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駆け込み反動減 鮮明に 鉱工業生産2.5%低下 消費支出は4.6%減少
経済産業省が30日発表した4月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整値)速報値は99.6となり、前月から2.5%低下した。低下は2カ月ぶりで、昨年11月時点とほぼ同じ水準になった。2.5%低下は日経グループのQUICKによる市場予想の中央値(2.0%低下)より、大幅低下となった。
先行きを示す生産予測調査結果は、5月は前月比1.7%上昇、6月は同2.0%低下と一進一退になる見込みだ。経産省は生産の基調判断を「横ばい傾向にある」と下方修正した。下向きに見直したのは12年9月以来。
前回の消費増税時である1997年4月の生産指数は前月比2.6%低下と、今回の増税時とほぼ同じだった。
鉱工業生産指数を業種別にみると、15業種のうち12業種が低下し、3業種が上昇した。大きく落ちたのは輸送用機械工業、電子部品・デバイス工業、化学工業などだ。企業が抱える在庫率を示す指数は4月が前月比1.8%低下と3カ月ぶりに下がった。
総務省が30日に発表した4月の家計調査では、2人以上世帯の消費支出が物価変動の影響を除いた実質で1世帯あたり30万2141円と、前年同月に比べて4.6%減った。減少幅は東日本大震災があった11年3月(8.2%減)以来の大きさ。前回増税時の97年4月の1.0%減よりも大きかった。分野別に見ると、食料が前年同月比6.9%減。コメや食用油、アルコール飲料などがいずれも20%を超える落ちこみだった。
勤労者世帯で見た実収入は実質で前年同月比7.1%減と大きく落ち込んだ。物価が上がっていることが働く人の所得を目減りさせている。
[日経新聞5月30日夕刊P.1]
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