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人手不足深刻化 真っ当な経営を目指せ(東京web)
http://www.asyura2.com/14/hasan88/msg/114.html
投稿者 猫侍 日時 2014 年 5 月 26 日 16:56:38: De1pMGrYJHTyk
 

流通や外食産業などで深刻化する人手不足は、安い労働力に依存してきた経営の転換を迫るものだ。若者らが働きたいと思える環境、働く人にきちんとした対価を払う真(ま)っ当(とう)な経営を目指すべきだ。


景気の回復傾向を背景に人手不足への懸念が強まっている。東日本大震災からの復興や東京五輪に向けた労働需要が急拡大する建設業界に続き、顕著になっているのは流通業や外食産業である。


居酒屋チェーン「和民」は人手不足を理由に年度内に六十店舗の閉店を決め、牛丼大手「すき家」は百店以上が休業に追い込まれた。もともと慢性的な人手不足に悩んできた介護や医療の関連業界では、他の業種への人材流出で不足感が一層増している。


人材確保の巧拙が経営を大きく左右するのである。流通・小売り業界で好調だったユニクロは、これまでパート待遇だった社員を大量に限定正社員化することを決めた。処遇改善により人材の「囲い込み」を図る狙いである。


日本経済が二十年近くに及ぶデフレの中、小売りや外食などサービス産業の多くは低廉で使いやすいパートやアルバイトら非正規労働を活用してきた。一円の安さを競う価格競争のために人件費を切り詰めるビジネスモデルである。その究極の姿は、低賃金で若者らを使い捨てにするブラック企業である。


働き口が少ないデフレ不況期にはそんな劣悪な雇用モデルでも通用する余地はあったが、雇用環境が好転すれば働き手がいち早くそっぽを向く職場である。人を人とも思わないような企業に将来はないことが明白になった。


少子高齢化の進展で今後、生産年齢人口(十五〜六十四歳)は一段と減っていく。さまざまな業種で人手不足が企業経営を圧迫しかねない。


そうであれば経営者が目指すべきは、使い捨ての労働などではなく、きちんと教育に力を入れた質の高い労働力である。価格ばかりを競うことなく、魅力的な商品や消費者ニーズを酌んだサービスを適切な価格で提供する。そんな当たり前の経営である。


もちろん、自力での処遇改善や人材確保が容易でない企業はあろう。長期に染み付いたデフレマインドの払拭(ふっしょく)や経営の転換は大きな困難を伴うが、情報技術(IT)や女性らの積極的な活用、省力化のための設備投資などで労働環境を改善していく好機であるととらえたい。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014052602000132.html


そーいえば、ある経営コンサルタントが、
現代を象徴する、52%、1.5年、39%という数字を教えてくれた。


52%は、2年以内で市場から新製品が消えてなくなる数字だそうだ。開発者や研究者が、何年、あるいは何十年もかけて生み出した商品の半分は、2年以内に消えてしまうという。


1.5年は、新発売の商品がもたらしてくれる利益還元の期間。1年半を過ぎると利益をもたらしてくれないのだ。この期を過ぎると、商品に付加価値をつけない限り、在庫過剰により、利益を圧迫をするということだ


そして39%という数字は、仕事に対する幸福度だという。6割の人は、今の仕事は生活の糧としてしか捉えていないのだ。


いままでは、市場に導入する新製品は、数年かけて研究開発でを行い売り出せば、市場が受け入れくれた。しかし、1年も経たずに市場自体がかわってしまう現代では、このようなやりかたでは通用しない。


例えば、5寸釘が求められた場合、いままでは仕様に応じて、1ミリの狂いも無い寸法の製品を納めれば問題なかった。しかしいまは、同時に、幾重も折れ曲がる釘や、軽量な釘、空洞の釘などの付加価値のある製品がつくれなければ、市場で生き延びることはできないのだ。


マスコミは「日本人は手先が器用だから技術大国になった」となどと伝えているが、これは幻想である。
1970年代の日本の繁栄は、1960年代に起きたスプトーニクショックで、日本の官民組織で取り組んだ、「理工系大学の拡充とエンジニアの育成の国家プロジェクト」があったからこそ成しえた結果なのだ。


