戻り急、4−6月好調裏にGPIF期待

  7月2日(ブルームバーグ):先進国市場で1−3月を最悪の成績で終えた日本株が、4−6月は反発色を強めた。アベノミクス相場が始まって以降、株高のエンジンだった為替の円安が見られない中、投資家が再評価したのは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革への期待、消費税増税後の景気に対する安心感からだ。
ソシエテ・ジェネラル証券の小原章弘セールス・トレーディング・グループディレクターは、日本株にとって日本銀行の役割が終わり、市場の注目がGPIFに移行していると指摘。GPIFのアセットアロケーション変更は、「9月くらいに前倒しでやってくる」と予想した。
4−6月のTOPIX は5%上昇した。上昇率は先進国24市場の中でノルウェーの10%、カナダの5.7%、スペインの5.6%、デンマークの5.5%に次ぐパフォーマンスで、4.7%の米国、2.9%のドイツなどを抑えた。1−3月は7.6%下げ、日本は圧倒的なワースト市場だっただけに、直近四半期の回復ぶりは顕著だった。
2013年のTOPIXは51%上昇し、ITバブルの1999年以来の上昇率を記録するとともに、24市場でベストパフォーマーとなった。安倍政権の経済政策、日銀の量的・質的金融緩和策を通じデフレ脱却への期待が高まったためで、為替市場では日銀の異次元緩和に反応し、ドル・円相場が21%円安・ドル高に振れ、自動車や電機など輸出セクターを中心に企業業績を押し上げた。業績改善はTOPIX採用銘柄の1株利益を上昇させ、PERの低下 から株価の評価余地も生まれた。
脱円安依存、3兆円超の買い余力
一方、4−6月のドル・円は2%円高に振れた1−3月に続き、1.8%円高が進行。日銀の追加金融緩和期待が薄れている上、米国は量的緩和策の縮小(テーパリング)が継続しているものの、低金利状態は長期化するとの見方が背景にある。円安トレンドの一巡で企業収益の伸びも鈍化する見通しの中、新たな相場のプラス要因として浮上してきたのがGPIF改革の動きだ。
政府が6月24日に閣議決定した日本再興戦略改訂版の中で、日本の稼ぐ力を強化する一環として、GPIFの基本ポートフォリオ変更の速やかな実施に言及した。大和証券投資戦略部の三宅一弘チーフストラテジストは、「公的、準公的資金の株式ウエートの変更は今後継続的に進むので、株式需給はかなり良くなるだろう」とみている。
ブルームバーグ・ニュースが5月に行った調査では、市場参加者は国内株式の基本ポートフォリオ比率が現在の12%から20%に引き上げられ、国内債券は60%から40%に引き下げられると予想した。国内株では基本比率に対しプラス・マイナス6%の乖離(かいり)許容幅が設けられており、昨年末時点の国内株運用資産は22兆円、比率は17.2%となっている。仮に基本比率が20%に引き上げられた場合、およそ3.5兆円の買い余力が生まれる計算だ。
信託銀買い越し続く
日本株市場で、年金資金の買いに対する期待が高まっている理由の1つとして、東京証券取引所が毎週公表する需給データも挙げられる。年金基金などの動向を映すとみられている信託銀行 は、6月3週(16−20日)まで8週連続で日本株を買い越しており、5月月間の買越額は6873億円と09年3月以来、5年ぶりの高水準を記録した。
みずほ信託銀行の浅岡均シニアストラテジストは、国内株式のウエートのみならず、外貨建て資産の比率が引き上げられる可能性にも注目している。「恒常的に円売りフローを発生させるので、ドル高・円安が定着しやすくなり、日本株は買いになるというシナリオを描いている人が増えてきた」と言う。ブルームバーグ調査によると、市場関係者は外国債券の比率が現行の11%から14%、外国株は12%から17%に引き上げられると予想する。
4−6月のTOPIXパフォーマンスを月間ごと に見ると、消費税増税を実施した4月は3.4%下げたが、5月に3.4%上昇、6月は5.1%上昇と特に6月相場の強さが際立った。ソシエテ証の小原氏は、「増税の影響は思ったより大きくなく、株価にプライスインされている。そうなると、日銀も追加緩和をやる必要がない」と述べ、景気不透明感の払拭(ふっしょく)がGPIFと並ぶ相場の押し上げ要因との認識だ。
1日に日銀が公表した企業短期経済観測調査(短観、6月調査)では、大企業・製造業の業況判断DIが前回3月の17から12へ6四半期ぶりに悪化したが、先行き予測は15と回復が見込まれている。また、14年度の大企業・全産業の設備投資計画は前年度比7.4%増と、前回調査(0.1%増)から上方修正された。「消費税増税の影響を乗り越えられる可能性が高いというのが経済指標で示唆され、企業のコメントもそれを支持するような内容だ」と、大和証の三宅氏は指摘している。
SMBC日興証券株式調査部の圷正嗣ストラテジストは、4−6月上昇後の日本株はまだGPIFの国内株式比率引き上げの可能性を織り込み切っておらず、「数字が実際に出てから買い向かう動きはある。さらに、業績や海外に対する出遅れはまだまだ修正されていない」とみる。ブルームバーグ・ニュースが証券会社、運用会社のストラテジスト、ファンドマネジャーらを対象に毎月行う調査では、14年末のTOPIXは6月末時点から11%上昇すると見込まれている。
2日の東京株式相場は、前日の米国市場で発表された供給管理協会(ISM)の製造業景況指数、自動車販売の堅調で米景気の先行き期待が広がったほか、欧米株高を受けたリスク選好の買いも入り、TOPIXが3日続伸。日中ベースでは、1月23日以来の高値水準にある。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 竹生悠子 ytakeo2@bloomberg.net;東京 野原良明 ynohara1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net院去信太郎
更新日時: 2014/07/02 12:24 JST


