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富士通のガラケー新機種「F-07F」
ガラケー新機種、なぜまだ発売?スマホへの買い替えへの意外な障害とは?タブレット併用策も
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140629-00010001-bjournal-bus_all
Business Journal 6月29日(日)3時0分配信
スマートフォン(スマホ)は携帯電話の世界的な潮流ではあるが、フィーチャーフォン、いわゆるガラケーの新機種も毎年、地道に発売されている。例えば、NTTドコモは昨年、パナソニックと日本電気(NEC)の端末を発売し、今年の夏はシャープと富士通の新機種を発売する。今後も毎年、2メーカーが登場するサイクルが続いていきそうだ。
ガラケーメーカー関係者によれば、「ガラケー利用者は、スマホ利用者と比較すると買い替えサイクルが長いため、特定メーカーが2年に1度しかモデルチェンジをしなくても、十分にユーザーニーズに応えられる」という。現在、ガラケーの買い替えサイクルは4〜6年が一般的だという。スマホは1〜2年で買い替えられるといわれているのと比べると、大きく違うことがわかる。
これらのガラケー新機種は、ドラスティックに機能アップしているわけではないのだが、やはり新機種でないと、ユーザーの購買意欲を獲得できないのだそうだ。
●買い替えサイクルの長いガラケーユーザー
日本におけるAndroid端末の火付け役になった初代「Xperia」(ソニーモバイルコミュニケーションズ)が登場したのは、2010年の4月10日。初代「iPhone」(アップル)の登場は07年のことだが、日本国内で販売されるようになったのは「iPhone 3G」からで、08年のことだ。もちろん、「iPhone」発売当初から使用している人もいるだろうが、一般消費者にスマホブームが起こったのは、やはり「Xperia」の登場からだろう。
たった4年前のことではあるが、この4年間のスマホ業界の動き、端末の進化は激しかった。かつてのAndroid端末の使い心地は決して良くはなかったが、今では画面が広くバッテリ駆動時間も長くなり、操作も快適になった。FacebookやTwitter、LINEなどのSNSもスマホでの利用が一般的になった。
そんなスマホの進化を見ながらも、「やはり、電話とメールさえできればいい」という人は少なからず存在する。そして、コミュニケーションを取るために、新しい手段をマスターするのが面倒だという人も多い。そのような人々がスマホに飛びつかず、ガラケーを使い続けた。
そして、スマホの普及が進んだとよくいわれるが、スマホブーム爆発から現在までの期間は4年、iPhoneの登場からでも6年だ。ガラケーユーザーの買い替えサイクルから考えれば、スマホブームは静観してガラケーを使い続けていることが十分にできる。しかし、さすがにずっと同じ機種を使い続けることは難しいので、メーカーは買い替え需要のために新機種を発表し続ける必要があるわけだ。
●スマホの進化とガラケーユーザーが求める方向性
そして、ガラケーユーザーが今、スマホに買い替えようと考える場合、ちょっとショックを受けることになる。それはスマホのバッテリ駆動時間が短いなどの問題だけではなく、そのサイズにある。
最近のスマホはディスプレイが肥大化の一途をたどっている。スマホの中では小型の部類に入るiPhoneでもiPhone 5からディスプレイが大型化したが、Android端末にいたっては、その主力機はほぼ5インチ以上のサイズのディスプレイを搭載しているため、気軽にポケットに入れて持ち歩くのが難しい。その大きさを嫌ってガラケーを使い続ける人が多いのもよくわかる。
最近では電車に乗ると、スマホを操作している人を非常に多く見かける。しかし、これは東京限定の話で、地方はガラケーのほうがいいという人が多いようだ。
また、インターネットやアプリを使うには、スマホではなくタブレットという選択肢もある。最近では、通話はガラケー、ネットなどはタブレットと、使い分けている人も増えている。ネットを使うには画面の大きなタブレットは使い勝手がよく、ガラケーは通話料が安いため、使い分ければ効率的だ。
このような理由によってガラケーニーズは支えられ、一部の層はガラケーを買い続けている。
しかし、アップルが自動車のスマホ対応システム「CarPlay」を発売し、それに対抗してAndroid陣営も「android auto」を発表するなど自動車とスマホを連動させる動きは加速している。また、ホームオートメーション【編註:住宅の全自動化】のキーデバイスとして、今後さらに活用の場が広がれば、ガラケーを使い続けていた人もスマホを選択せざるを得ないようになるかもしれない。
一条真人/ITライター
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