独創性が求められているのは、開発者ではなく、経営者ではないのか。
昔、数百億円かけて開発したスーパーコンピュータを、アメリカにタダ同然で売ったF社の経営者がいたが国賊以外の何モノでもないのは確かだ。

 

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コメント
 
01. 2014年5月26日 19:03:29 : nJF6kGWndY
>慢性的な人手不足に悩んできた介護や医療の関連業界では、他の業種への人材流出で不足感が一層増

もっと規制緩和して、介護や医療の自動化を進めないと、社会保障費の激増が加速化し、サービスの供給が止まって、確実に制度が破綻するか

欧州の医療みたいに長期間待ちが常態化するだろうな


02. 2014年5月26日 19:05:22 : nJF6kGWndY

ま、今でも、金が老人向けばかりに流れて、回ってこない子育て分野では、同じ状況だが

03. 2014年5月26日 20:20:29 : D5gqEFhwoc
規制緩和と自動化と社会保障費の激増の関係がまったく理解できませんな。

>ま、今でも、金が老人向けばかりに流れて、回ってこない子育て分野では、同じ状況だが

老人にカネが流れてばかりいるのに、なぜ高齢者の万引きが増えるのかね。


04. 2014年5月26日 20:53:54 : qQo4zpJqE2
アメリカ帰りの経営者が、胸を張っている会社は、いずれ崩壊する。

政治の世界でも言えそうだ。

日本の経営に回帰せよ!
外人に経営を託すと、崩壊させられる。
ソニー、銀行・証券が良い例だ。
いずれ、日産がそうなるであろう?
それにしても、武田は、大丈夫かな?


05. 2014年5月26日 20:56:51 : a0zt1z2Hyq
金額とサービスは比例すべきもの。

COSTCOに代表される、店舗の作りは貧弱でよいので商品が安ければ良いという消費者指向がある。

日本は居酒屋でも外国人が感激するチップなしのおもてなしを受けることができるが、その従業員の給料が安い。

経営者は店舗の作りには金を使っても、従業員には質を求めても対価を支払っていない。

就職難の時代の感覚のままで、雇ってやっているという傲慢な姿勢が今の問題の本質。

介護施設に関しては行政の基準が高すぎて設備に金がかかりすぎ、人に金が回らないのが実態。

介護施設にホテル並みを求める金持ちと、年金で賄える低料金の施設を分けなければ、介護従業員に金が回らない。


06. 2014年5月26日 21:01:55 : puoMwOD4aM
×人手不足
○奴隷不足

他も以下サラリーマンの”ウソ名称”。

×会社員や社員、正社員
○従業員、正従業員

サラリーマンは、”従業員”であって会社員などではナイ。これらの上記×=ウソ名称を特にマスコミが使うことは許されナイ。その誤解を与える表現をした場合は、厳正に処罰されなければ「マスコミの言葉=信用ゼロ」となる。

今の日本を含む西側資本営利原理社会での”経営努力”とは、利益数字を上げることであり、安い原料、安い家賃、安い人件費を選ぶことは当たり前の仕組み。

不当格差が人口減少を生み、人口減少が移民=奴隷輸入を招き、更なる格差、差別というクサビ、トゲが日本という体内に突き刺さり、紛争、犯罪、破壊を招き、国家が破壊される。

移民受け入れを唱える者は、明らかに日本破壊者である。

「晩婚化=カネ欲しさ」に起因する。この少子化を生み出す構造、原理は既に解明されている。それは権利=カネを得るには「分かち合うよりも、占有独占しか選択肢はナイ」という原理=仕組み。

竹中平蔵はよく、自由主義でもセーフティネットは必要だなどと言うが、本人は全くそれをやるつもりは更々ナイ。口先だけの大ウソである。これは飴と鞭の飴を「エア飴」として誤魔化しているに過ぎナイ。

マルクスは本当は、資本家に飼われた犬であったことが、既に判明している。それは、右翼左翼の語源が、右=資本家は、right正しいに引っ掛けた言い方で、暗号好きな欧米白人特有の表現である。

この右VS左という”茶番演劇”の時代はもはや終わったのである。次の時代を創るのは我々市民自身である。


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