日本株3日続伸、輸出や金融中心買い−米統計堅調、世界株高
  7月2日(ブルームバーグ):東京株式相場は3日続伸。製造業景況指数 が高水準を維持、自動車販売の好調から米国景気の先行き期待が広がったほか、欧米株高を受けリスク選好の買いも入った。自動車やゴム製品など輸出関連株、海運や非鉄金属といった海外景気敏感業種が上げ、銀行や情報・通信、小売など内需関連株も堅調だった。
TOPIX の終値は前日比4.70ポイント(0.4%)高の1280.78、日経平均株価 は43円77銭(0.3%)高の1万5369円97銭。
ニッセイアセットマネジメントの久保功株式ストラテジストは、「金利がすぐに上がってくることがない中で、景気はそこそこ良いという状況は株式市場が上がりやすい」と指摘。世界的に「リスクオン(選好)になっており、日本株も世界の株価上昇の恩恵を受ける」と見る。
1日に発表された6月の米供給管理協会(ISM)の製造業総合景況指数は55.3と、昨年12月以来の高水準だった前月(55.4)近辺の水準を維持した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想は55.9。同指数で50は、活動の拡大と縮小の境目を示す。
調査会社のオートデータによると、6月の米自動車販売は年換算では1698万台(アナリスト予想1630万台)と、約8年ぶりの高水準を記録した。1日の米国株は、S&P500種株価指数やダウ工業株30種平均、ラッセル2000指数などが最高値を更新。一方、米債券相場は約2週間で最大の下げとなった。きょうのアジア株も総じて堅調だった。
「米経済は順調。米内需、新興国を含め大きな景気減速がなく、安心感が広まっている」とみずほ投信投資顧問の岩本誠一郎シニアファンドマネジャーは言う。米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和策を縮小しても、「景気は耐えられる」との認識を示した。
午後伸び悩み、過熱感根強い
1日の取引でTOPIXが終値で6月19日の直近高値を上回ったのに続き、きょうは日経平均も直近高値(終値1万5376円、6月24日)を一時上回る場面があった。
もっとも、午後に入り伸び悩み、売買エネルギーも盛り上がりを欠いた。値上がり・値下がり銘柄数の百分比を示す騰落レシオは、前日に141%へ上昇。過熱圏を示す120%以上を15営業日上回っており、テクニカル分析面では短期過熱感が継続している。ニッセイアセットの久保氏によると、3日に予定される6月の米雇用統計、4日からの米国株市場の3連休も様子見ムードの一因という。
東証1部33業種はゴム、海運、その他金融、石油・石炭製品、情報・通信、サービス、非鉄、小売、銀行、輸送用機器など26業種が上昇。鉱業、ガラス・土石製品、建設など7業種は安い。売買代金上位ではアイフル、アコム、ブリヂストン、NEC、スズキ、りそなホールディングスが高く、デンソーやリコー、国際石油開発帝石、野村証券が投資判断を下げたSUMCOが売られた。東証1部の売買高は22億9386万株、売買代金は1兆9628億円で、代金は前日比6.7%減った。値上がり銘柄数は939、値下がりは703。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 長谷川敏郎 thasegawa6@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net院去信太郎
更新日時: 2014/07/02 15:31 JST


http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N82ELU6S973K01.html
【今日のチャート】アクティブ運用よりインデックス連動で

  7月1日(ブルームバーグ):米S&P500種株価指数の構成銘柄を投資家が無作為に選んでも、ファンドマネジャーが選好する銘柄と同じようなリターンが得られる可能性があることが、新たな調査で示された。
今日のチャートは、この調査の基になるモーニングスター・アルティメート・ストックピッカーズ指数(赤)のデータを表す。米国の投資信託22本とバークシャー・ハサウェイなど保険会社4社の株式保有の構成を基に算出されている。
2012年1月31日の導入以降、同指数のトータルリターンはS&P500種(黒)を下回っており、先週時点でのリターンの格差は3.9ポイント。ストックピッカーズ指数のリターンはプラス53.6%(配当含む)。
ベルギーのヘント大学で研究を行うステファン・パウウェルス氏は調査報告の中で、「市場専門家の株式銘柄選別の能力の優位を示す有効な証拠はない」とした上で、アクティブ運用よりも「多くの投資家にとってインデックス連動の方が好ましい」と指摘した。
原題:Stock-Picking Skill Seen Lacking in U.S. Study: Chart ofthe Day(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク David Wilson dwilson@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Nagi chrisnagi@bloomberg.netMichael P. Regan, Jeremy Herron
更新日時: 2014/07/02 13:59 JST


