http://www.asyura2.com/14/hasan88/msg/548.html
Tweet |
牛丼戦争から撤退?「薬局」「介護」に参入するすき家の狙い
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151075
2014年6月18日 日刊ゲンダイ
「革命家」の異名を持つ小川会長/(C)日刊ゲンダイ
人手不足による店舗休業や、アルバイトによるスト呼びかけ……など、トラブル続きの牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングスの定款変更が話題を集めている。目的は業容の多角化だ。
24日に開催される株主総会に付議されるのは、8項目の追加。「調剤薬局業、医薬品や医薬部外品販売」「介護サービス事業」「自然エネルギーによる発電、売電事業」「清掃業、クリーニング業」などだ。
ゼンショーの成長を牽引してきた牛丼は、「吉野家」「松屋」との三つ巴の激しい戦い。値下げ競争は苛烈さを増している。まさか、新規事業に乗り出し、「牛丼戦争」からの“撤退”に舵を切るのか。
ゼンショーの広報担当者はこう言う。
「牛丼カテゴリーの売り上げシェアは38.4%(13年3月期)ほどですが、主力には変わりありません。定款変更に関わる事業はすべて既存。薬局関連が注目されていますが、傘下のスーパー『マルヤ』に併設する薬局をFCから直営への切り替えに伴うものです」
とはいうものの、牛丼頼みからのシフトチェンジは間違いなさそうだ。
■世界の飢餓と貧困を撲滅
ゼンショーの振り出しは、「革命家」の異名を持つ創業者の小川賢太郎代表取締役会長兼社長(65)が82年に始めた「すき家」。全共闘運動に加わり、東大を中退。港湾労働を経て入社した吉野家の仲間と「世界の飢餓と貧困を撲滅する」という理念を抱いて立ち上げた。外食チェーンのM&Aを繰り返し、ファミレス「ココス」やカフェ「モリバコーヒー」など、幅広い業態を傘下に入れて拡大した。ロータス投資研究所代表の中西文行氏はこう言う。
「めぼしい外食チェーンを買い尽くし、これといった出物がない。それに、外食はすでにオーバーストアで消耗戦。M&Aの方向性を他業種の垂直統合へシフトしたということでしょう」
小川会長の口癖は「外食産業で東大出身の社長はオレと藤田田だけだ」だという。その藤田氏が社長を務めたマクドナルドを11年3月期の連結売上高で抜き去り、外食産業のトップに躍り出た。
「会長室には120キロのバーベルがあり、ベンチプレスで軽々と持ち上げるそうです。来客に試させるちゃめっ気もあるとか」(銀行関係者)
新分野に乗り出す気力も体力もまだ十分ということらしい。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。