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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N5SFVD6KLVR401.html
5月19日(ブルームバーグ):
ソニーが物言う株主として知られるダニエル・ローブ氏から事業分離案を突き付けられてから1年。株式時価総額が約20億ドル(約2030億円)減少したソニーにとって、ローブ氏の案をそろそろ受け入れる潮時かもしれない。
ソニー はパソコン(PC)部門の売却といった再建策を試みた。しかし、苦戦するエレクトロニクス(エレキ)事業に集中できるよう、ローブ氏が昨年5月に初めて娯楽事業の分離を迫った時よりも、株価は12%安い水準にある。同社は今月14日、今期(2015年3月期)決算が事業構造改革に伴う費用などの影響で、7年間で6回目の赤字になるとの見通しを発表。これを受けて同社株は8.8%下落している。
ハドソン・スクエア・リサーチのアナリスト、ダニエル・アーンスト氏は電話インタビューで「昨年はいくらか希望があったが、今はその希望も失われつつあると受け止められる」とし、ソニーのエレキ事業が悪化するほど、ローブ氏の分離案を「検討するよう圧力が強まる」と予想した。
ソニーはエレキ部門の業績改善を図るため、解像度が高い4Kテレビや高性能スマートフォンに重点を置いているが、これらの製品は同社が必要とする救いにはならないとアーンスト氏はみる。映画「スパイダーマン」を手掛け、マイリー・サイラスなどの音楽アーティストも所属する娯楽部門を分離すれば、ソニーはエレキ事業再建に取り組みながら、一段と利益の多い黒字事業の価値を投資家に評価してもらえると、リバーフロント・インベストメント・グループは指摘する。
ジェフリーズのアナリスト、アツール・ゴーヤル氏によれば、ソニーの部門ごとの株価を試算して合計すれば2090円となり、先週の終値より27%高い水準になる。ビデル・フレイザー・インベストメント・カウンセリングの試算では最大53%高い評価になるという。
原題:Sony Taking Loeb Breakup Advice Better Late Than Never:Real M&A(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Brooke Sutherland bsutherland7@bloomberg.net;東京 黄恂恂 xhuang66@bloomberg.net;サンフランシスコ Cliff Edwards cedwards28@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Beth Williams bewilliams@bloomberg.net;Michael Tighe mtighe4@bloomberg.netWhitney Kisling
更新日時: 2014/05/19 07:00 JST
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