03. 2014年5月30日 13:24:45
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>消費増税分の転嫁が5月中旬までに終わったとすると5月は0.9%上昇となり、4月の1.0%上昇より1ポイント低下した。増税分の影響を除いた都区部の物価はやや伸びが鈍っている東大指数から予想はしていたが、強い消費と景気改善が長期間続いているようだな ただし日銀の想定通りが続くかどうかは、まだ難しく、上振れと下振れ両方のリスクがまだまだある 方向転換も考えて白井さゆり委員らが、非整合的発言をするのも、その辺の戦略の一つか http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0EA08P20140530 景気の谷を2012年11月に暫定設定、後退期間わずか7カ月=内閣府 2014年 05月 30日 12:51 JST [東京 30日 ロイター] - 内閣府は30日、景気動向指数研究会を開催し、第15循環の景気の谷に、2012年11月を暫定的に設定するとした。 これにより、2009年3月を谷として始まった第15循環は暫定的に、山となる2012年4月までの景気拡張期間37カ月の後、2012年11月の谷までの景気後退期間が7カ月となった。後退の短かさは、循環起点となる谷が設定されていない第1循環を除くと、戦後最短となった。 今回の景気の谷は暫定的に設定されるものであり、今後の季節調整替え等や景気動向指数の改定作業を踏まえ、景気の山と合わせて確定する予定であり、確定に伴って後退期間等は変わる可能性があるとした。 今回の景気循環の特徴としては、2012年年央以降、欧州政府債務危機など世界経済の減速に伴う輸出の減少等を背景に、生産関連を始めとして下降傾向を示す指標が増え、景気は急速に弱い動きとなった。しかし2012年秋以降の円安方向への動きや株価の上昇、エコカー補助金の終了に伴う反動減からの自動車販売の回復もあって、2013年に入って景気は持ち直しに転じた。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0EA02H20140530 4月の全国消費者物価は+3.2%:識者はこうみる 2014年 05月 30日 11:53 JST [東京 30日 ロイター] - 総務省が30日公表した4月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は103.0となり、前年同月比3.2%上昇した。消費税引き上げでプラス幅が3月の1.3%から大幅に拡大した。 ロイターがまとめた民間予測はプラス3.1%だった。 市場関係者のコメントは以下の通り。 ●プラス幅縮小の予兆も <みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト 上野泰也氏> 4月の全国コアCPIは予想比で若干の上振れだが、5月の東京都区部コアCPIは日銀試算と比べると、抑え目の動きになっており、足元は上振れだが、5月以降は前年比プラス幅縮小の予兆が見え隠れしている内容だ。相場への材料としてはニュートラルと受け止めている。 今後の金融政策の焦点は、前年比でプラス1%を割らないかどうかと考えている。1%を割るようだと、追加緩和に直結する可能性が高い。1%台前半で維持された場合は年内の追加緩和は遠退く。ただ、来年にかけてプラス幅が拡大していかないと、追加緩和観測が浮上することになる。 ●デフレ脱却は消費増税で頓挫せず <岡三証券 シニアエコノミスト 嶋野徹氏> 4月全国CPI(除く生鮮)は、消費増税分の1.7ポイントを差し引くとプラス1.5%と3月の1.3%より上昇した。想定より高い印象だ。増税直後は振れが大きくなるため、単月では判断しづらいが、百貨店やコンビニ、スーパーなど業界団体の小売売上高が想定より落ち込んでいないほか、有効求人倍率も1.08倍と高水準で、デフレ脱却の動きが消費増税により頓挫したという判断はできないだろう。 金融政策に対しては、4月CPIのネットでの上昇を受けて追加緩和期待を一歩後退させる要因になる。