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国債問題(週刊ダイヤモンド)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4678719.html
2014年05月19日 NEVADAブログ
今週発売の週刊ダイヤモンドに記載されている野口氏の論説は、国債問題を詳細に報じていますので、ぜひお読みください。
この中で野口氏は、以下のように述べています。
『(国債が買われるという)不自然な状態は何らかのきっかけで崩れる』
今の日本の国債市場の状況をわかりやすく解説されていますが、日本国債が世界中でもっとも利回りが低いという点を説明しています。
このブログ等でも指摘していますが、異次元緩和でお金が市場に出ていったのではなく、異次元緩和で「利益」が
銀行等にばらまかれたという事を指摘しています。
即ち、異常な「ブタ積み」です。
通常、銀行は余ったお金を日銀に預かって貰いますが、そのお金には利息は付きません。
無利息なのです。
ところが、異次元緩和で日銀はそのお金に利息を付けると発表し、実際に実行されているのです。
銀行は日銀に国債を買って貰い、そのお金を日銀に預けるだけで、濡れ手のアワ状態で儲かるのです。
一方、銀行は一部の資金を投資運用会社に回し、株を買わせます。
株が上がり、マスコミは異次元緩和で株が上ったと報じ、乗り遅れていけないとして個人・企業は株を買います。
これが日銀による異次元緩和策の全貌です。
この野口論文では、以下のように解説されています。
『日銀当座預金と日銀券の合計は、2013年3月から2014年3月までの間に≪73.9兆円≫増えた。
(増加率は54.8%)
その大部分は日銀当座預金で、70.5兆円増えた(148.9%の増加)』
全体のお金は73.9兆円増加した中、ブタ積み分が70.5兆円も増えていると数字で指摘しているのです。
経済が活性化しているのであれば、日銀券は増えますが、増えた量は何と73.9兆円の内のわずか3.4兆円だけです。
これは株取引・不動産取引等に使われるために増えたと見れば、実際の経済には全くという程お金が回っていないと言えるのです。
異次元緩和が国民のためではなく、銀行等の金融村のために行われたというのがこの数字を見ればわかります。
もっと詳しく解説がされていますので、ぜひ駅やコンビン等でこの週刊ダイヤモンドをお読みください。
最後の締め括りは、恐ろしい指摘がされています。
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