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加藤家の家計簿
妻が夫の収入を食いつぶすメタボ家計簿
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140609-00012725-president-bus_all
プレジデント 6月9日(月)11時15分配信
●加藤家の家計
――12歳年下妻の甘い家計で老後没落の危機
都心部のマンション暮らし。長女が有名私立中学に合格、次女も姉と同じ学校への進学を希望しているが、教育費をどう捻出すればいいか分からない。
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【年収(税込)】[夫]1220万円【貯蓄額】200万円
【家族構成】[夫]52歳 大手企業管理職[妻]40歳 専業主婦[長女]14歳 私立中学2年
[次女]10歳 公立小学4年
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●村上家の家計
――一流企業の部長夫人は月10万円でパート中
夫の収入は高いが、妻は会計事務所でパートを続ける。子ども2人は中高一貫校に通う。都内に中古戸建てを購入したが、無理のない金額に抑えた。今のところ車なし。
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【年収(税込)】[夫]1180万円[妻]120万円【貯蓄額】1800万円
【家族構成】[夫]51歳 大手企業部長[妻]49歳 事務パート[長男]17歳 私立高校3年
[長女]14歳 私立中学3年
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■羨望の高収入で毎月7万円赤字
年収1200万円もあれば、貯金できないほうが不思議に思える。だが、現実は甘くない。少しいいマンションを買い、子どもを私立に通わせるだけで生活はもうギリギリだ。年収1200万円のサラリーマンが自分を金持ちだと錯覚してはいけない。
たとえば、大手企業で管理職を務める加藤さん。長女が私立中学に進学してから家計は一段と厳しく、毎月7万円を超える大幅赤字が続いている。年収1200万円を超えるのに、現在の貯金はたったの200万円だ。
その理由は家計収支を見れば一目瞭然だ。教育費をはじめすべての項目が軒並み膨らむメタボ家計。そのなかでも目立って高いのが住居費だ。加藤さんは一回り年下の妻にせがまれて23区内にある新築マンションを購入した。だが、駐車場代3万円を含めて毎月24万円の住居費は額面年収の25%に近く、いくらなんでも高すぎる。
このままでは次女を希望どおり進学させることができないため、対策が急務だ。
まずは車を手放すといい。加藤さんは「国産車でガマンしている」というが、そんな問題ではない。車を手放せば駐車場代も不要になり、車関連費だけで毎月6万円も削減できる。さらに、営業員に勧められるまま加入した保険を見直して保険料を1万5000円削減すれば、毎月の赤字は解消。このほか、食費や水道光熱費、通信費など支出全般のムダな部分を少しずつ削減すれば、当面、次女の進学費用は捻出できそうだ。
だが、加藤家の問題はそれだけでは済まない。加藤さんが60歳で定年退職を迎えるとき、次女はまだ高校生だ。60歳以降は雇用延長制度などを利用して働くとしても、年収は大幅にダウンすると考えられる。そうなると、次女の大学進学費用が足りなくなる可能性が高い。加藤さんは退職金をアテにしているが、この時点で退職金を取り崩せば、老後資金が不足する。
こうした事態を避けるには、妻が今すぐ働きに出て、貯金を増やすしかないだろう。幸い妻はまだ40歳、探せばパート先は見つかるはずだ。
■油断せずに毎年240万円貯金
そんな加藤さんと対照的なのが村上さん。子ども2人を私立に通わせながら毎年240万円を貯め、貯蓄額は1800万円に達している。
村上家の勝因は、年収が上がっても生活レベルを変えていないところにある。妻は変わらずパート勤めを継続。働いていても早起きして夫と子ども2人の弁当をつくって持たせるので、食費も5万5000円とこの年収としては低く抑えられている。上の子には携帯電話を持たせているが、料金は自分のこづかいから払わせるので通信費も少ない。その分、子どもたちの教育費は惜しまず使う方針だ。
住まいは都内の割安な中古住宅を探して購入。戸建てなので管理費などもかからない。住居費が少ない分は貯金を増やして、貯まると繰り上げ返済し、定年退職までに完済できるのは確実だ。
今は車を持っていないが、家に駐車スペースはある。子どもの独立後には車を買って、久々に夫婦でゆっくりドライブしてもいいと考えている。
●村上家はここが優秀!
・所得が高くても生活レベルを上げない
・教育費を払いながら繰り上げ返済を繰り返す
・子どもの携帯料金などコスト削減意識が高い
●加藤家はここを改善!
・子どもの年齢が高いので妻が働きに出る
・便利な場所に住んでいるので車を手放す
・付き合いで入った生命保険を見直す
ファイナンシャル・プランナー 藤川 太 編集・構成=有山典子
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