http://www.asyura2.com/14/hasan88/msg/261.html
Tweet |
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0EC1ZH20140602
2014年 06月 2日 10:55 JST
[東京 2日 ロイター] - 第一生命保険(8750.T: 株価, ニュース, レポート)が米保険会社プロテクティブライフ(PL.N: 株価, 企業情報, レポート)を約5000億円で買収することで最終交渉していることが分かった。関係筋がロイターに述べた。買収金額のおよそ半分は、エクイティファイナンス(新株発行による資金調達)を含む資金調達でまかなうことも検討しているという。
プロテクティブライフは米中堅の保険会社で、直近では2013年に米保険のモニーを買収するなど、M&A(合併・買収)を繰り返し拡大してきた。時価総額は約41.2億ドルのため、約2割のプレミアムを上乗せした場合、買収金額は約50億ドル(約5040億円)になり、日本の生保の海外M&Aとしては過去最大になる。
第一生命が買収資金の半分に当たる新株を発行すれば、増資の規模は約2500億円になる。残りの半分は手元資金などで充当する予定という。
第一生命のファイナンシャル・アドバイザーはゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)。
日本企業は成長を求めて海外でM&Aを積極的に行っており、生損保も例外ではない。第一生命は昨年、インドネシアの生命保険会社パニン・ライフに約40%(約330億円)出資するなど、成長市場で足掛かりを築いてきた。今回の買収も、人口減少と少子高齢化で縮小する日本市場以外の商圏を拡大し、収益源を多様化するのが狙い。
第一生命のほか、MS&ADインシュランスグループ(8725.T: 株価, ニュース, レポート)が2011年にインドネシア最大手の企業グループ、シナールマス・グループ傘下の生命保険会社に50%出資(約669億円)したほか、東京海上ホールディングス(8766.T: 株価, ニュース, レポート)は2012年に米保険のデルファイ・ファイナンシャル・グループを約2000億円で買収しており、海外事業の伸びがグループの好業績に貢献してきている。
東京海上の14年3月期決算では、海外保険会社の当期利益がグループ全体の約6割を占めるなど、人口増と保険市場の拡大が見込める国や地域での事業拡大が、日本市場の伸び悩みを補う構図になっている。 第一生命は「買収に向けた交渉をしていることは事実だが、決定していることはない。開示すべき事実を決定した場合には適時適切に開示する」としている。プロテクティブライフのインベスター・リレーションズ担当者は、ノーコメントとしている。
(浦中大我、取材協力:江本恵美、編集:山川薫)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。