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日経平均反落し1万5000円割れ、エルニーニョ発生に警戒感
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0EL0FY20140610
2014年 06月 10日 15:55 JST
[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落。朝方は買いが先行したが、為替が円高に傾いたことで下げに転じると、6月2日以来となる1万5000円割れとなった。
また、日本に冷夏をもたらす可能性があるエルニーニョ現象の発生が現実味を帯びてきており、市場では投資家心理に影響を与える可能性も指摘されている。
5月22日以降スピード感のある上昇を見せていた日経平均だが、ここ最近は1万5000円付近で小動きの展開が続いていた。今週末には6月限先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出を控えていることもあり、様子見気分が広がっていることも株価が動きにくい要因の1つだ。
東証1部の売買代金は1兆7289億円と、活況のめどとされる2兆円を5営業日連続で下回った。また、値動きの乏しさを象徴するように、日経平均ボラティリティ指数は一時19.21と、2013年1月以来の低水準となった。
きょうの取引では、円高が意識される格好で日経平均は徐々に上値を切り下げた。終値は129円安の1万4994円80銭で、6月2日以来の1万5000円割れとなった。市場では「日本で良いニュースが出なければこの水準から一段高を目指すのは難しい。1万4000─1万5000円のレンジ相場を抜けきれず、再び押し戻される可能性が高い」(外資系証券トレーダー)との指摘も出ている。
また、気象庁は10日、「エルニーニョ現象の発生に近づいた」との見通しを発表。発生すれば日本に冷夏をもたらす可能性もあり、市場関係者からは警戒する声も出ている。ばんせい証券・投資調査部長の廣重勝彦氏は「冷夏になれば小売業などに影響が出ることも考えられ、改善方向にある投資家心理に水を差すかもしれない。大きなトレンドを変えるほどの力はないだろうが、目先では戻り売りの材料になる恐れもある」と指摘した。
個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)が軟調。同社の「ユニクロ」で8月から5%程度の値上げを実施することが分かり、朝方はプラス圏で推移する場面もあったが、買いが続かなかった。半面、イハラケミカル工業(4989.T: 株価, ニュース, レポート)が年初来高値を更新。9日、2014年4月中間期連結業績予想の上方修正を発表し材料視された。
東証1部騰落数は、値上がり599銘柄に対し、値下がりが1062銘柄、変わらずが151銘柄だった。
日経平均.N225
終値 14994.80 -129.20
寄り付き 15130.74
安値/高値 14966.8─15184.77
TOPIX.TOPX
終値 1228.73 -6.05
寄り付き 1236.25
安値/高値 1226.20─1241.01
東証出来高(万株) 198003
東証売買代金(億円) 17289.89
(梅川崇)
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