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炎と大量の黒煙が上がる新日鉄住金名古屋製鉄所=22日午後6時47分、名古屋市港区から、吉本美奈子撮影:朝日新聞
今年三度目の黒煙:新日鉄住金名古屋製鉄所
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4697850.html
2014年06月23日 NEVADAブログ
新日鉄住金名古屋製鉄所は一体どうなっているのでしょうか?
1月に2回、黒煙を上げ、また昨日黒煙を上げたとなっており、住民からは「空気汚すな」との抗議が来ていると
報じられています。
そしてこの原因は「所内で広範囲の停電が発生し、コークスガスが処理できなくなり、燃焼させているため」とされていますが、半年で3回も停電が起こる工場が、この日本でしかも上場会社であるでしょうか?
まともな設備投資・更新投資を行っていない証拠ですが、それでも操業を認める国・地方自治体はどこを向いているのでしょうか?
PM2.5は中国が汚染源と言われてもいますが、案外このような会社(工場)が日本全国にあり、日本企業もどさくさに紛れて汚染をまき散らしているのかも知れません。
実際、東京渋谷・代官山近くでも、煙突から黒煙を出している工場がありますが、臭いもすごいものですが、誰も指摘しません。
ダイオキシンが大量に出ているかも知れませんし、その他の有害物質が出ているかも知れませんが、行政や警察は管轄外として取りあげません。
では一体誰が管轄しているのでしょうか?
たらいまわしにされて、結果はうやむやです。
今回は朝日新聞が大きく取り上げていますので、我々の目に触れていますがそうでない場合は分かりません。
偽装問題でもそうですが、大企業=善、という見方はしない方が良いと言えます。
◇
また黒煙、住民「空気汚すな」 新日鉄住金名古屋製鉄所
http://www.asahi.com/articles/ASG6Q63VJG6QOIPE01D.html
2014年6月23日05時34分
またしても黒い煙が、空を覆った。愛知県東海市の新日鉄住金名古屋製鉄所から22日午後、大量の黒煙が立ち上った。停電によるトラブルで今年すでに3回目だが、会社は「調査中」と繰り返すだけ。「空気をこれ以上汚さないで」。住民からは、怒りの声が上がった。
■「原因調査中」繰り返す
午後5時半過ぎ、報道陣の取材に応じた新日鉄住金の山根健嗣人事総務室長は、黒煙の発生理由について「所内で広範囲の停電が発生し、コークスガスが処理できなくなり、燃焼させているため」と話した。1月に2回、大量に黒煙が発生したトラブルと同様に停電が原因だと説明した。
過去2回の停電の原因は、1月17日が自家発電所内の大型ブレーカーのショート。同20日が、過剰な電流が流れて安全装置が作動したためだった。山根室長は「今回は原因が違うようだ」としながらも、なぜ停電が起きたかについては「調査中」「確認中」と繰り返すだけだった。
1月のトラブルを受け、東海市は新日鉄住金に、停電時も煙を大量発生させない抜本的な対策をとるよう要請。同社は、2015年度末をめどにガスの排出関連設備の電源を2系統化し、一方の系統で停電が発生した場合でも、ガスの排出ができるよう対策を進めると発表していた。
また1月の黒煙発生時、周辺の住民よりも製鉄所からの119番通報が遅かったことや、5月にベルトコンベヤーが焼ける火災があった際に、東海市への連絡が発生から4時間後だったことが問題視されていた。
今回は午後2時50分ごろに停電が起き、直後に黒煙が発生。119番通報は同2時55分で、市への連絡は同3時ごろだったという。
東海市防災危機管理課は取材に「前回の教訓が生きた」としながらも、「住民の不安が高まっている。繰り返さないようにしてほしいし、原因の究明も迅速にお願いしたい」とした。
市は付近の住民に外出を控えるよう広報車で呼び掛けた。(浅野直樹、小暮純治)
■口を手で押さえて歩く人も
発生から4時間以上たった午後7時になっても製鉄所からは立ち上る黒煙が見えた。周辺の住宅街では、口を手で押さえて歩く人も見られた。
東海市東海町に住むパートの女性(51)は、子ども2人を遊びに連れ出そうとして煙に気づいた。「日曜日なのに外へ出られなかった。市は有毒ではないと言っているが心配です」と不安そうだった。近くの主婦(32)は「窓を閉めて、子どもには外出を控えさせた。会社(新日鉄住金)はしっかりして」と話した。
定年後に移り住んできたという無職男性(67)は「伝統のある会社がこんな事故を何度も起こすのはどうかと思う。空気をこれ以上汚さないでほしい」と怒った。無職女性(65)は「またか、という感じだ。これからも我慢しなければならないでしょうか」と諦めた様子。
近くに住むビル管理の男性(76)は「同じことを何度も繰り返すようでは困る。ただ知人に新日鉄の関係者も多いので、この話は話題にできない」。
下請け会社の社員で、製鉄所で勤務中だったという男性(56)は退避命令が出たため帰宅した。「こんなことが何回もあると働く者として、住んでいる者として肩身が狭い」と嘆いた。(新井涼子、影山遼)
■鋼板生産、トヨタ・ホンダなどに納入
名古屋製鉄所は、鹿島(茨城県)や大分などと並ぶ新日鉄住金の主力拠点で、自動車用の鋼板などをつくっている。原因究明や再発防止に手間取り、操業再開が遅れれば、東海地方などの自動車産業に影響が広がる恐れもある。
名古屋製鉄所では月産約50万トンの約6割が自動車向け。トヨタ自動車のほか、ホンダやスズキにも納入している。今年1月の黒煙トラブルでは、最初の発生から1週間弱で復旧にこぎつけた。自動車向けの製品は通常、約2週間分の在庫があり、メーカーへの悪影響は避けられた。ただ、新日鉄住金では出荷の遅れや修理費用などで約80億円の損失が出た。
同社の広報担当者は「一刻も早い原因究明と復旧を進め、納入先に影響が出ないようにしたい」。ただ、同様のトラブルが再発したため、今回は根本的な対策が必要になりそうだ。
対応に時間がかかり操業停止が長引けば、堅調な自動車生産に影響が出かねない。トヨタはまずは在庫の量などを調べ、対応が必要かを検討する構え。幹部は「在庫があるのですぐに影響が出るとは思わないが、被害の程度を見てみないとわからない」と漏らす。(大隈悠、南日慶子)
■新日鉄住金で起きた一連の黒煙トラブル
【2014年】
1月17日 自家発電所の大型ブレーカーが正午ごろショートし、製鉄所内が停電。排気できなくなった一酸化炭素ガスを燃やしたため、黒煙が噴き出す
18日 午前5時半ごろ、黒煙の噴出が収まる
20日 午前9時すぎ、モーター起動時に大量の電流が流れたため安全装置が作動して停電、再び黒煙が噴き出す。約2時間後に収まる。操業再開に向けた準備中のトラブルだった
22日 操業を本格的に再開
27日 地元の愛知県東海市が新日鉄住金に原因究明と再発防止を文書で申し入れ
30日 新日鉄住金が記者会見で最大約100億円の損失の可能性を明らかに(最終的には約80億円)
3月14日 東海市が黒煙発生の対応訓練を実施
4月14日 新日鉄住金が東海市に再発防止策の報告書を提出
5月8日 製鉄所内でベルトコンベヤーが焼ける火災が発生
6月22日 午後3時前、停電が発生。黒煙が上がり、新日鉄住金が119番通報
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