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就活での「学歴」 高校までさかのぼるケースも?〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140620-00000003-sasahi-soci
AERA 2014年6月16日号より抜粋
「結局、東大にはかなわない」と言われる一方で、「学歴がなくても課外活動を頑張ればいい」とも言われる。採用をめぐっては、あらゆる噂が飛び交う。就職と学歴の実際を取材した。
就職活動で学生が戦略的に動くためには、個々の業界や企業が求める「ターゲット」を知っておく必要がある。一概にこうだと言い切ることは難しいのだが、識者や人事関係者に取材し、把握を試みた結果、様々な声が集まった。その一部を紹介する。
「就活で最強なのは『旧帝大、早慶クラス』+『体育会』」(就活コンサルタント 小寺良二さん)
「慶應SFCは超人気。ただ入社後、日本企業のカルチャーに合わないケースも」(HRプロ社長 寺澤康介さん)
「流通は、MARCHと日東駒専が現場で活躍」(キャリアコンサルタント)
「百貨店は私立の牙城。慶應が強い」( 大学キャリアセンター関係者)
就活コンサルタントで、オールアバウト「大学生の就職活動」のガイドも務める小寺良二さんは言う。
「どの業界でも正社員は、マネジメント層としてチームをまとめて成果を上げる能力を求められる。そのためにコミュニケーション能力と地頭のよさは必須。単純労働は非正規社員に任せたりアウトソーシングしたりすることが多いので、ただただ真面目とか勢いがあるというだけの人材では、必要とされないケースが増えてきました」
年収の高いビジネスパーソンの親が、子どもに行かせたい大学のランキングでは、慶應義塾大学が東大を抑えてトップになった。ビズリーチの執行役員、佐藤和男さんが分析しているように、慶大生には「コミュニケーション力が高そう」というイメージがあるという。さらに、受験科目の多い東大に比べ、慶大は文系なら基本3科目で入学することができて就職もいい、とコストパフォーマンスも高い。
大学以前にさかのぼって「学歴」を見ることもある。
「企業がほしいのは、学歴より学力。大学名は立派でも、AO入試や小中からのエスカレーター式で入学していて勉強していない学生もいる。大学名だけでなく、高校名や大学の入学方法まで見ようとしている企業もあります」(小寺さん)
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