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人間の理性を奪う「2つの非常事態」が、資産を吹き飛ばす
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2014年6月15日 Darkness - ダークネス
人間は「平常時」には表面を飾ることができる。滔々と、正義と愛と友情の大切さを語ったりすることができる。しかし、本当の人間性が表れるのは「非常事態」に放り込まれた時だ。
平常時は冷静で頼もしく見える人が、非常事態に陥ると真っ先にパニックに陥って醜態をさらすのはよく見る姿だ。非常事態になると、表側が吹き飛ぶので、人間性が剥き出しになる。その人の本性がその時に分かる。
世の中を長く生きていると、非常事態というのがいつかやって来る。それは、山岳地帯の天気と同じで、どんなに晴れの日が長く続いたとしても、次の瞬間にはいきなり雷雨になっていたりするのだ。
人が経済的な合理性や理性を失う時も、非常事態に陥ったときである。
普段は冷静で合理的に物事を判断している人でも、非常事態になったら合理性も理性も吹き飛ばして、めちゃくちゃなことをすることがある。
人間を経済的に狂わせる「非常事態」は2つの状況がある。
■一方的な損が果てしなく続くとき、人は激しく動揺する
1つは言うまでもなく、とめどなく損が続いている時である。これは、事業でも、株式投資でも、不動産投資でも、あるいはギャンブルでもすべて同じだ。
一方的な損が果てしなく続くとき、人は激しく動揺する。
株式投資では、相場が果てしなく転がり落ちていく地獄のような局面がある。だいたい多くの人は株式投資をする際は、何らかの分析をした結果、「上がる」と思って買う。
ところが、見込み違いや相場環境の悪化に自分の判断とは裏腹に、どんどん株価が落ちていく。
冴えない決算、失敗した新製品、リコールで自爆することもあれば、政府の金融政策の失敗や、戦争や、経済環境の悪化に巻き込まれて、相場全体が底知れぬ暴落を迎えることもある。
2008年9月のリーマン・ショックでは、相場全体が40%も50%も落ちていく局面が半年近く続いた。この時期、相場は毎日のように下落して、金融市場全体が崩壊の危機に瀕していた。
そんな時、人はどうなるのか。多くの人は恐怖に支配されて、沈む船から逃げ出すように、我先と海に飛び込む。
相場が崩れて損失が膨らんでいる時に売ると、それは「高い時に買って、安い時に売る」という典型的な自滅行動になる。
しかし、目の前で資産が吹き飛んでいくのを、じっと見てられる人は少ない。多くの人は、膨らんでいく損失に耐えられなくなって、自ら飛び降りる。
資産が目の前で消えていくという「非常事態」は、普段は冷静で合理的に物事を判断している人でも、耐えられないことが多い。そんな時、合理性も理性も吹き飛んでいく。
ところで、深刻な「非常事態」がもうひとつある。実は、高値から転がり落ちていく地獄を招く原因となるのが、もうひとつの「非常事態」で踊ったからだ。
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