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復活兆しなし「落日ソニー」がハッキリした株主総会一部始終
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151186
2014年6月21日 日刊ゲンダイ
突き上げ食らった平井社長/(C)日刊ゲンダイ
19日開かれたソニーの株主総会は、退場者まで出す異例の事態となった。
ただ、1200億円を超える最終赤字を出した企業の総会にしては、出席者は昨年(1万693人)の半分以下の4662人。所要時間も昨年より16分短い99分と、大荒れというより「ソニーに対する落胆が、諦めに変わった」(市場関係者)総会だった。
「平井社長の話を聞いてがっかりした」
9人目の発言者のこの言葉に多くの株主の心情が集約されている。
「あと1年あなた(平井社長)に任せておいて、ソニーは変われるのか。その安心感を持てない」と続けると、「その通り」と会場から合いの手が上がった。
株主たちが一番がっかりしたのは、かつてソニーを輝かせていた“革新的”な新製品のビジョンがまったく見えなかったことだろう。平井社長はソニーが誇れる新技術として、
「高性能のイメージセンサー」や「壁に巨大な4K画像を映す新発想のプロジェクター」をアピールしていたが、株主にはほとんど響かなかったようだ。
「競合相手とは夢にも思わなかったソフトバンクが、来年2月に20万円を割るコミュニケーションロボットを発売する。ソニーはロボットの原型を作っていたじゃないか。もっと新しい市場を創造する話を聞きたかった。ソニーらしい夢が感じられない」(最後に発言した株主)
■利益第一だったストリンガー時代
ビジネス誌「月刊BOSS」発行人の関慎夫氏はこう言う。
「ソニーはストリンガー時代にロボット事業をことごとくやめた。目先の利益第一で将来の芽を潰してしまったのです。平井社長はその延長線上にいる。いまのソニーは利益第一で、消費者を驚かせるような技術が育つ土壌がない。イメージセンサーはあくまでも部品です。ソニーは部品屋さんになるわけじゃないでしょう」
ガッカリは会場の外でも。株主が楽しみにしていたお土産やミュージシャンを招いたミニライブが、今年から中止されたのだ。中高年の女性株主2人がこんな不満を漏らしていた。
「かつては、お昼にホテルのパンが食べ放題だったのに。ストリンガー以降は全然ダメ。ケチになったし、業績も悪くなった」
ソニーは再び株主を喜ばせることができるのだろうか。
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