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ITバブル長者 「インデックス」落合正美会長の栄光と転落
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/150589
2014年5月30日 日刊ゲンダイ
ITバブルに翻弄された落合会長/(C)日刊ゲンダイ
「新聞少年」の面影はどこへ?
昨年、負債総額245億円を背負って経営破綻したゲームソフト制作会社「インデックス」。その落合正美会長(54)と妻の善美社長(48)が28日、粉飾決算の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。
12年8月期決算で、当期純利益が約6億円の赤字だったにもかかわらず、循環取引を使って経常利益9億1700万円の黒字などとしていた疑いだ。
同社は、元日商岩井(現・双日)出身の落合が95年に創業。99年には、やはり日商岩井出身の(旧姓・小川)善美が転職してきた。
「2人は商社時代の上司と部下。当時、落合氏には妻子がいましたが、07年に善美氏と再婚しています。長く不倫関係にあったと噂する者もいましたね」(経済誌記者)
しかし、善美の入社で地味だった会社は大きく飛躍。善美がドコモのiモードに提供する占いコンテンツ「恋愛の神様」を開発し、これが大ヒットしたのだ。01年3月にジャスダック上場を果たした。01年8月期に38億円だった連結売上高は、相次ぐ企業買収で07年同期には1298億円へと拡大。わずか6年で34倍に膨れ上がった。その一方で、07年の学研株流出事件では、暴力団との関係も指摘されている。
こうして見てくると、ヒルズ族に象徴される派手なIT系起業家を思い浮かべるが、落合の素顔はいたって地味だ。
経済ジャーナリストの有森隆氏がこう言う。
「生活は質素で、昼食はコンビニ弁当で済ましていた。日商岩井出身という信頼性もあり、女性に気前よく札束を切るヒルズ族とは異なりました」
埼玉県行田市の貧しい家庭に生まれ、高校時代は新聞配達のアルバイトで家計を支えたという。慶応大学経済学部も奨学金をもらって卒業している。
「むしろ、善美夫人の方が派手でした。一橋大ではテニス部で、1年先輩には楽天の三木谷浩史氏がいた。03年に〈日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー〉に選ばれ、上場企業最年少の37歳の女性社長と脚光を浴びたものです」(前出の経済誌記者)
歯車はいつ狂ってしまったのか。
「地味だった人物が会社が成長するにつれ、有象無象とかかわり、やがて自制が利かなくなった。物語としては三流ドラマのような陳腐な展開を見ているようです。闇社会の人間だけでなく、フジテレビ、TBS、日本テレビ、テレビ朝日などを引受先とする第三者割当増資も実施し、在京テレビ局にもいいように利用されました。最後はメーンバンクの日本振興銀行の破綻でトドメを刺されてしまいました」(有森氏)
そのままサラリーマンを続け、妻子と別れていなければ……、今ごろ、よきパパとしていられたのかもしれない。
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