ただ5月以降の物価の上昇が落ち着いてくれば、秋から年末にかけて再び追加緩和期待が高まるだろう。 ●金融政策や相場への影響は限定的 <ソシエテジェネラル銀行 為替資金営業部長 鈴木恭輔氏> 消費税の引き上げ相当分が上がっている。金融政策への影響は特にないだろう。日銀試算の増税分(1.7ポイント)を除くと+1.5%で、今のところ順当なピッチできている。 今回の数字では、金融政策への影響も限定的で、相場へのインパクトも限られるだろう。今後、低調になるかどうか、年の中盤から後半にかけ、ウォッチしていく必要がある。 *記事の体裁を修正して再送します。 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N67LCV6JIJUV01.html 消費者物価91年以来の伸び、消費増税上回り加速−全国4月
5月30日(ブルームバーグ):4月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除いたコアCPI )は、前年同月比での伸びが加速した。消費税率引き上げの影響が出たほか、増税分を上回る伸びとなった。 消費税率が5%から8%に上がった4月の全国コアCPIは前年比で3.2%上昇し、1991年以来の伸びとなった。総務省が30日発表した。前年同月比で11カ月連続の上昇。プラス幅はブルームバーグ・ニュースがまとめた予想中央値 (3.1%上昇)を上回った。 消費税上げは4月のCPIを1.7ポイント押し上げると日本銀行は試算しており、これを除くと4月の上昇率は3月(1.3%上昇)を0.2ポイント上回った。総務省統計局の栗原直樹物価統計室長は記者向け説明会で「日銀の試算をやや上回る上昇となった」と述べ、増税分を除いても物価上昇が進んでいるとの見方を示した。 ゴールドマン・サックス証券の馬場直彦チーフエコノミストは発表後のリポートで「先月既に発表された東京都区部の4月CPIが、増税の影響を除くと3月から横ばいにとどまったため、全国CPIの上昇はサプライズだ」と指摘。広範囲での公共料金の引き上げや、増税で生じる端数部分の切り上げ、増税時を利用したコスト転嫁などが「全国レベルで顕現化したようだ」としている。 SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは発表後のリポートで「8月ごろに1%割れと見込んでいたが、これよりも後ずれし、秋ごろとなりそうだ。為替次第では、年内1%台をキープする可能性もある」としている。 5月東京都区部は鈍化 先行指標とされる東京都区部の5月中旬速報はコア指数が同2.8%上昇と13カ月連続で上昇した。日銀は消費増税が東京都区部のコアCPIを4月は1.7ポイント、その後フル転嫁されれば1.9ポイント押し上げると試算していた。 こうした押し上げ分を除くと5月は0.9%上昇となり、4月(1.0%上昇)から鈍化した。予想中央値 (2.9%上昇)も下回った。宿泊料と外国パック旅行の伸びが前月から縮小したことが全体を押し下げた。 日銀は消費税率3%引き上げが物価に与える影響について、現行の課税品目すべてにフル転嫁されることを前提にCPIを2.0%押し上げると指摘。その上で、14年度のコアCPIは消費税率引き上げの影響を含むベースで前年度比3.3%上昇、除くベースで1.3%上昇するとの見通し(委員の中央値)を示している。 物価だけ上がればいいわけではない 日銀の黒田東彦総裁は21日、会見で「物価が2%達成されれば後はどうでもいいということではもちろんない」と指摘。「生産・所得・支出の好循環の下で日本経済がバランスよく成長し、雇用・賃金などの増加を伴いながら物価が2%程度の上昇に達する、あるいはそれを安定的に持続することが一番望ましい」と語った。 岩田規久男副総裁も26日、都内の講演で「仮に、成長戦略に基づく政府の施策や民間の取り組みが停滞し、潜在成長力の強化が進まなければ、物価安定目標の達成は、『マイルドなインフレ下における低実質成長』をもたらす可能性がある」と指摘。「日銀としては、日本経済の潜在成長力の強化に向けて、政府による成長戦略がさらに推進されていくことを強く期待している」と述べた。 