07. 2014年7月02日 19:39:30 : FKt2gk5aRx
三橋貴明氏にしては珍しく当たっている。

もう一つ日経225種は日本を代表する大企業225社の価値、収益力を評価する指標でありこの数値の上下が日本人の生活がよくなった、悪くなったとの指標にはならない。大企業の収益環境がよくなれば上昇し悪くなれば下降する。


08. 2014年7月03日 19:50:02 : JFBcDRs0dM

法人税減税だけ盲目的にやって、内外の投資減税をやらないのは政策の帯に短しタスキに流しだ。

アベコベノミクスとは名言なのかもしれない。

日本は法人税減税より投資減税をやらなければならない。

投資家のうち99パセントの人間の投資が利益を生んでいないからだ。

アベノミス信者どもよ、投資家減税の政策でも法整備しろよ、集団的に狂ってないで。

口だけなんだよ自公カルトは。

どやって海外から投資を導くんだ? 

ドヤ顔してないで模範解答でもしてみろよ。

少しは小沢一郎を見習えよ、自公カルト政権のクズども。




[12削除理由]:言葉使い等

09. 2014年7月04日 22:20:17 : FfzzRIbxkp
ウクライナやロシアの株はあがってるの?
米国の株はあがりまくってるけれど。

今のウクライナの状況を見れば、
ソチオリンピックの時にフィギュアスケート選手を脅迫したものがいたとしても
おかしくないよね。


10. 2014年7月05日 05:30:38 : NJ2W14KaGY

 安倍さんは みずから人身御供か。

 分かり易い反国民政策を行う安倍政権。 安倍さんは

 ご自身が人身御供と成り 日本国民の 目覚めを うながしている様です。


11. 2014年7月05日 12:34:43 : Vx6yTeYcvs
>2013年、外国人投資家は日本株を15兆円も買い越した。そのため、日経平均は年間で57%もの上昇を見せる
>逆に、2014年は今のところ1兆円超の売り越しが続き・・・

平成12年中旬から換算すれば莫大な上昇率だろう。
安倍政権は株価を支えると称して、ハゲタカの売り逃げに最後まで協力するつもりだろうか?
餌は国民の年金資金・・・

安倍が政策と称して何かする度に、国益が海外に流れ、国民の生活は苦しくなっている。

家計が毎年赤字だからと言って、アホな旦那が博打に走った家庭の行き着く先が心配だ・・・


12. 2014年7月05日 15:31:36 : nlvnyzGTAJ
5,6月のNK225の維持はもっぱら年金資金の買いが下支えをしたため。
外国人投資家が日本株を敬遠しているのはほぼ間違いないであろう。
ここ数週間の外国証券経由の日本株買い越しは日々数十億円程度しかなく売りの日もある。
一方台湾の加権指数は6年ぶりの高値である。

日本株を売るのにわざわざ安部政権の危険性を通信社に回答する投資家はいないよ。
なるべく下げないようにしておきなるべく高値で売り逃げることは常識だ。
結局年金資金が受け皿になっている。


13. 2014年7月05日 23:42:37 : huG2zZ40cI
アベノミクスのような壮大な金融バラマキを軸とする「リフレ」政策では、通貨価値を意図的に毀損し物価を上昇させ(円安誘導によるエネ・原材料高騰)ることによって、リスク資産(日本株を中心とした)へと内外の資金を誘導し、総じて借金や消費を促すことにより、国内経済を活性化→企業業績の向上→賃金・生活水準の向上に結びつけることを狙っている。つまり、アベノミクスというのは、その政策の性質上、円の下落と株価の上昇こそが政策効果を見極める根本的指標とならざるを得ないものなのである。黒田日銀の大緩和が「第一の矢」とされている所以である。従って、この記事が "最近の安倍晋三政権のメトリクス(評価尺度)は、「日経平均」である" といったり、"第二次安倍政権が、いつの間にか日経平均至上主義に陥ってしまった" というのは、当たっているようでいて、実は見当違いな言い分である。

さて、金融大緩和で株価をつり上げて(最近は年金基金まで利用し始めている)も、思惑通り(実質)賃金の上昇につながっていない(どころか目下前年割れ続き)のは言わずもがな。労働市場も失業率こそ数値上低下傾向だが、実際は正規が減った分、非正規が大幅に増えていることを反映しているだけという有様。人手不足による労働環境の悪化も容易に想像される。消費増税などが追い討ちをかけている事もあるが、これらはみな大緩和を根本に据えた経済・財政政策の余波であり、批判の矛先はこのような政策スキーム全体に向けられなければならない。



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