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大成建設とサッポロビール 稲わらを材料にした高効率バイオエタノール製造技術開発 石油代替燃料にメド(FGW)
http://financegreenwatch.org/jp/?p=44119
5月 30th, 2014 Finance GreenWatch
大成建設は、サッポロビールと共同で、稲わらに含まれるセルロースとデンプンから同時にエタノールを製造し、コスト低減とCO2削減を可能とした新しい技術を開発した、と発表した。価格もg当たり70円台と、石油代替燃料となる可能性が出てきた。
大成建設によると、サッポロビールとともに、平成20年から5年計画で、農林水産省補助事業「ソフトセルロース利活用技術確立事業」に取り組んできた。国の補助が切れた後も、自社での開発を継続、低価格のバイオエタノール製造技術を開発した。
バイオエタノールは、地球温暖化防止対策のCO2排出量削減を目的とした再生可能エネルギーとして知られる。ただ、当初は、米国やメキシコ、ブラジルなどで、トウモロコシや、サトウキビなどの食品を活用し、食糧問題との対立を引き起こしてきた。大成とサッポロは稲作の廃棄物として出る稲わらを活用し、食糧と競合しないセルロース系バイオマスからの製造技術を開発してきた。
稲わらに含まれる成分のセルロースやデンプンは、糖化・発酵させることでエタノールを製造できるが、酵素糖化を効率的に行うためにはそれぞれの成分に応じた前処理が必要となる。大成らは、稲わらのセルロースの前処理として「アルカリ処理」のプロセスを導入した。同処理は同じ稲わらに含まれるデンプンにも作用することから、デンプンからのエタノール製造にも有効利用している。
今回開発した技術によりエタノール製造効率が高まり、製造コストは70.7円/L、CO2排出量削減率も52%を実現できるという。この値はバイオエタノールが石油代替の燃料となり得るための目標値である製造コスト100円/L以下、CO2排出量削減率50%以上という基準をクリアしている。
両社では今後、新技術を実用化するためのプラント開発等を急ぐ。稲わらは国内で大量に発生する国産の未利用バイオマスである。このため、温暖化ガス排出量の削減につながるとともに、農家にとっても副収入源との期待が出ている。
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2014/1353301791889.html
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