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国債保有、日銀首位に 3月末201兆円 保険会社を抜く
日銀が18日発表した2014年1〜3月期の資金循環統計(速報)によると、日銀が持つ日本国債(短期国債含む)の3月末時点の残高は前年と比べて57.2%増の201兆円と過去最大となった。日銀は昨年4月以来の量的・質的金融緩和で国債を大量に買い入れており、発行残高に占める日銀の保有割合は20.1%と、生命保険などの保険会社を抜き初めて最大の保有主体になった。
3月末時点の国債の発行残高は998兆円。日銀は毎月6兆〜8兆円と発行額の約7割を買っており、残高が着実に増えている。長期金利にも大きな影響を与えており、新発10年債利回りは0.6%近辺の低い水準で推移している。
他の保有主体を見ると、これまで保有割合で首位だった保険会社が前年比0.3%増の193兆円で、国債発行残高の19.3%を占めた。ゆうちょ銀行を含む中小企業金融機関等が同7.8%減の159兆円、国内銀行が同18.1%減の130兆円で続いた。海外投資家は同2.5%増の84兆円と、3月末としては過去最高となった。
また、家計が保有する金融資産の残高は1630兆円だった。1年前と比べて3.3%増え、3月末としては最高だった。株高や円安による投資信託の価格上昇で、株式は11.3%増の148兆円、投信は10.2%増の78兆円に膨らんだ。
家計の現金・預金は2.1%増の865兆円。家計の金融資産に占める割合は53%となおも高い水準にある。
ただ、3月末にかけては4月の消費増税前の駆け込み需要で消費が増え、昨年末比では約10兆円減った。
[日経新聞6月18日朝刊P.3]
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