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小売販売額、4月4.4%減 反動、前回増税より大きく
経済産業省が29日発表した4月の商業販売統計によると、小売業の販売額は前年同月比4.4%減の11兆110億円だった。消費増税による駆け込み需要で3月は11.0%増と大きく伸びていたが、その反動が出た。品目別では自動車や家電などの売り上げが落ち込んだ。雇用・所得環境は改善しており、夏に向けマイナス幅がどれだけ縮小するかが焦点となる。
小売業販売額のマイナスは9カ月ぶりで、落ち込み幅は東日本大震災があった2011年3月(前年同月比8.0%減)以来の大きさとなった。前回消費税を引き上げた1997年の小売業販売額は、3月に12.4%伸びた後、4月は3.8%落ち込んだ。駆け込み需要の反動減は今回の方が大きいことになる。季節調整値の前月比は13.7%減となり、統計がさかのぼれる02年以降で最大の落ち込みになった。
4月の小売業販売額を業種別に見ると、自動車小売業が前年同月比10.2%減となり、クルマで駆け込み需要の反動が大きく出た。機械器具小売業も12.3%減。パソコンの売り上げは堅調だったが、白物家電が落ち込んだ。飲食料品の小売業も前年水準を割り込んだ。
大型小売店の動向をみると、百貨店は3月に前年同月比25.0%増と大きく伸びた後、4月は10.6%減と大幅なマイナスになった。衣料品が全体の足を引っ張った。スーパーも3月は12.6%増になった後、4月は3.9%減となった。
一方でコンビニエンスストアは堅調。販売額は3月が前年同月比7.6%増だったが、4月も4.2%増とプラスを維持。商品別では、おにぎりや弁当が伸びたほか、冷凍食品も全体をけん引した。卸売業を含む4月の商業販売額全体は前年同月比3.9%減の36兆8210億円になった。
[日経新聞5月29日夕刊P.1]
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