http://www.asahi.com/articles/ASG6S4PQCG6SULFA015.html
報酬９億円、高すぎ…？　ゴーン社長「日本が低すぎる」
湯地正裕2014年6月25日00時00分　
株主総会を終えて、一般株主との懇談に応じる日産自動車のカルロス・ゴーン社長＝横浜市西区、湯地正裕撮影
写真・図版
　日産自動車のカルロス・ゴーン社長の役員報酬が２０１４年３月期は９億９５００万円になり、１０億円の大台に迫った。一方、日産の４倍以上の純利益を稼いだトヨタ自動車の豊田章男社長は、前年より４６００万円増えたものの２億３千万円だった。

　２４日に開かれた日産の株主総会では、株主から報酬が「高すぎる」という意見が出た。これに対し、ゴーン氏は「日本でなく世界の企業と比べて欲しい」と反論した。

　ゴーン氏が総会で挙げたのは、米フォード・モーターなどのトップの巨額報酬だ。そのうえで「日本企業の役員報酬は低すぎる。世界から優秀な人材を集められないというデメリットがある」と訴えた。

　http://president.jp/articles/-/11546
ゴーン退任こそ日産飛躍のベストシナリオ - PRESIDENT Online
president.jp › 教えて大前先生 › 大前研一の日本のカラクリ
日産だけが1人負けの状況

2013/12/19 - 日本の自動車メーカーの業績が軒並み好転する中、日産だけが低迷――果たしてCEOとして適任なのか？ ゴーン氏には3つの問題がある。

　
ゴーン社長報酬１０億円弱…トヨタ社長の４倍
読売新聞‎ - 23 時間前
ゴーン氏報酬９．９億円 トヨタの４倍以上
東京新聞‎ - 6 時間前
「ゴーン」の他のニュース

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N7CN9B6JTSET01.html
日産ゴーン氏９億9500万円、トヨタ･豊田氏２億3000万円−報酬　
　　６月24日（ブルームバーグ）：国内大手自動車メーカー社長の役員報酬総額が出そろった。日産自動車のカルロス・ゴーン最高経営責任者（ＣＥＯ）は９億9500万円となった。トヨタ自動車の豊田章男社長は大幅アップしたが、ゴーン氏とは大きな開きがある。
ゴーン氏は24日の日産株主総会で、前期（2014年３月期）の自身の役員報酬総額を明らかにした。前の期の９億8800万円から0.7％増。また、トヨタが同日公表した前期の有価証券報告書で、豊田社長の報酬総額は２億3000万円と開示した。先に前期の有価証券報告書を公表したホンダでは、伊東孝紳社長の報酬総額が１億5000万円だった。前の期と比べ、豊田氏は25％増、伊東氏が3.4％増。
日本の上場企業経営者の報酬総額で、ゴーン氏は毎年、トップクラスにある。東京商工リサーチは昨年７月の調査リポートで、ゴーン氏が２年ぶりに首位へ返り咲いたとしていた。また、今年は６月23日時点で、セガサミーホールディングスの里見治会長兼社長の６億3500万円が最高額としている。
ゴーン氏の報酬について「国際的基準で法外ではないが、日本の基準からは明らかにそうだ」と話すのはインテリジェンス・オートモーティブ・アジアのマネジングディレクター、アシュビン・チョータイ氏。「どちらの基準でみるのかによる」と述べ、「日産の株主構成、マネジメント、カルチャーはトヨタやホンダよりずっと国際的だ」という。
ゴーン氏は総会で自身の報酬総額に関する質問に対して、米フォード・モーターや独フォルクスワーゲンなど世界企業トップの中央値に比べると低いと指摘。日産は日本に拠点を置く「グローバルな会社」とした上で、報酬は人材を引き付ける武器であり、「壁であってはいけない」との考えを示した。
日産は役員報酬に関する資料で、報酬額は人事コンサルティングのタワーズワトソンの評価とともに、会社の業績や本人の実績に基づいて設定しているとした。タワーズワトソンの調査によると、13年の世界の自動車メーカーのＣＥＯ報酬平均は1720万ドル（約17億5000万円）。
毎年増える
内閣府令改正により、上場企業は報酬などの総額で１億円以上を得た役員名を開示するようになった。これにより明らかになったゴーン氏の報酬総額は、10年３月期に８億9100万円、11年３月期に９億8200万円、12年３月期に９億8700万円と毎年増えていた。
日産の前期純利益は前の期比14％増の3890億円だった。今期純利益は海外販売増加などで同４％増を見込む。主要な国内自動車メーカーの前期純利益は円安効果や販売拡大などにより、トヨタで同90％増、ホンダで同56％増となるなど、軒並み大幅増となっていた。
前期の日産はインドやロシアなど新興国販売の減速やリコール費用が響き、昨年11月に純利益予想を従来比で15％減額した。同時に事業運営の効率化に向け、チーフ・コンペティティブ・オフィサーなど３つのポスト新設など役員体制を刷新。下方修正発表後の11月５日、日産株は前週末比で一時12％安まで下落した。
豊田氏はトヨタから配当収入も
トヨタの豊田社長は創業家出身で、３月末時点で約459万株の自社株を保有。業績好調のトヨタは前期年間配当を大幅に引き上げて165円にしており、豊田氏の配当収入を試算すると約７億5700万円。豊田氏がトヨタから得る役員報酬や配当の合計は約９億8700万円になる。
日本取締役協会の13年度経営者報酬ガイドラインは、日本企業の経営者報酬は先進国中で最も低く、固定報酬に対する業績連動報酬比率が最も低いなどと指摘している。
記事に関する記者への問い合わせ先：東京 萩原ゆき yhagiwara1@bloomberg.net;東京 Ma Jie jma124@bloomberg.net
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更新日時: 2014/06/24 16:47 JST