http://www.asyura2.com/14/hasan88/msg/682.html
Tweet |
残業代ゼロ発案 OBも反発する武田薬品社長の国際経営
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151306
2014年6月25日 日刊ゲンダイ
後継人事にも猛反発/(C)日刊ゲンダイ
6月27日に開催される「武田薬品工業」の株主総会は大荒れになりそうだ。武田の創業家一族と武田OBの株主ら112人が質問権を行使し、長谷川閑史(やすちか)社長(68)が推し進めるグローバル化に「ノー」を突きつけるとみられているからだ。
創業230年の武田は株式上場から65年が経つが、OBが総会に質問状を出すのは初めてのこと。質問状には長谷川社長が後任に選んだフランス人のクリストフ・ウェバー氏(47)の社長就任反対など7項目が並んでいる。今月20日に発覚した高血圧治療薬「ブロプレス」の臨床研究に複数の社員が不適切な関与をしていた問題も追及されそうだ。
OBと創業家から反乱を起こされた長谷川社長は、「黒い目のカルロス・ゴーン」みたいな経営者だ。1970年に早大政経を卒業し武田に入社。03年に非創業家出身で初めて社長に就任した。
経済ジャーナリストの井上学氏が言う。
「長谷川社長は欧米の子会社社長などを歴任した国際派です。“側近”の大半を外国人で固め、海外企業のM&Aを活発に行っている。生粋の日本人ですが、考え方は完全にアングロサクソン系です。もし、後継指名したウェバー氏が社長になれば、武田初の外国人社長となります。長谷川社長にとっては、是が非でも実現したい人事なのでしょう」
■苛烈なリストラ
今、問題になっているサラリーマンの「残業代ゼロ」を政府の産業競争力会議の民間議員として提言したのも長谷川社長だ。
「経済同友会の代表幹事でもある長谷川社長は、ほかの日本企業も武田のようにグローバル化しなければ国際競争で生き残れないと考えているのでしょう。だから『残業代ゼロ』を提言したのです。しかも、ゴーン社長がやったような苛烈なリストラも行っていると報じられている。労働者にとっては手ごわい相手だと思います」(財界関係者)
しかし、大ナタをふるった割に長谷川社長は結果が伴っていない。2兆円以上かけて海外企業を買収したのに、営業利益は社長就任後の11年間で半分以下に減ってしまった。
株主総会で自分が吊るし上げられそうになっているのに、「残業代ゼロ」など、勝手なことを主張している場合ではないのではないか。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。