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サッポロビールが販売を打ち切る第三のビールの「極ZERO」(写真左)と、7月から販売する発泡酒の「極ZERO」(時事通信)
<サッポロ>ゴクゼロ中止 116億円追加納付の可能性も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140604-00000132-mai-bus_all
毎日新聞 6月4日(水)21時46分配信
サッポロビールは、ヒット商品「極ZERO(ゴクゼロ)」の販売中止に追い込まれたことで、経営への影響が懸念される。「第3のビール」から「発泡酒」に切り替えて再発売するが、酒税税率の適用区分の変更で最大約116億円の追加納付の可能性がある。さらに、再発売では価格が上がり、販売が落ち込む恐れもあるためだ。
「極ZERO」は2013年6月の発売後、12月末までに358万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を販売。主力の「黒ラベル」(13年は1662万ケース)、「麦とホップ」(1342万ケース)、「エビス」(961万ケース)に次ぐ主力商品に育ちつつあった。少子高齢化や若者のアルコール離れなどでビール類市場全体が縮小する中、サッポロが13年のビール類販売で前年比0.4%増の5208万ケースを売り上げたのも「極ZERO」効果が大きい。
「極ZERO」は開発に4年もの歳月をかけた結果、痛風の原因とされるプリン体と糖質の両方をゼロにした、ビール類では世界初の商品。健康志向の強い顧客の人気を集めたほか、第3のビールとしての低価格という魅力も加わり、サッポロでは久々のヒット商品となった。このためサッポロは「発泡酒に形を変えてでも売り続けたい」という思いが強かった。
しかし、税率が高い発泡酒として再発売すれば値上げは避けられず、魅力は低下する。サッポロ自身、再発売後の7〜12月は、従来想定より2割程度販売が減少すると見る。5月まで好調だったため、年間目標の550万ケースは変えないが、発泡酒はそもそも価格が安い第3のビールに押されて市場は年々縮小しており、シナリオ通りに進むかは見通せない。
サッポロの持ち株会社、サッポロホールディングス(HD)の13年12月期連結決算は94億円の最終(当期)黒字だった。酒税はサッポロが支払うが、もし116億円もの追加納付となれば、HDの利益も一気に吹き飛ぶ。サッポロの尾賀真城(おがまさき)社長は4日、東京都内で開いた記者会見で「急な発売中止や再発売で消費者やお取引先にご迷惑をかけ、おわびします」と謝罪。経営への影響については「(業績の下方修正などが)決定すれば説明したい」と述べるにとどめた。【神崎修一】
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