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北海道の灼熱いつまで? 財務省を悩ませる今年の異常気象
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/150723/1
2014年6月5日 日刊ゲンダイ
最高37.8度
北海道は3日、各地で観測史上最高となる気温を記録。道東・十勝地方の音更町で37.8度に達したほか、美幌町と北見市が37.2度、置戸町が37度の猛暑日(最高気温35度以上)となった。
音更町の6月の平均最高気温20.3度の2倍近く。沖縄・那覇市の最高気温は29度だったから南北が逆転したような異常気象だ。
美幌町のファミリーレストラン「ニューサンラック」の店主、渡辺良一さんも驚いた様子だ。
「昼間にサイレンを鳴らした救急車が2、3回通りましたが、この暑さは今まで経験したことがない。気象庁は、今年の北海道は冷夏と予想していた。一体どうしたのでしょうか」
気象庁は、今回の北海道の猛暑を「中国大陸から流れ込んだ暖気が原因。高温は一時的」と説明。首都大学東京名誉教授の三上岳彦氏(都市気候・気候変動学)も「北海道の高温は限定的なもの。夏至が近く、今の時期なら条件さえ重なれば、この程度の高温はある」と口を揃える。
「実はこの時期の高温は、気象庁も予想していました。しかし、それも6月まで。今夏、南米ペルー沖でエルニーニョ現象が発生する可能性が高く、3カ月予報では北海道、東北の冷夏を予想しています」(民間気象予報会社関係者)
こうなるとまずい。第一生命経済研究所の試算では、冷夏が03年並みなら実質GDPは0.5%減の6768億円のマイナス、さらに米不足騒動のあった93年並みなら0.9%減の1兆1452億円の押し下げとしている。
となれば、今年12月に政府が最終判断するとされている来年10月の消費税率引き上げの判断にも大きな影響を及ぼす。政府は、今年7─9月期の成長率を税率引き上げ判断の材料にするためだ。
今ごろ、財務省あたりでは、「頼むから猛暑が続け」とスーパークールビズ姿で祈っているに違いない。
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