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36歳の成田空港 まだまだ、安閑としていられない
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140524-00000502-biz_san-nb
SankeiBiz 2014/5/24 12:30
36年前の昭和53年5月20日、成田空港は開港した。当時の正式名称である新東京国際空港にその位置づけが表れている。昨年は35周年ということもあって各紙も特集を組み、記念パーティーも開催された。
「今年は静かでしたね」と成田国際空港会社の担当者もいうように節目の日が過ぎていった。
成田空港は今、羽田の再国際化という開港当時にはまったく想定されていなかった事態に直面している。高度成長の1960年代。羽田の処理能力は限界という前提で二転三転の末、国有地があった現在の場所に白羽の矢がたった。
激しい反対運動はいまだに未解決の土地問題を残す。「遠い成田」ではあっても「国際線は成田、国内線は羽田」という仕切りがあればこそ客足を伸ばすことができた。しかし、進歩した技術で沖合展開と拡張が進み、羽田が再び国際空港になった。
これが一連の経緯で、ここ数年、政府は羽田と成田を一体ととらえる「首都圏空港」という考えで臨んでいる。従来の仕切りはあいまいになっているのだ。
現状は平成26年度中に羽田と成田で75万回まで発着枠を増やす計画で、内訳は羽田45万回(うち国際線9万回)と成田30万回。これを2030年代までに5割増やし、滑走路を羽田と成田に各1本増設する−というのが先日明らかになった国土交通省の案だ。政府は「近くて便利な羽田」に国際線の舵をこれまで以上に切ろうとしている。
もちろん、すぐに成田の国際線がなくなるわけではないが、安閑としていられるわけでもない。そんな中で迎えた36歳だ。
1カ月ほど前、東京・日暮里から京成のスカイライナーに乗って空港第2ビル駅まで行く機会があった。広告に偽りはなく本当に36分だった。成田は思われているほど時間はかからないのだが。出来上がったイメージを覆すのは難しい。(千葉総局長 羽成哲郎)
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