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サラリーマン処世術 カギは性格悪くても出世する上司
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/151364
2014年6月27日 日刊ゲンダイ
上司を選別/(C)日刊ゲンダイ
「サラリーマンは気楽な稼業」といわれたこともあったが、よくも悪くも競争が激しくなった今、気楽な居場所を求めたらオシマイだ。ウマが合う上司と付き合いたい気持ちはわかるが、そこは割り切って、厳しい上司の下で出世を選ぶ方が後から考えれば得になる。
製薬会社のAさん(44)は5年前、マーケティング部の課長に昇進。部長はリサーチ会社の調査結果を鋭く分析して、綿密な販促企画を組む。「数字を読み解く感性は独特なものがあるし、その数字を裏付ける別のデータを用意し、ドンピシャの企画を作るのがすごい」と、会社の評価はすこぶるいい。
しかし、Aさんは数字とにらめっこする部長の性格がダメで、付き合いをなるべく避ける。プライベートでは、入社時に研修を受けた別の部長を慕っている。飲食に誘ってもらうことも多い。その信頼を寄せる部長はというと、肩書は同じ部長でも、部署はパッとしない人材開発。配属から5年、“デキる部長”を避けてきたため、会社と折り合いが悪くなり、役員への出世は難しい。逆に閑職への異動がうわさされている。
■部署ごとリストラされる危機
ビジネスコンサルタントで作家の横山信治氏はSBIモーゲージを取締役執行役員常務で引退するまで、延べ1000人の部下を指導した実績を持つ。横山氏が言う。
「部下にとって大きな問題は、部署を選べないことで、配属が必ずしも自分の希望と一致するとは限りません。だから、性格的にウマが合う他の部署の上司と付き合う余地が生まれる。ただ、終身雇用と定期昇給が守られている時代はそれでもよかったが、今の時代にそんなふうに相性だけで上司と付き合っていたら、出世どころか、社員の立場さえ危うくなります。稼げないセクションは、部署ごとリストラされる時代ですから」
ソニーはPC部門を切り離し、パナソニックはプラズマを担う子会社を畳んだ。たとえウマが合う上司でも、職場がなくなったらオシマイだ。それなら、将来性のある上司に限る。性格的に難しい上司でも、割り切ってついていくのが生き残る最低条件だ。
「生き残るには、上司の性格を気にしていてはいけません。デキる上司には、たとえ付き合いにくくても、仕事で成果を出し、評価を勝ち取ること。そうやりながら自分の腕を磨くと、上司が異動したり、引退したりしたとき、出世できます」(横山氏)
もちろん、腹をくくって出世する上司についていくのが一番だが、どんなに割り切っても割り切れず、自分が精神的にパンクしてしまったら、元も子もない。そういうときは、仕事を投げ出すことなく、別の道を模索する。
「嫌な上司を批判しての異動願は、聞き入れられません。だから<自分の適性はこうだから、あの部署で仕事をしたい>と訴えるのです。事前に異動したい部署の上司と交渉しておくと、人事に掛け合って引っ張ってもらえる可能性がある。私も、そうやって部下を引っ張ったことが何度もありますから」
サラリーマンの一生は、ある意味、上司で決まる。上司が部下を厳しく選別するように、部下も上司を選別する時代になっているのだ。
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