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ついにユニクロも…この夏家計を襲う「値上げラッシュ」一覧
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/150914
2014年6月12日 日刊ゲンダイ
庶民の台所を直撃/(C)日刊ゲンダイ
「デフレの申し子」と呼ばれるほど低価格路線を牽引してきたユニクロが、ついに値上げする。秋冬物を投入するタイミングに合わせ、6月末から既存商品も価格を引き上げるという。上げ幅は5%前後。綿やウールをはじめとする原材料価格の上昇や円安がその理由だ。
もっとも、コスト増にあえいでいるのは、ユニクロだけじゃない。こうした動きは、消費者に気づかれぬようひっそりと、あらゆる業種に広がっている(別表参照)。政府売り渡し価格が右肩上がりの小麦。2013年4月以降、3回連続で上がっていて、今回業務用がまた値上げされる。ハムやソーセージを販売する食料品各社は、横並びで平均10%アップ。昨年7月、9月に続く3度目の価格改定だ。
ただでさえ4月の消費増税で大変なのに、季節がめぐるごとに物価がグングン上がったら生活はメタメタだ。
経済ジャーナリストの荻原博子氏がこう言う。
「4月の消費増税分の価格転嫁が思ったよりすんなり消費者に受け入れられたので、企業がコスト増を反映するチャンスだと踏み切った事情もあるでしょう」
だが、すでにコスト増は一部で価格に上乗せされている。
ニッセイ基礎研究所のリポートによると、消費増税分以上に値上げした品目は6割(生鮮食料品を除く)もあり、転嫁率150%以上の品目は18%にも上るという。「便乗値上げ」は横行しているのだ。その上、この夏の価格上昇である。
「材料高、円安、人件費高騰、消費増税……。赤字法人への課税も検討されています。企業をとりまく経営環境は厳しさを増し、とりわけ中小企業の先行き不安感は強まっている。かたや消費者も給料アップの実感はなく、生活が苦しくなって買い控える。安いものでも売れず、値引きも限界にきた。薄利多売でしのぐ時代ではなくなったのです。ユニクロのようにブランド力勝負による値上げ、あるいは従来商品の付加価値を高めることによる値上げへ方針転換が広まりそうです」(荻原博子氏=前出)
価格を据え置いたまま容量を減らす「隠れ値上げ」もはびこっている。このままでは、悪いインフレがどんどん進みかねない。
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