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中国の中華網はこのほど、ドイツメディアのディー・ツァイトを引用し、「西側諸国がレアアース(希土類)の中国依存から脱却するのは難しい」と論じた。(イメージ写真提供:123RF)
中国レアアース、世界の工業国が「中国脱却」することが難しいワケ=独報道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140521-00000006-scn-bus_all
サーチナ 5月21日(水)6時35分配信
中国の中華網はこのほど、ドイツメディアのディー・ツァイトを引用し、「西側諸国がレアアース(希土類)の中国依存から脱却するのは難しい」と論じた。
中国は2011年、自国のレアアース需要が増大したなどとして、レアアースの輸出量を制限すると発表した。それまで中国産レアアースは世界の供給量の95%を占めており、この発表によって、レアアースの価格は一時高騰した。
ディー・ツァイトは、レアアース価格が一時高騰したことは「それだけ多くの国が中国に依存していたことを示すもの」と指摘。また世界の工業国が独自にレアアース採掘や調達先の開拓など、多元化に動いたものの、それらは未だに大きな進展や成功はしていないと伝えた。
そのうえで記事では、レアアースは中国だけでなく実は多くの国に存在する資源であり、何ら「レア」ではないことにも着目。多くの国は、レアアース採掘が労働集約型産業であるうえに、採掘においては放射性物質による環境破壊が起きること、また中国が90年代からレアアースの大量採掘と安価での輸出を行うようになったために、自国でのレアアース採掘を取りやめたことを紹介した。
中国がレアアースの輸出量を制限すると発表して以来、世界中で新しいレアアース鉱床が数百カ所も見つかっており、米国ではレアアース採掘が再開されているものの、「自ら採掘しようとする意欲は明らかに減退している」と指摘した。
ディー・ツァイトは、今でも世界で供給されるレアアースの約90%が中国産であることを指摘したうえで、欧州経済研究センターの予測として「特に重希土類元素においては、2020年まで中国が独占供給の地位を保ち続ける」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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