記事についての記者への問い合わせ先:東京 日高正裕 mhidaka@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:Paul Panckhurst ppanckhurst@bloomberg.net淡路毅, 浅井秀樹 更新日時: 2014/05/30 10:38 JST 4月の実質消費支出は前年比4.6%減、消費増税に伴う反動減で 2014年 05月 30日 10:38 JST [東京 30日 ロイター] - 総務省が30日発表した4月の家計調査によると、全世帯(単身世帯除く2人以上の世帯)の実質消費支出は、4月の消費税率引き上げに伴う反動減の影響が大きく出た結果、前年比4.6%減となった。
これは、2011年3月の東日本大震災の影響を除くとリーマン・ショック以来の減少幅となる。ただ、総務省では「持ち直し」という消費の基調的な動きに変化はないとしている。 消費支出の実額は30万2141円で実質前年比で4.6%の減少、季節調整値の実質前月比は13.3%減となった。前年比の減少幅は震災の影響で落ち込んだ2011年3月の8.2%減以来。それを除くとリーマン・ショック後の2009年1月に5.9%減となったことがある。前月比では、同項目を新設した2000年以降で最大の下落幅。ロイターが民間調査機関に行った聞き取り調査では、前年比3.2%減が予想されていたが、結果はこれを下回った。 4月は消費増税前の駆け込み需要の反動が大きく出た。減少に寄与した項目をみると、「食料」の実質前年比の寄与度がマイナス1.49%ポイントと最大。特にコメやめん類、調味料、酒類など保存の利くものの落ち込みが目立つ。また、鉄道定期やガソリンなどの「交通・通信」、トイレットペーパーや洗剤など消耗品を中心とした「家具・家事用品」といった3月に駆け込みで大きく増加した分野の減少が全体を大きく押し下げた。 過去に消費税率が導入または引き上げられた時と比較しても、駆け込み需要が大きく出た分、反動も大きくなった格好。総務省では、こうした駆け込みと反動を除いた消費の基調的な動きに大きな変化はないとみており、持ち直しとの判断を維持した。 また、4月の勤労者世帯の実収入は46万3964円となり、実質前年比で7.1%減、名目で3.3%減となった。実質前年比の減少幅は2003年3月の7.8%減以来。総務省によると、昨年3─4月に消費マインドの改善を背景に一時金を支給する企業がみられた反動や、足元の物価上昇が押し下げ要因になった。 *情報を追加しました。 (伊藤純夫 編集:内田慎一) 4月有効求人倍率は7年9カ月ぶり高水準、完全失業率3.6%で横ばい 2014年 05月 30日 09:30 JST [東京 30日 ロイター] - 厚生労働省が30日に発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.08倍と、7年9カ月ぶりの高水準となった。総務省が同日発表した4月の完全失業率(季節調整値)は3.6%で前月と同水準だった。
4月の有効求人倍率は2006年7月の1.08倍以来となる高い水準。ロイターの事前予測調査では1.07倍が見込まれていたが、結果はこれを上回った。有効求人数は前月比0.6%増で、有効求職者数は同0.5%減。新規求人倍率は1.64倍で前月に比べて0.02ポイント低下した。 完全失業率は事前予測調査で3.6%が予想されており、結果はこれと同水準となった。 季節調整値でみた就業者数は6323万人と前月に比べて23万人減少した。完全失業者は236万人と前月と同数だったが、非労働力人口が4517万人と同22万人増加している。 就業者の減少は、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動で、4月に企業が生産・販売活動を抑制した影響が出たとみられている。ただ、失業率は3月と横ばいで推移しているため、総務省では消費増税の大きな影響はみられていないとしており、雇用情勢は引き続き「持ち直しの動き」が続いていると判断している。 雇用者(役員除く)に占める非正規の職員・従業員の割合は36.7%と、3月の37.8%から低下した。 *情報を追加しました。 (伊藤純夫 編集:田中志保) |