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貧乏になったアメリカ人
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4684764.html
2014年05月30日 NEVADAブログ
アメリカ人が貧乏になったとの報道が朝日新聞が報じていますが、これだけ株が上がり景気がよいとされているにもかかわらず、なぜ貧乏になったのでしょうか?
統計ではアメリカ人の所得中間値は一人あたり18700ドルとなっており、1980年から比べれば20%増えているとなっていますが、2000年以降のインフレを考慮すれば横ばいとされています。
ただ、1980年代から現在までに実質インフレ率は少なくとも50%以上はあるはずです。
ペットボトルでは2倍以上、ガソリンは3倍以上になっており、生活実感としてはアメリカの物価は2倍以上になっているからです。
すなわち、収入が2倍になっていないと実質的に使えるお金が減り貧乏になったとなります。
実際には統計では収入は20%しか増えていませんので、アメリカの中間層は貧乏になったと言えるのです。
ところが10%もいない年収で10万ドルを超えるトップクラス(一人あたり)は収入を大幅に増やしていますので、インフレ率が100%になりましても何ら問題なく生活を維持できているのです。
今回の数値をみれば、アメリカは世界的に低賃金の国になって来ており、これもありアメリカ製造業が復活してきているのです。
平均値で190万円位で働かすことができるのであれば、わざわざ外国に工場を作る必要などありません。
アメリカの低賃金化は移民の増加も影響していますが、正社員が減り、非正規雇用者が増えていることも影響しており、いくら失業率が下がりましても国民には恩恵はありません。
アメリカ人が貧乏になったのは必然であり、アメリカ復活には必要だったのですが、大方の国民はただ実質手取り収入が大幅に減るということになっているのです。
勝ち組と負け組にはっきり分かれて来ており、10%の勝ち組と90%の負け組となりますが、この差は更に拡大しており、今後勝ち組が10%から5%に減少し、95%が負け組になるはずであり、《超格差社会》になることになります。
株?関係ないというアメリカ人が増えている今の社会はいずれ大きな修正が必要となりますがそれは株安です。
10%の勝ち組を減らしてガス抜きをしませんと国民の怒りが爆発するからです。
株が上がれば上がるほど株高に関係ないアメリカ人の心が荒んでいくからです。
いつガス抜きが起こるか。
バブル化している株式相場であり、いつ起こりましても何ら不思議ではありません。
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