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空前ブームでも20年連続赤字 三陸鉄道“あまちゃん”経営
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/151162
2014年6月20日 日刊ゲンダイ
地元に身近な存在/(C)日刊ゲンダイ
空前のブームなのに大赤字とは――。
NHKドラマ「あまちゃん」で脚光を浴びた岩手県「三陸鉄道」の2013年度の決算報告が話題だ。「あまちゃん」効果で、昨年4月〜今年3月の乗客数は前年度比10万8877人増の49万7515人。運賃収入は43%増の2億2600万円で鉄道事業の総収益は3億4700万円だった。ところが経常費用が約5億6200万円に膨らみ、経常損失が過去最大の約2億1500万円となった。
三鉄は第三セクターで、国の災害復旧工事費や県市町村の運営補助金が入っているため、最終赤字は5117万円に縮んだ。それでも20年連続の赤字決算である。
「円安で燃料費が前年より1400万円増え、人件費は2100万円増えました。列車などの修繕費も2000万円増。これらの固定費が前年度より8100万円増えたことが大きな原因です。収益については、旅行業は前年度の2100万円に対して13年度は1200万円に落ち、土産品などの物販業も4200万円から2800万円に減りました。今後は旅行業と物販業の立て直しをはかるつもりです」(同社事業本部長の坂下政幸氏)
■地元の土産店に客を奪われ…
乗客が増えたのに利益を出せないとは情けない話だ。
「皮肉にも、あまちゃんブームのせいで逆に赤字が増えたのです」と言うのは交通ジャーナリストの間貞麿氏。
「旅行業が振るわなかったのは、ブームを当て込んでツアーを組んだ大手旅行会社との競争に敗れたから。三鉄の旅行部門は東北ローカルで営業しており、大量のバスを動員する大手にはかないません。物販もしかり。ブームになって地元の土産物業者などが次々と新商品を売り出したため、客を奪われたと思われます」
三鉄の商売はまだまだ「あまちゃん」?
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